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内モンゴル:裁判所が法輪功修煉者の弁護を妨害

(明慧日本)黒竜江省双城市の法輪功修煉者・張海明さん(21)は法輪功を学んでいるという理由で、1年の労働教養を強いられた。張さんの父・張立軍さんはフルンボイル市裁判所に息子の無実を訴えたが、裁判長に「法輪功修煉者のために弁護士を依頼してはならない」と返された。

 2009年12月14日、張さんはハルビンで警官に連行された後、ハイラル市留置場で監禁されていた。2010年2月8日にエヴェンキ公安局の迫害により、1年の労働教養を下された。これを受けて、張さんの父は弁護士に無罪の弁護を依頼し、裁判所で起訴の手続を終えた。2010年3月9日に案件の受理が確かにされていたが、2ヵ月後、開廷の知らせもなく張さんの父の電話に、立件した書類を張さんに渡したという連絡が届いた。

 それに対して、張さんの父は裁判所に事情説明を求めたが、裁判長・哈は「法輪功に関する案件を受けることはできない。法輪功修煉者のために弁護士が弁護することは許されない。これは上からの命令だ」と返した。

 それ以降、2カ月間、張さんの父と弁護士は引き続き、裁判所に起訴について事実を述べ、案件の受理を求めた。最後に、裁判所はエヴェンキ公安局が張さんを強制連行したことは有罪だと判定した。しかし、同局の局長・王軍、国家安全保衛(国保)大隊・王海軍ら5人はこの判定結果を知ったと同時に、張さんの実家に駆けつけ、張さんの父を強制連行しようとした。張さんの父は途中で抜け出すことができたが、息子を救出するため、放浪生活を余儀なくされた。

 それまでの5カ月間、同局はずっと張さんをエヴェンキ留置場に入れたが、張さんの実家で騒ぎ立て、裁判所に息子の無実を訴えようとした張さんの父を妨害した後、張さんをハイラル労働教養所に移送した。

 張さんの家族は、張さんが迫害されていることにショックを受け、皆の生活が苦しくなり、告訴する道もなく、涙に暮れるしかない状況で苦境に陥っている。

 2010年8月4日

(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2010/7/16/227075.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/7/27/118881.html

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