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世の中で最も素晴らしい家政婦(三)

(明慧日本)私が住む農村には大法弟子が少なく、老年同修には交通手段がないため、近隣の村に真相資料が行き届きませんでした。私は昼間に家政婦の仕事を済ませ、夜に数百部の真相資料を背負って配りに行きました。背の低い私は暗い道を数十キロメートル歩いても、疲れを感じず、一晩寝なくても眠たく感じないのです。脚の水ぶくれが破れ、一歩進むだけでも激痛が走っていました。しかし、この地区の衆生が資料によって救われると考え、師父が身近におられることを考えただけで、辛い、苦しいと感じなくなり、楽しくなるのです。

 毎回帰郷するときは、電車の中で真相資料を配りながら、真相を伝えていました。駅から我が家までは15キロメートルの道のりがあり、私は歩きながら、家を一軒一軒ノックして真相資料を手渡し、資料がなくなるまで配っていました。あるとき、私は数キロメートル先まで配り、バイクに乗っていた人が追いかけてきました。その人は私が『共産党についての九つの論評』という本を配ったといい、警察に通報するというのです。その人は携帯電話を取り出し、警察に電話をかけ始め、私はその電話が警察とつながらないように師父に加持をお願いしました。すると、その人は何回電話をかけなおしても警察とつながらなかったのです。私は「本に書いてある内容はすべて真実であり、信じるかどうかはあなたの自由ですが、信じなくても、私を害するようなことはしないでください。それはあなた自身を害したことなり、あなたの家族まで害することになります」と忠告しました。

 彼はどうしても私をどこかへ連れて行こうとし、私は断り続けました。彼は、あなたを陥れはしません、と約束してくれました。彼は私をバイクに乗せ、ある村の共産党書記の家に連れて行き、『共産党に対する九つの論評(九評)』を、その書記に渡しました。その書記は彼に、彼女はとても親切な人のようだ、だからこのような本をあなたに渡したのですね、と言いました。私はその場にいた書記をはじめ、皆に法輪功の真相を伝え、お守りを渡しました。そして、彼は私を元の場所に送り返して、別れる際、『九評』を数冊もらい、安全に注意するよう、何か煩わしいことがあれば彼に言うように、と言ってくれました。彼は、この村の共産党書記だそうです。 

 四、法を暗記し、最後の修煉の道を確実に歩む

 私は真相を伝える中で、危険に晒されたことはなかったのです。そのため、歓喜心や顕示心が現れ、子供に対する情が強くなり、闘争心も強くなっていました。しっかりと学法していないため、邪悪は私を妨害し始めたのです。ある日、真相資料を配っていたときに拘束され、1年の労働教養を受けました。

 私は労働教養所の中で、『転法輪』を暗記した同修と一緒になりました。彼女は毎日『転法輪』二講を暗唱したことで生死の関門を乗り超えることができ、強制労働に参加せず、警官は彼女に指一本も触れなかったのです。私はそれまで、経文を一篇さえも暗記していませんでした。同修に聞きながら『洪吟』をやっと思い出せる程度でした。このことは、私がしっかりと法を学んでいないことを分からせてくれました。これも邪悪が私を迫害する口実になったに違いないと思いました。私は邪悪の「転向」要求に応じませんでした。家に戻ったとき、私は『転法輪』を必ず暗記すると決心しました。 

 そして、私は邪悪のアジトから脱出することができました。その日から私は『転法輪』の暗記を始めました。私はすでに『転法輪』を一回暗記していましたが、今は二回目の暗記をしているところです。法の暗記を通して、私の主意識がはっきりとして、法に適していないことがあれば、すぐ見抜くことができるようになり、発正念をして取り除くのです。妨害があれば内に向かって探すことこそ修煉であり、私には多くの執着心があると見つけることができました。

 私は以前と同じように、真相資料をできるだけ多く配るようにしていました。しかし、労働教養所で受けた迫害によって、人と面と向かって資料を渡して「三退」を勧めることができず恐れていました。この恐怖心は以前の私にはなかった執着心で、旧勢力の按配だと分かり、私は旧勢力の按配を否定し、絶対にその道を歩まず、師父が按配してくださった道を歩むとの一念を発しました。 

 私は何時ものように数百部の真相資料を背負い、電車に乗り数十キロメートル先で降り、一軒一軒家を回り、真相資料を手渡して「三退」を勧めていました。この日は8人が「三退」しました。同修はどのように「三退」を勧めたのですか、と聞きました。私は、「資料を持って来ました。この資料を読めば、あなたの家族にとっていいことがありますよ。天は中共を滅ぼす、と予言でも言っています。中共(中国共産党)組織から脱退してこそ、自分の生命を守ることができるのです」と話したと言いました。

 五、私も家庭資料拠点を作る

 今まで真相資料を供給してくれた、資料点の同修が強制連行されました。ある同修は資料を作る設備を持ってきてくれて、自分で明慧ネットから真相資料をダウンロードするようにと言いました。私はパソコンを触ったことがなく、ピンインのローマ字を読めませんでした。同修は私の状況を知り、丁寧にピンインを教えてくれ、私は努力して覚えました。私は心をこめて学び、理解できないことを聞き返し、マウスの一つの動きさえも記録していました。同修は私が書いた記録をみて、幼稚すぎると笑い、しかし真面目に学習する態度には感動させられると言いました。

 ある日私は、記録した通りにパソコンを操作していましたが、パソコンは動かず、やり直しても動いてくれませんでした。私はやむを得ず同修を呼びましたが、同修は都合が付かず、翌日に来てくれると言いました。そこで私は、同修を遠路から来させなければならず、同修の負担を軽減しなければならないと考えました。すると、パソコンが作動したのです。以後、自分の模索によって問題を解決することにし、多く発正念して心を修め、よく法を学んでいれば、問題の発生が少なくなるのです。今は自分で真相資料をダウンロードして小冊子を作れるようになり、自分が作成した資料を配り、そして同修にも供給しています。同修は、私のパソコン技能は最も低かったのですが、しかし覚えが速く、故障も少ないと言ってくれました。

 私は今まで文章を書いたことがありませんでした。同修が修煉体験を書いたらどうかと提案し、私は頑張って書きました。しかし、同修が文章を読んだ後、やはり私が口述して、同修が文章にまとめてくれることになりました。私は、これで初めて師父に自分の修煉状態を報告することになります。ここまで自分の修煉体験を振り返ったとき、泣きたい気持ちでいっぱいでした。師父に感謝いたします! 同修にも感謝します!

 (完)

 2010年9月1日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/7/31/227734.html

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