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少女の願いー「パパに会いたい」(三)(写真)


文/今銘

(明慧日本)
 
  劉さんは人々に正義を呼びかけ、警官の暴行を暴露
 
 劉さんは8カ月間にわたって拷問され、侮辱され、何度も死にそうになりました。しかし、何度も息を吹き返した劉さんに、警官や受刑者は驚いていたようです。劉さんは意識が戻った時、「法輪功は間違っていません。法輪功は無実の罪を着せられたのです。あなたたちは法に背き、規律を乱しています。私はあなた達の犯罪行為を告発します」と、周囲の人に言っていました。
 
 劉さんは、法輪功修煉者に対する警官の犯罪行為を告訴しようと、関係部門に5回にわたって手紙を送りました。警官らは、劉さんが刑務所の残虐行為を暴露し続けるため、恐れ始めました。そして、劉さんを脅したり、罵ったり、劉さんの手紙を差し止めたりしました。 
 
歩行困難となった劉永旺さん(抱えられている人、2008年)
歩行困難となった劉永旺さん

 劉さんは、刑務所で懸命に主張し続けており、また国内外の正義ある人たちの支持を得て、刑務所側はようやく劉さんと家族の面会を許可しました。2008年の冬、欣欣ちゃんはやっと父親に会うことができました。刑務所へ来る前に、欣欣ちゃんは大人たちから父親や母親、その他の修煉者たちの修煉についての話を聞いていました。
 
 欣欣ちゃんは父と会って、自分の父親が友達の父親よりも老けて見えるし、体も弱々しいように見えました。父に涙を見せたくありませんでしたが、泣き出してしまいました。しかし、欣欣ちゃんは心の中で、父は尊敬できる強い人だと誇りを持っています。家に帰って、母が「パパは好き?」と聞くと、欣欣ちゃんは「パパは頭がよくて強くて、話もおもしろいから、大好き!」と答えました。欣欣ちゃんは父親を英雄のような存在だと思っています。
 
 面会の後、欣欣ちゃんは父親に手紙を書きました。手紙は「偉大なパパへ」と書き出し、最後に「私の願いごとはただ一つ、パパに会いたいです」と締めくくりました。
 
 (完) 
 
2010年12月11日

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