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四川省:各地の洗脳班による法輪功修煉者への迫害

(明慧日本)四川省各地の「法制教育センター」は、610弁公室が設置している洗脳班である。洗脳班内部筋からの情報によると、すべての指示は、中共(中国共産党)の最高層から伝達されているという。迫害の真相を伝えることに努力している全ての法輪功修煉者を3年間で転向させようとしている。転向しない者には判決処分を下す。1人につき転向費用として、現地の財政から3万8千元〜4万8千元が支給される。
 
 洗脳班は、各地区・都市の政法委員会(情報、治安、司法、検察、公安などの部門を主管する機構)の人員から構成されている。専任の主任、副主任がいて、他のところから派遣されてきた者、招聘された者もいる。1人の法輪功修煉者に2人を付かせる。法輪功修煉者の勤務先から1日30元が支給され、生活費は洗脳班から出される。この付添い人はみな短期の秘密訓練を受け、秘密の協定書に署名しなければならない。大多数の付添い人は臨時に雇われていて、家庭の経済状況は良くない。洗脳班は十分な金と食事を提供してくれるが、一部の付添い人は、確かに法輪功修煉者を迫害することは人道的ではないと感じている。しかし勇気がなく、長期にわたって悪事の手伝いをしたくないため、付き添い人は普通半月ごとにやめていく。時には10日間で交替する者もいる。
 
 例えば、資陽市の二蛾湖洗脳班のある付添い人は、これ以上悪事に加担したくないため、自分でお金を出して代わりの人を探した。代わりの人は、洗脳班を実際に見て、環境が極めて悪い刑務所のようだったので、すぐに脱出した。表門の守衛でさえ止められなかった。一部の付添い人は、中共の虚言に騙され、中共の用心棒になって法輪功修煉者を迫害している。
 
 洗脳班の迫害方法は、最初はとても偽善的で、時間が経つにつれて、洗脳班の人員は悪魔のような態度に急変する。スタンガンで電気ショックを加える、強烈な電気の光を照らして眠らせない、悪質な灌食を強制する、恐喝、面会を許さない、弁護士の介入を許さないなど。
 
 毎日、法輪功修煉者に各種のデタラメの資料を見ることを強制する。四川省中共の女性事務総長、四川省養馬河女子刑務所の610弁公室主任らは、各洗脳班の転向状況を調査し、自ら迫害の「経験」を伝授した。法輪功修煉者にいわゆる(保証書、摘発書、反省書、告発書)など三書を書くように強制し、さらに多くの法輪功修煉者を連行した。2010年だけで、40人の修煉者が洗脳班に連行された。現在、5人の法輪功修煉者が依然として釈放されていないままである。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 
 
2011年01月25日

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