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吉林省:法輪功修煉者が転向強要、迫害される

(明慧日本)吉林市の法輪功修煉者・呂淑珍さん(60歳女性)は、中国共産党当局の法輪功への弾圧政策のもとで12年来、一連の理不尽な迫害によってさまざまな人権侵害を受けて来た。例えば、同市豊満区610弁公室や江南派出所による数回もの強制連行及び家宅捜索、同市留置所による4回の不当拘禁、長春黒嘴子労働教養所で2年の労働教養処分、洗脳班での拘禁、生活妨害、脅迫などが枚挙にいとまがない。
 
 2000年、呂さんは同じく修煉者と面会したという理由で、江南派出所で身柄を拘束され、正当な理由もなく尋問を強いられた。そして豊満支局で偽の証拠を作るための撮影や捺印を強いられた後、裁判手続きもなくそのまま吉林市留置場へ移送され、15日にわたって不当拘禁を受けた。以上の迫害は同年の間、同じ手口で2度も繰り返し行われた。
 
 2003年3月9日、江南派出所の指導員・孫ら5人は電気代の請求を口実に、呂さんの家へ侵入し、パソコンやプリンターなどの電化製品、及びそのたの所持品を没収した。その被害額は20,000元以上に上った。そして2年の労働教養処分を受け、長春黒嘴子労働教養所へ移送された。それ以来、16時間にわたって辛い労働を強いられる日々となっていた。そのうえ、悪質な洗脳によって思想改造文章を書かされ、思想改造感想を言わされた。また、迫害の一環として食べることもトイレへ行くこともすべて禁止されたりされた。
 
 2010年7月、610弁公室は江南派出所の朱所長、街道弁事所(中国の行政の末端機関)らを率いて、呂さんを洗脳班まで連行した。そこで、呂さんに対してビデオ録画による思想改造や三書の作成をするよう強制した。
 
 かつて呂さんの家族は呂さんのため、610弁公室へ行き、釈放を求めたが、かえって当局に身柄を拘束された。さらに、当局は呂さんの家と呂さんの夫の勤め先に押し入り、大量な個人資産を押収した。 
 
2011年07月12日

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