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河北省:保定市「610弁公室」が多数の法輪功修煉者を強制連行

(明慧日本)河北省保定市「610弁公室」のリーダー・王荷麗は、市公安局・国保(国家安全保衛)大隊、満城県公安局・国保大隊、郷の派出所、村委員会に指示し、同時刻に一斉に満城県の法輪功修煉者に対して嫌がらせ・強制連行などを計画的に行った。そして、連行した数人に労働教養を科したという。

 警官らは馬賊のように法輪功修煉者の家に行き、ドアを足で蹴ったり、鍵をこじ開けたりして乱入した。家宅捜索を行い、パソコンやプリンタ、プリンタ用紙などの私物用品を没収した。現在、確認できたところ、連行されたのは10人で、1人は嫌がらせを受けた。

 8月16日午後、満城県紫口村に在住の孫玉環さんの家に知らない人が突然やってきた。法輪功の本当の事実を聞きたいと言い出して、孫さんは親切に教えた。しかし、その人は少しだけ聞いて、すぐに慌てて去っていった。しばらくたって、その人は多くの私服警官とともに孫さんの家に侵入し、文書にサインを強要してきた。孫さんが従わなかったため、警官らは、法輪功の関連書籍やパソコンなどを没収し、孫さんを連行して満城県留置場に拘留し、18日に石家庄女子労働教養所に移送した。

 8月16日の昼、満城県東馬小学校の教師・呉艶英さんの自宅に警官が突然侵入し、何の令状も提示せず、いきなり野蛮な家宅捜索を行い、呉さんを連行した。呉さんは18日に石家庄女子労働教養所に送られた。

 満城県白竜郷に在住の趙志雲さんは8月16日午後、自宅で孫の世話をしていたとき、突然、数人の私服警官が押し入り、「聞きたいことがある」と言って派出所に来るよう要求された。趙さんは「聞くことがあればここで聞いてください」と言ったが、警官らはすぐに趙さんを強制連行しようとした。趙さんは警官の乱暴な行為にショックのあまり意識不明になってしまった。警官らは意識不明になった趙さんのことを全然気にかけず、何の令状もないまま家宅捜索を始め、趙さんの息子の学習用パソコンを没収しようとした。警官らの行為に趙さんの家族は厳しく大声で責めた。家族は電話で救急車を呼び、趙さんを病院に搬送した。警官らは病院まで追いかけ、3人の警官が病院で趙さんを監視しているという。

 満城県東村に在住の馬麗娟さんは長年、レストランでアルバイトをしていた。8月16日午後、 仕事を終え、帰宅したばかりのときにドアを叩かれ、城関派出所の警官・曹潮偉が数人の私服警官を率いて侵入してきた。彼らは令状も提示せず、すぐに家財を没収し始めた。そして馬さんを連行し、満城県留置場に拘禁した。18日、馬さんの家族に通知しないまま、馬さんを石家庄女子労働教養所に移送したが、心身ともに迫害を受けた馬さんは、血圧が240まで上がり、労働教養所は馬さんを受け入れ拒否とした。その後、馬さんは家へ帰された。

 満城県南魏庄村に在住の苑喜満さんは、身体に障害をもっている。苑さんはかつて2008年、法輪功が迫害されている内容の真相資料を配ったため、白竜郷派出所に連行され、「610弁公室」のリーダー・張雪氷に保定労働教養所に送られたが、身体の障害で労働ができないため、労働教養所側は受け入れなかった。苑さんは帰宅してから半身不随になり、妻が介護していた。やっと最近、体が回復してきたという。しかし、警官が突然、家に侵入し、家宅捜索を行った。苑さんの体の状態を見て、連行はしなかったが、その代わりに苑さんの妻を連行しようとした。苑さんの妻はすぐに外へ出ていったため連行は免れたが、放浪生活を余儀なくされた。現在、身体に障害がある苑さんを介護する人はいない。

 2010年8月13日、厳新普さんは警官に連行されて保定小白楼の洗脳班に入れられた。退職した範振奇さんは、自宅で警官に軟禁され監視されているという。
 
2010年09月26日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/9/16/229713.html

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