日本明慧
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古い観念を根こそぎ取り除こう(一) 文/浄蓮
色欲の心、苦を恐れる心、自我を実証したい心は、ずっと私の修煉と衆生を済度する過程で妨害の作用を果たしています。師父の慈悲なる済度がなければ、私はもう少しで旧勢力に落とされるところでした。私はかつて、もはや師父に済度される資格はないと、絶望に陥ったことがありましたが、師父の慈悲なる啓示により、ついにこれらの自分の観念を突破しました。
一、色欲の観念をなくす
色欲は私心の一つであり、三界内の低次元の要素であり、修煉者にとって取り除かなければならないものだと、私は法理の上で、今までこのように認識していました。しかし、自分の中になんとなく存在している感覚、観念が、ずっと私の中に存在していました。それは名利とは関係なく、純粋な相手のために奉仕する愛情は良いものだという観念です。
心からこれが汚いものだと認識できず、観念を変えなければ、根本的にそれを取り除くことは不可能です。そのため私はずっと、この観念に動かされて常人のドラマなどを見たりして、やめようとは思うものの、しばらくしてから、また見てしまいました。
ある日、ドラマを見ようという観念が浮かんできました。自分の中に「見てみよう、素晴らしいだろう」という念が反映されました。私は「見てはいけない。この情をなくさなければならない。慈悲を修めてから、初めて多くの人を救うことができるのだ」と心の中で言いました。しかし、観念がずっと、素晴らしいと感じる心を拡大しました。私はそれを排除しようとすると、苦痛を感じました。私は師父にご加持をお願いしました。
私は、自分の観念がなぜここまで強くなったのかを考えました。自分は、家庭の中に愛がなく、友達がほとんどいない環境の中で育ちました。そのため私は若い時、ドラマを見ることが自分の全てであり、男女の純愛にいくらかの温かさを感じ、徐々に執着心を形成しました。
このように認識してから、私は「これは旧勢力の按排であり、本来の自分ではない」と自分に言い聞かせました。素晴らしいと感じる心とは一体何なのでしょうか? どうしてそのように感じるのでしょうか。
私は常人の病状「痛感喪失」のことを思い出しました。この症状の病人は、いかなる苦痛の感覚もなく、人が辛いことでも、ちょっと熱いくらいにしか感じません。本人の痛覚神経がおそらく閉鎖されているからです。
師父は『転法輪』中で「真瘋」について説かれました。私は今の私が感じている「感受、味覚、感覚」などは根本的に自分ではなく、これは情の魔に騙されたのだと悟りました。この情は人に特定の感受を感じさせますが、実際には魔がコントロールしています。この中で私ははっきりと認識できず、操り人形のように操縦されていました。
私は突然、この情のことが分かるようになりました。私は三界に来る前にはもともと情をもっていませんし、大法弟子として、修煉してできた一面は新宇宙の神ですが、情の要素はありません。師が法を正すことを手伝う中で、なおさらこの要素に妨害されるわけにはなりません。
私はこの情の魔に対して話しかけました「あなたが私をコントロールしたのですか? 私に感受を与えたいのですか? 私にこれらを素晴らしく感じさせたいですか? このすべてはいりません」 するとただちに、観念がなくなり、以前、私が素晴らしいと感じていた感覚もなくなりました。
それから私は、法を正す情勢の中で、この情は邪悪な存在だと悟りました。「人類社会のすべてのことが情から出ています」(『転法輪』)
私は三界に入ってきてこの情に束縛され、夢の中の自分と同じく、自分自身をコントロールすらできなくなり、本当にかわいそうです。
旧勢力はどのように人間をコントロールするのでしょうか? つまり情を利用しているのです。すべての人心、欲望はこの情から出たのです。旧勢力が学習者の誰かを駄目にしようと思った時、まさにこれを利用しているではありませんか。おそらく歴史上、旧勢力は徐々にこの人の執着心を拡大して、ちょうど今の時期になったら大法弟子を迫害し、衆生を滅ぼす目的を達成しようとしているのでしょう。
この情は、どれほどの衆生を滅ぼしたのでしょうか。どれほど邪悪なものでしょうか。私たちは、この情にどれほど妨害され、執着心と欲望などの「感覚」に動かされたのでしょうか?
(続く) |
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