日本明慧
■印刷版   

電話で真相を伝える中で向上する(三)

 電話をかける時、心性における試練も多くあります。ある日、電話をかけた相手は脱党の話を聞いたとたん非常に怒って、下品な言葉で罵りました。しかし、私はその言葉に動ぜず、穏やかな心理状態で真相を伝える傍ら、発正念をしました。相手は、あまり話もしないうちに切ってしまいました。再度かけ直すと、すぐに切られました。しかし、私はあきらめずに「あなたを本当に救いたいのです」と、正念を発しました。私はまた電話をかけて、厳粛な気持ちで彼に、「このすべては本当にあなたのためです。こんなに遠い所から電話がつながったのも縁です。私はただあなたが中共(中国共産党)に追随してひどい目に遭わないことを願っているだけです。ですから、あなたは怒って罵らないでください。これらの話は私にとっては何の損失もありません。しかし、あなたにとって良くありません。昔の老人たちは、口業も返さなければならないと言っています。ですから、罵るとあなたの人格を下げることになります。他人を尊敬することは自分を尊敬することです」と、言いました。
 
 この話をすると相手は静かになりました。私は続けて彼に脱党の意義と大法の真相を話し、危険な時には心を込めて「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と唱えれば、危険から逃れる事ができると話すと、彼は「法輪大法は素晴らしい」と唱え、その後、喜んで脱党しました。彼のそばにいた10人の人たちも「脱退したい」と言いました。私は、衆生がみんな救われることを待っているのだと分かりました。
 
 電話チームの勉強会に参加し、私は、電話で真相を伝えることにも大きな突破があることに気が付きました。今年7月、日本語能力試験を多くの中国人が受験しました。私は試験会場の外で、真相資料を配り、中国人を見かけると真相を伝えました。私は以前のように自分の観念で、伝えにくいなどと思わず、遠回しに真相を伝えるのではなく、電話をかける時と同じように、簡単な挨拶をしてから直接本題に入りました。相手の問題点からその誤った観念を取り除き、真相を理解してもらいました。2、3分で1人が脱退をして、1時間あまりで23人が脱退しました
 
 チームが発展するにつれ、多くの同修が参加するようになり、私は非常に忙しくなりました。ある時期、チームで一緒に真相電話をかける時間もなく、仕事の効率も悪くなりました。また、睡魔の妨害で学法も身に入らず、発正念の時も眠くなりました。自分の状態が悪くなったことで気落ちし、心身共に非常に疲れていました。
 
 師父は『大法弟子は必ず法を勉強しなければならない』の中で次のようにおっしゃいました。「大法弟子にとって、皆さんの修煉は最も重要です。なぜなら、あなたがしっかり修めていなければ、行なおうとすることを完成することができず、人を救う力もそれほど大きくないからです。修煉の出来がさらに劣っていると、問題を見る時、考える時に常人の頭で、常人の考え方を用いてしまい、それならさらに悪くなります」
 
 この段落の法を学んでから悟りました。修煉とは、もし川の流れに逆らって舟をこぐならば、前進しなければ押し流されます。ですから、私は必ず自分に厳しく要求し、自分をよく修めなければなりません。さもなければ、その結末は想像するに忍びありません。私は内に向かって探してみると、修煉と人を救うことのバランスをよく取っていませんでした。同修は「大法の仕事で修煉の状態が悪くなったのではなく、法の私に対する要求が高まったのであり、それにしたがって私も向上していくべきであり、これは良いことだ」と言って、私を励ましてくれました。
 
 (続く)
 
 
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/9/1/246109.html) (English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/9/4/127847.html)
関連文章