中国における法輪功の伝授過程(写真)
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法輪功の伝授過程(1951年~1994年)

 法輪大法は、法輪修煉大法、法輪功とも呼ばれます。1992年5月に李洪志先生によって伝え出されました。宇宙の特性である「真善忍」を教えとする、性命双修の佛家修煉法門です。すでに1億人以上が学んでおり、人々を高い次元まで導くとともに、社会の安定、健康な身体、高い道徳レベルをもたらし、その効果は語り尽くせません。

 2005年3月までに、法輪大法の基本著書である『転法輪』は25の言語に翻訳され、世界各地で出版され、入門書の『法輪功』は30の言語に翻訳され出版されました。現在までに、世界60以上の国と地域に法輪功を学ぶ人(修煉者)がいます。

 2004年2月中旬、世界各国の政府、議員、団体などから、法輪大法および創始者の李洪志先生に対し、1223個の褒賞・感謝状が贈られました。

 また、李洪志先生は2000年から4年連続で、ノーベル平和賞にノミネートされました。

 以下は、中国における法輪功の伝授過程をまとめたものです(1951年5月13日~1994年12月31日)。

一、法輪大法を伝える前の準備段階(1951年5月13日~1992年5月)

◎ 1951年5月13日(旧暦辛卯年4月8日)、李洪志先生は中国吉林省公主嶺市のある一般知識人の家に生まれました。

◎ 李洪志先生は4歳の時に、「佛家独伝大法」10代目の継承者・全覚法師に付いて「真・善・忍」を修煉し始めました。

◎ 8歳の時、全覚法師は李洪志先生の目じりに「真・善・忍」の三文字を押し入れました。他の人には見えないものの、李洪志先生には常に見えました。全覚法師は李洪志先生にこの3文字の意味をこう教えました。
 「真」とは真実のことを言う、騙さない、嘘をつかない、間違ったことをしたら隠さない、将来は返本帰真の次元に到達する。
 「善」とは慈悲の心を持つ、人をいじめない、弱者に同情して貧乏人を助ける、人を助けることを喜んで多く行なう。
 「忍」とは困難に遭った時、屈辱を受けた時に耐えきって、愚痴をこぼさない、恨みを持たない、やり返さない、苦の中の苦に耐えて一般の人が我慢できないことを我慢する。

◎ 李洪志先生が12歳の時、「また他の師がやって来る」と言い残して、全覚法師は李洪志先生に別れを告げました。二人目の師は、李洪志先生に道家の拳術、武器を教え、李洪志先生は内功と武術を兼ねて修煉しました。数年経って、二人目の師は、「私は八極真人といい、全国各地を行脚している。しっかり煉功を続けるように」と言い残して去りました。

◎ 1972年、李洪志先生は就職しました。この時、「真道子」の法号を持つ三人目の師が長白山からやって来て、李洪志先生に内功を教えました。「真道子」は前の二人の師と違って、常人の身分で李洪志と接しましたが、住むところについて何も言いませんでした。

◎ 1974年、「真道子」は去りました。それから佛家の師が来て、佛家の功理と功法を李洪志先生に伝授しました。この時、李洪志先生の功はすでにとても高いレベルに達していました。

◎ 1982年、李洪志先生は長春市に転勤しました。それからの十数年、李洪志先生の功は新たな次元に達するたびに新しい師が来て、佛家の師も道家の師もいて、もっと高い功を李洪志先生に教えました。一つの次元に達するたびに、大きな魔難、常人が想像できない魔難を李洪志先生は経験しなければなりませんでした。
 数十年の努力を重ねて、李洪志先生は高い功を修煉し得たと同時に、宇宙の真理も見えました。はるか昔から宇宙に存在していた素晴らしい世界、人類の起源、人類の発展と未来まで見えました。

◎ 李洪志先生は煉功のあいまに、師父たちがどうして自分に功を教えるのか、自分は何のためにこの世に来たのかをよく考えました。功が伸びるに伴って、李洪志先生は人類、人生に対してますます認識を深めました。

◎人類はもともと素晴らしいものですが、現実に迷ったため心が浸食され、体が壊されました。現在、経済レベルが日ごとに上がっていますが、精神面の向上はできていません。ここまで思いついた李洪志先生はとても心を痛めました。大衆が健康な体と美しい心を持ってこそ、はじめて美しい社会、美しい人生を作れるのだと、李洪志先生は自分の責任に目覚めました。
 大衆に健康と美しい心を持たせるために自分の力を尽くしたいと思い、李洪志先生は、自分が長年にわたって独修してきた大法を、普く一般人が修煉できる功法に編集する決心をしました(李洪志先生が過去修煉した「法輪修佛大法」はとても次元の高い功法なので、広い範囲で普及させるには適しない)。

◎ 1984年、李洪志先生は国内と海外の気功の宗派を考察して、いくつかの気功講習会に参加しました。
 新しい修煉方法を一般人の中で広げるには、一般人の生活規則に適応させなければなりません。一般人はみな仕事を持って、毎日煉功できる時間が限られています。伝統の修煉方法はあまりにも時間がかかって功の伸びも遅いのです。新しい修煉方法はその短所を除去して優れた部分を残すべきです。このため、李洪志先生は自らの独修大法を現代人がやりやすいよう、「法輪功」と名づけて書き直し始めました。

◎ 李洪志先生は1984年から、全身全霊で「法輪功」の書き直しに挑みました。佛家の法輪、道家の陰陽、十方世界のすべてを法輪功の中に入れました。この時、佛家、道家、大道と他の法門の師たちが全員帰って来て手助けしました。法輪功の動作はすべて師たちの指導のもとで、繰り返し推敲して決められたものです。ですから、法輪功は佛家のものだけを反映したわけでなく、宇宙の各種の不思議な力、つまり宇宙全体の精華を集大成したものなのです。

◎ 法輪功の原形は1989年にできましたが、慎重を期するために、李洪志先生はすぐそれを世に広げずに、まず弟子数人に修煉させました。2年間の煉功を通じて、弟子たちはみな高い次元に到達しました。他の功法では、「三花聚頂」に達するには十数年ないし数十年かかりますが、法輪功の弟子に2年でこの次元に到達した人がいます。これは、法輪功の修煉で功の伸びる速度が実に速いことを証明しました。

二、功法を伝える段階(1992年5月13日~1994年12月31日)

1、概要

1992年5月13日、中国吉林省長春市で、李洪志先生は初めて法輪功を世に紹介しました。その年に、「中国気功科学研究会」の上層部は考察の上、法輪功の功理、功法と効果を高く評価しました。また、法輪功を「中国気功科学研究会」の直属功派として認め、その普及と伝授に多くの支持を与えました。

1992年5月13日~1994年12月21日、李洪志先生は各地政府の管理に置かれた「気功科学研究会」の要請に応じて、中国各地を回って計56回の講習会を行い、のべ数万人に法輪功を伝授しました。一回の講習会は10日間にわたり、各地の学習者から熱烈な歓迎と支持を受けました。

法輪功の病気治療の効果を、誰もが自分の目で確認しました。李洪志先生は各地を駆け回って、誠実に自分の使命を履行しました。法輪功の起点はとても高く、学習者にこの上ない宝物を無私に与えてくれることが、他のいかなる功法にもできないことだと法輪功を学んだ人は皆感じました。

法輪功講習会の受講料はとても安かったのです。衆生を普く救うには、学習者の負担を増やすわけにはいかないと李洪志先生は思い、どこで講習会を開いても最も安い受講料を設定しました。

法輪功は無私無我なもので、与えることと奉献を重んじます。講習会で、李洪志先生は学習者の体を修煉に適する状態に調整し、そして皆の下腹部に法輪を植え付けます。この法輪は煉功を補助するもので、24時間絶えず回転し、「法が人を煉る」ことになります。つまり学習者が煉功していない間も、功が学習者を煉っています。

法輪功の修煉は安全で、一般の気功が持っている「間違った方向へずれやすい」要素を含んでいません。たとえば功の中に意念を持ち込むことなどをしません。それ以外に、すべての学習者に師父の法身がついて、学習者の家庭ないし煉功場をきれいにし、「安全の覆い」をかぶせて、真に修煉する弟子を邪霊の騒乱から守ります。

李洪志先生の講習会の特徴:一期は7~10日間で、一回の授業で約1時間半の説法を行い、その後、30分で功の動作を説明します。最終日は学習者の質問に解答します。受講料は安く、すべての講習会の主催者は現地政府の管理に置かれた「気功科学研究会」です。

2、功法を伝える段階、政府の表彰と奨励

◎ 1992年9月、法輪功は「中国気功科学研究会」に直属の功派として認められ、功を全国範囲で広げる許可を得ました。

◎ 1992年12月12日~21日、李洪志先生は弟子を率いて、北京都心部の国際貿易センターで開催された「北京市1992年東方健康博覧会」に参加しました。法輪功の不思議な病気治療効果が多くの注目を集め、李洪志先生は博覧会で、最も多くの奨励を得た気功師に選ばれました。

◎ 1993年7月30日、「中国気功科学研究会」の審査に合格し、「中国法輪功研究会」が創立されました。

◎ 1993年8月31日、中国公安部所属の「中華義勇基金会」は「中国気功科学研究会」に感謝状を送り、李洪志先生が「全国第三回義勇市民表彰式典」で無料の治療を提供したことに感謝を表しました。

◎ 1993年9月21日、中国公安部の機関紙『人民公安新聞』に掲載された記事『法輪功は義勇市民に無料治療を提供』で、「義勇市民らが治療を受けて、体調が非常に良くなった」と掲載されました。

◎ 1993年12月11日~20日、李洪志先生は弟子たちを率いて、北京市三元橋の国際展示センターで開催された「北京市1993年東方健康博覧会」に参加し、李洪志先生はそれぞれ12月15、17、20日に報告を行いました。李洪志先生は博覧会のグランプリである「学際科学進歩賞」、「特別金賞」、「人気気功師」の称号を授与されました。

◎ 1993年12月27日、李洪志先生は中国公安部所属の「中華義勇基金会」に栄誉証書を授与されました。

◎ 1994年5月14、15日、「中華義勇基金会」の要請を受けて、李洪志先生は北京市公安大学の講堂で2回報告会を行いました。

◎1994年8月3日、米国テキサス州ヒューストン市が李洪志先生に「ヒューストン市の栄誉市民」と「親善大使」の称号を与えられました。

*編集者注:1995年以降の法輪功の伝授過程はただ今作成中です。近日中に掲載する予定ですのでもうしばらくお待ち下さい。

 

 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/8/25/82537.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2004/10/8/53286.html)     更新日付:2011年10月29日
 
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