真善忍によって身を処すれば、災いは転じて福となす(一)
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文/中国・陝西省の大法弟子 福蓮

 【明慧日本2014年6月27日】(次の文へ

 私は1999年に大法修煉を始めて、迫害が始まった後、一時修煉を止めましたが、しかし大法の素晴しさを忘れたことはありませんでした。2005年、生命が危篤の時、同修と偶然に出会って、私は再び大法修煉の道を見つけ、今度こそ本当に修煉を始めました! 大法の力により、私は知らないうちに死神の手から一命を取り留めました。今、ここ10数年来の修煉で経験した「災いが福に転じた」事例を書き出して、師父にご報告し、同修の皆さんと交流したいと思います。

 5年も滞納されたお金が払われた

 私と夫は1991年に相前後してリストラされて、自営業を始めました。20数年来、私たちは小さな露店から始め、「夫婦経営の個人商店」の段階を経て、最後に小規模の貿易会社にまで成長して、波瀾万丈な道を歩んできました。共産党文化の害毒のもとで、中国社会全体はますます悪化しており、私達夫婦も世相に流されて、修煉する前は「利益のみを追求すれば良い」という言葉を座右の銘にしていました。

 修煉する前、我が家の商売は毎年つまずいていました。利益は少なくないのですが、いつも病気や災い、詐欺に遭っていました。

 2001年から、地元の某レストランは何度も我が家の商品代金を滞納して、5年間で累計15万元(約250万円)にも達しました。当時、15万元は我が家の全流動資産に相当しました。当時、私たちは家を買えず、両親の医薬費も高価で、子供はまだ小さくて、各方面も困難が多くてやりくりがつかず、窮状に陥っていました。従業員がそのレストランに集金に行くと、毎回各種の理由でお茶を濁されました。通常、そのようなところに私は自ら出向きます。私は個性が強くて剛直で、最初は怒りを抑えて冷静に催促することができますが、何回も行っても払ってくれないと、とうとう大ゲンカと殴り合いにまで発展して、法廷まで訴えても解決しませんでした。金を返してもらえず、かんかんに腹が立って帰ることもしばしばありました。彼らはどうしてこのようなことができるのか、と私はよく不思議に思いました。

 そのレストランはどうしてお金を返してくれないでしょうか? 師父は『転法輪』で「具体的なトラブルに対処する時、誰かに辛く当たられたりした場合は、たいてい次の二つの状況が考えられます。一つはおそらく前世にその人に対して何か悪いことをしたのかも知れません。あなたは、「どうしてわたしにこんなひどいことをするのだろう?」と言って心のバランスをくずすかも知れませんが、しかし、あなたはなぜ前世でその人にあんなことをしたのですか? 「あの時のことは知らない。現世は前世と関係ない」とあなたは言うかも知れませんが、そういうわけにはいきません。」とおっしゃいました。私は豁然としてどんなに考えても分からなかった道理が分かりました。まさか私は前世の時に他の人に同じことをしたのか、あるいは前世で相手に借りを造ったのか、と思いました。法理が分かったので、「もしも前世で私がこのレストランのオーナーに借りを造ったならば、この15万元は彼に返したと考えれば良い。もしそうでない場合、彼はいずれこのお金を私に返してくれる」、と考えてすっきりしました。

 私がその心を放下した時、絶対に思いもよらないことに、私が再度修煉を始めた2005年の年末に、なんとそのレストランのオーナーは自ら我が家に来て、15万元を全額返済してくれました。本当に師父が『転法輪』でおっしゃった「自分のものなら、無くなることはないし、自分のものでなければ無理に争っても得られません」の通りです。

 取引先の信頼感はどこから来たのか

 取引先との間で、機会があれば私は彼らに「失と得」の関係、神伝文化、商いを営む道理などを伝えます。もちろん、私自身も修煉者の真善忍の原則に沿って行っています。時間が経つにつれ、みんなは私を信用してくれています。

 ある日、私は某店で決済する時、店主Aさんは私に500元(約1万円)のお金を払うべきですが、彼は間違って10倍の5000元を私に渡しました。私はその場で彼に返しました。彼は感動して千謝万謝にご馳走をしたいと言って、また、今後我が社の商品を仕入れる度に、無料で店内の目立つ場所に陳列する、同類商品なら我が社の商品を優先的に仕入れる、と自ら言いました。私は「私は修煉者であり、師父は私たちに真善忍を教えられました。感謝するなら私の師父に感謝してください」と言いました。彼は「貴方はどんなものを修煉しているのか、こんなに素晴しいなんて! 今の中国で、もしみんなが貴方のような人になれば、本当に調和が取れた社会が実現できるのだ」と言いました。私は「法輪功を修煉している」と答えると、彼は少し驚いて、そして小さな声で「では、安全に注意しなければなりませんね息子は重慶市で軍隊にいた頃、法輪功修煉者がとても痛ましい迫害を受けているのを見たと言っていました……」と言いました。私は「注意してくれてありがとう。もし私が法輪功を修煉していなかったら、今日そのお金を貴方に返したかどうか、ご自身で考えてみてください。師父は私たちに真善忍を教えて、どんな時でもまず相手のことを考えるようにと教えました。これのどこが悪いのでしょうか?」と話し始め、数十年来、中国共産党がついた嘘、汚職腐敗、暴政などを彼に教えて、事前に準備していたネット封鎖突破ソフトを渡し、彼に本名で「三退」をしてもらいました。

 大法を修煉してから、私の道徳水準はいつの間にか昇華してきました。それ以後のある出来事を通じて、取引先達は我が社をさらに信頼して感服しました!

 我が社の従業員は大半が新卒の若者で、勤め始めた当初は経験不足のため、偽札を受け取ることがしばしばあります。従業員たちに偽札の見分け方法を教えるため、私は受け取った偽札を事務所のデスクのガラス板の下に一枚一枚並べました。50元と100元の偽札は20枚もあって、累計金額は2000元(約32000円)を超えました。2000元とはどんな概念でしょうか。従業員の一カ月の給料ぐらいです。従業員たちは私にすまないと思って、進んで偽札をどこかで使おうと提案してきました。私は「偽札だと分かった上でまた使うと法律違反になるし、同時に他の人を害することにもなるので、私たちは決してそのようなことをしない」と言って、彼らの前で20数枚の偽札に火をつけて燃やしました。

 そのような事は私が大法を学ぶ前なら絶対にありえません! その事はとても早くに各取引先の耳に伝わって、彼らはみな感服していました! その後、偽札はほとんど現れませんでした。そして、そのことは取引先らに真相を伝える時の良い糸口にもなりました。私の接触した取引先のほとんどは真相が分かって「三退」し、修煉に入った人もいます。多くの取引先は「貴方たち夫婦とビジネスをすると安心することができ、仕事も楽しくなって、家庭も睦まじくなる」と言ってくれました。

 至らないところもたくさんありますが、私は常に自分が修煉者であり、修煉者の基準に従って行なわなければならないと自覚しています。大法は我が家に福をもたらし、数年間で我が社の資産は一千万元(約1.6億円)を超えました!

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/1/8/285401.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/2/21/145546.html)
 
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