修煉者は道中の安全を願い危険な山道を整備
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文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2017年8月31日】河北省武安市古武当山にある唐代の碑文の記載によると、道家の真武大帝はかつてこの古武当山で修煉し圓満成就したそうです。長年の開発を経て、ここは河北省の有名な観光地になり、年がら年中観光客が絶えません。

 古武当山の観光地に向かう道は凸凹した狭い山道で、急な坂や滑りやすくて険しい箇所が多くあります。冬になると、これらの箇所に雪が積もってなかなか融けず、交通事故が頻発しています。

通往古武当山的弯弯山路(网络图片)
古武当山に向かう曲がった山道(ネット画像)

 その中で、「青石圏」と呼ばれているもっとも危険な急カーブがあります。ここは年中太陽に照らされないので、冬の積雪はまったく融けません。運転手たちはここを通る度に恐れおののき、誰かが降雪後にすぐに清掃してくれたらとずっと待ち望んでいました。

 2011年、観光地近くの村に住む数人の大法弟子はこの事情を知り、お互いに一つの約束を交わしました。「雪が降った後、必ず『青石圏』の除雪をしに行きます」。雪が降ったある日の明け方、数人の大法弟子は未明に起きて、自家用の電動三輪車に竹ぼうきやシャベルを積んで「青石圏」に向かい、そこの積雪を素早く取り除いてから他の箇所の積雪もきれいに片付けました。車が通行できないとき、大法弟子たちは4キロほど歩いて「青石圏」の除雪をしに行ったこともあります。

 彼らの行動は往来するタクシーやバスの運転手たちを感動させました。ときどき、除雪を終えて徒歩で帰ろうとする大法弟子を見かけて、タクシーや観光バスの運転手たちは一旦車を止めて、無料で大法弟子を乗せたりしています。

 6年来、数人の大法弟子は冬の除雪をずっと続けてきました。通行人や運転手たちは時々彼らに「あなた達はなぜいつも自ら除雪をしに来るのですか?」と聞きます。大法弟子たちはこう答えました。「観光客や通行人たちが無事にここを通れるようにするためです」。

 同じようなことは他でも起きています。河北省武安市北部のある村は鉄鉱採掘場に隣接しているため、近くにいくつかの選鉱工場があります。毎日、鉱石や粉砕された鉄の粉を運ぶトラックは村内の道路を通ります。渋滞があるとき、トラックは村の南にある辺鄙な道路も利用したりするため、この田舎道の至る所に凸凹ができて、雨が降れば一尺の深さもある水たまりがあちこちにできてしまいます。

 この村に住む2人の大法弟子は皆の便宜のために、昼食や休日の時間を利用してこの道路を修理することにしました。彼らは自家用のトラクターで附近の選鉱工場から不用な鉱石とぼたを積んできて、鉱石とぼたを一層一層と交互に道路の凹みに敷き詰めました。このように修理してできた道路は平らで凹みにくく、頑丈になりました。2人の大法弟子は20日あまりをかけて、この幅5メートル、長さ500メートル超の道路をきれいに修理しました。今、この道路は平坦で、村民が市内に行く時に利用する主な道路になっています。

 道路が整えられてから、村内の幹部は2人の大法弟子を訪ねてこう言いました。「この道はそもそも村が責任を持って直さないといけないのに、あなたたちが直してくれました。村委員会からお二人に手間賃を出したいです」というと、2人の大法弟子は「私達は法輪功修煉者です。お金などは求めません。皆が利用しやすくなればそれでいいのです」と答えました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/23/352883.html)
 
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