広西省桂林市の趙任遠さん 不当に拘禁される
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 【明慧日本2020年7月10日】広西省桂林市の法輪功学習者・謝建新さん(男性)、趙任遠さん(女性)夫婦は、2020年2月5日に身柄を拘束され、桂林市第二留置場に拘禁されている。現在、家族はすでに3カ月以上趙さんの情報が入らず、留置場に何度も電話をしたが、いろんな口実でごまかされたという。

 趙さんは自由と国民の基本的な権利を失い、家族は趙さんの安否と健康状態を心配している。

 今年2月5日、趙さんは家族へのショートメールに「夜中に派出所の警官と自称する人に強くノックされ、体温を測ると言っていますが、私はドアを開けていません。連絡を取り続けましょう」と書いた。親戚がメッセージを読んですぐに電話をしたが、すでに連絡が取れなくなっていた。その後、趙さん夫婦が警官に連行されたことを知った。

 趙さん夫婦は桂林市公安局七星支局派出所の警官に「体温を測る」という理由で侵入され、身柄を拘束された。謝さんと趙さんはそれぞれ桂林市第二留置場二監201号室、一監301号室に拘禁されている。

 警官の話によると、拘禁期間は面会と通話は禁じられているという。そのため、家族は毎月、謝さんと趙さんに同時に手紙を出しているが、謝さんは毎月返信が来るが、趙さんは3月18日に家族に返信して以来、すでに3カ月半音信不通になってしまった。

 趙さんの家族は心配で何度も電話で趙さんの状況を尋ねたが、留置場の警官の返事はいつも「彼女は無事だ。自分が手紙を書かないんだ」、「知らない」などと言って電話を切った。

 趙さんが留置場で拘禁される期間、家族は本人の安否状況を知る権利がある。しかし、3カ月以上趙さんから手紙がないということは家族が知っている趙さんの性格から見れば、正常ではなく、何かやむを得ない理由があると考えられる。

 6月18日、家族に委託された弁護士は留置場を訪ね、面会を要求した。弁護士への委託書には趙さん本人の署名が必要であるが、警官は中共ウィルスを口実に、伝言すらも伝えなかった。

 同月22日、趙さんの桂林地元の従姉妹は家族の代表として留置場の所長と指導員に手紙を書き、状況を説明した上、警官の間違った態度を改めるよう、できるだけ早く面会させることを求めた。このような状況が解決しないままだと、家族は趙さんの健康が危険な状況に陥ったと考えてしまう。しかし、いまだに返事はもらっていない。

 6月29日の11時ごろ、趙さんの姉は再び桂林第二留置場へ行き、妹が病気になっているのか、それとも何かあったのかを聞いた。ある男性警官の答えは「ここは医者がいる」。姉は一体どのような状況なのかを問い詰めたが、警官はすぐに言い直し、電話を切った。

 趙さんの姉がもう一度電話をかけると、女性が電話に出た。返事は「彼は適当に言った。あなたの妹はとても元気。われわれは忙しくて電話を受け付ける時間がない」と言って電話を切った。以降、電話は繋がらなくなった。

 警官の趙さんの状況を隠そうとする態度は家族に一層心配させた。家族は現在、趙さんの安否を心配している。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/6/408638.html)
 
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