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法理を理解し 難関を乗り越え 師に従う(二)


文/河北省の大法弟子

 (明慧日本)

  正念を持って魔窟から脱出

 2001年10月、法輪功の資料を貼りつけていた時、私は私服警官に尾行され、さらに家宅捜査を受けて留置場に拘禁されました。留置場の中にいて私達はよく経文を書きました。捜査があるので、毎回経文を没収され、また書くのですが、最後に留置場側は紙とペンをすべて回収しました。もう書くことができないので私は同修に、「経文を覚えましょう、全部頭の中に入れれば向こうの妨害もなくなるでしょう」と話しました。1カ月を通して、朝から晩まで、私たちは留置場中で転々と渡された経文をすべて覚えました。たとえば長い『米国フロリダ州法会での説法』も同じように覚え、このすべてはその後に魔窟から脱出するのによい準備になりました。

 数カ月後、私は労働教養所に移送されて、3年の強制労働を科されました。警官らは私に転向を強いましたが、私は拒否しました。労働教養所に入った当日の夜、早くも「転向」を仕掛けられました。一晩中寝られず、眠くなったらすぐに監視役に起こされて、「寝るな」と言われ、頭を下げることも、目を閉じることも許されませんでした。翌日この監視役は掃除をした時に、「おかしいな、私のかかとがもう3回もぶつかった」とぶつぶつ言いました。そして、彼女は足でベッドの板を踏んだ時に割ったため、負傷しました。自分が悪いことをして報いがきたと悟った彼女は、私に対する態度が良くなったので、私も少し寝る事ができました。ある日、たくさんの人達が私を囲んで、指をさして「私達が最初に来た時には毎日立たされてばかりいた。おまえはどうして楽ができるのか、立て!」と叫びました。多くの人が一斉に加勢して、立てと言うので私は本当に立ちました。この時に、先ほどの監視役が入って来て、「誰が叔母さんを立たせたのか? 叔母さん座ってください」と私を支えながら座らせてくれました。

 翌朝ご飯の時に、私に渡されたご飯の中に薬が入っていると分かりました(大法弟子は本当に超常的です)。私はお粥があまりに固まっているので水を入れると言いながら、水場で捨てました。監視役が「どうして捨てるの?」とびっくりしました。この時に外に隠れていた警官が一斉に入って来ました。案の定、彼らが企んだことで、「それは降圧薬だよ、何でもない」と自白しました。私は、どんな薬も飲まないと話しました。

 邪悪な環境の中で、多くの修煉者が転向しました。ここは百パーセント転向する、誰も例外はないと脅されたことがあり、プレッシャーをすごく感じました。ある監視役が、「その思想を受け入れてはいけないよ」と話しました。私はそれを聞き、師父がこの人の口を借りて啓示されているのではないかと悟りました。すると豁然と明るくなり、大法から修めた正しい悟りを得て、誰にも動じられてはならないと思いました。

 多くの転向した者たちが、私を囲んで邪説を注ぎ込んできた時、私は一切受け入れず、「あなた達が私を済度するのか、あるいは師父が私を済度するのか」と質問すると、「師父があなたを済度する」と彼らは答えました。私は厳しく「師父が済度するのならば、あなた達はここで何をしているのか? 退いてください」と言いました。警察は「ぱっと見てこの人は手ごわいと分かった」と私を指しながら話したことがありますが、私は「そのとおりです。私は死んでも三書を書きません」と答えました。また、「他の人が断食しているのにおまえはなぜしないのか」と聞く警官がいます。それに対して「私はしません。逆にたくさん食べます。満腹になってから出て、あなた達に迫害されないようにします」と言いました。当時の私は絶対に負けてはいけないと考えたので、少しも譲歩しませんでした。いま振り返って考えると、警官に対して少し善が足りなかったかもしれません。

 労働教養所の中で、私は毎日法を暗記して、発正念をし、生死に執着しなくなりました。本当に法に従って正しく行えば、邪悪は近づくことさえできないことを私は体験しました。労働教養所中にいた1カ月間、誰も私を殴ったことがなく、私は何も書かずに出ることができました。表面上では、私は高血圧に罹ったのですが、実は教養所側は私を拘禁しても仕方がないのです。出る前に私は夢を見ました。私は試験を受けていて、最後に師父はすべてを見てから、私に「この人の答えが一番よいです」と話されました。

 (続く)

 (明慧ネット第6回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

  2009年11月12日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/11/4/211402.html

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