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山東省:数枚のチラシを配布した中学生が退学、両親にも不当判決

(明慧日本)山東省郯城県茅茨村に在住の法輪功修煉者・孫徳建さんと張炳蘭さん夫婦は、去年11月に郯城県裁判所から判決を受けた。しかし、事実と大きくかけ離れていたため、上訴したが却下された。

 2009年の夏、中学生の孫新娟さんが、先生と友達に法輪功についての真実を知ってもらおうと思い、母親から数枚の法輪功の真相資料をもらい学校に持って行った。しかし、校長と副校長が「610弁公室」に通報し、クラスの担任に孫さんを東関公安派出所(交番)へ連れて行かせた。そこで警察による尋問が行われたという。

 資料を親から入手したことが分かると、現地の「610弁公室」と国保大隊の警察が孫さんの両親・孫徳建さんと張炳蘭さん夫婦を強制連行した。また16歳の中学生の孫さんも、1カ月間監禁され洗脳を受けた。釈放後、退学となり、学校で勉強することもできなくなった。父親の孫徳建さんは1カ月監禁された後、条件付きで保釈された。

 2009年11月11日、郯城県裁判所で裁判が行われた。2人の弁護士は、「法輪功修煉者は憲法に基づく信仰の自由があるため、法輪功を宣伝する権利も当然ながらあるはずで、罪に問われる理由がない。直ちに釈放すべきだ」と無罪を主張した。裁判官も事実を認めざるを得なかったという。

 しかし2010年、孫徳建さんに懲役8年、張炳蘭さんに懲役3年の実行猶予5年の不当判決を下した。法輪功への弾圧を全国一斉に取りおこなう政策には、裁判官も反発できないようだ。

 すぐに上訴し、同年1月21日、臨沂市地方裁判所の裁判官と面会して、3月初めに弁護の書類を渡したが、却下された。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2010年4月3日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/4/2/220877.html

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