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黒竜江省政府:法輪功修煉者の弁護士を依頼した夫を脅迫

(明慧日本)黒竜江省の建三江農墾裁判所は2010年1月、法輪功修煉者・蒋欣波さん(女性)に4年の不当判決を言い渡し、3月に裁判結果を家族へ通知した。蒋さんはすでに黒龍江省ハルピン女子刑務所に送り込まれている。

 2009年9月10日、蒋さんは建三江の前進農場の市場で「神韻公演」のDVDを配っていた時、前進公安局の警官・趙軍と劉佳忠に連行され、4千元相当の法輪功関連機器と資料などの家財を没収された。蒋さんは当日、建三江留置場に送り込まれ、留置場の副所長・紀強に殴打された。

 建三江裁判所では12月2、3日に裁判を行う予定だった。蒋さんの家族が依頼した北京の正義ある弁護士が、建三江裁判所に開廷時間を確認したところ、裁判長・袁鵬飛は正直に答えず開廷時間は決まっていないと言った。

 その後、建三江の政法委員会書記・王甲林は、前進農場の政法委員会・公安局・前進中学校(蒋さん夫の勤務先)に命令し、蒋さんの夫に弁護士の依頼を取りやめるよう脅迫した。脅迫しても効果がなかったため、前進公安局の蘇貽剛は、前進中学校の校長・王玉海とともに蒋さんの夫を拘束した。前進農場の書記・王偉、政法委員会の書記・王全義、公安局の蘇貽剛らは蒋さんの夫に圧力を加え、弁護士への依頼を取り消した。

 2010年1月10日、建三江と前進両地域の警官は法輪功修煉者9人を拘束し、拘束しなかった他の法輪功修煉者たちにも、脅迫などの手段で法輪功の修煉をやめるよう強要した。

 2010年1月26日、建三江裁判所の所長・李彊鷹、裁判長・袁鵬飛、裁判官・李鳳華、丁立昌らは蒋さんを裁判にかけたが、蒋さんが自己弁護できないようにし、蒋さんの夫を弁護人とした。しかし、弁護書面も読み終わらないうちに、30分で早々に裁判を終了させた。

 その後3月26日、家族に裁判結果が届いた(裁判結果は1月28日に降りていた)。判決書が届いてから10日の上訴期間内に、蒋さんの夫が妻との面会を要求したところ、丁立昌は公安局に行くように教えた。建三江留置場の于栄は「10日後なら自由に面会できる」と言った。建三江裁判所・留置場は蒋さんに上級裁判所に上訴しないよう脅迫し、そうしなければ建三江で半年間拘留すると脅した。しかし、上訴期間が過ぎた後すぐ、建三江警官は蒋さんをハルピン女子刑務所に送り込んだ。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2010年4月17日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/4/13/221476.html

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