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四川省:法輪功修煉者が迫害され危篤

(明慧日本)四川省チョンライ市の法輪功修煉者・袁永文さんは、2年にわたって様々な非人道的な迫害を受け、何度も危篤状態に陥った。家族は強く面会を求め、2010年4月20日に成都警官病院でやっと袁さんに会うことができた。面会当時、袁さんの精神状態は不安定で、痩せこけて歯も何本か抜けていた。呼吸するのが精一杯で右手には針に刺された跡があった。

  家族の厳しい追及に対して、共産党政府は責任を逃れるために21日に袁さんを家に返した。そして、2、3時間後には死ぬだろうと言った。

  袁永文さん(68歳女性)は、チョンライ電気機械工場の定年退職者である。法輪功に出会って以来、真・善・忍の基準で自分を律し、良い人になろうと日々努力した。病弱だった身体は徐々に健康になり、心も優しくなり、子供たちに経済的な負担をかけたことはなかった。さらに、中国政府が言っているような高血圧や心臓病など患ってはいなかった。結局、袁さんは正当な理由もなく、4回にわたって監禁され迫害された。

  2008年3月26日、袁さんはチョンライ市で真相説明を行っていた時に、真実を知らない人に密告された。そして、チョンライ市国保大隊と同市公安局の18人の警官に無理やり、真相説明をしていた現場から自宅に連れ戻された。警官たちは専門家まで呼んで、不当に袁さんの寝室の防犯ドアを開けて乱入し、大法の関連書籍やMP3などを没収した。袁さんは警察の不当な連行に抵抗して、力の限り両手でベッドを掴んでいたが、強引に車の中に押し込まれ、そのままチョンライ市公安局に連行され、当日の午後、同市留置場に監禁された。

  袁さんは7カ月にわたって監禁され、心身ともに深刻なダメージを受けた。10月中旬、チョンライ市裁判所は家族へ通知を出さないまま、袁さんに3年の判決を下し、その後すぐ四川省簡陽養馬鎮女子刑務所に移送した。

  刑務所の中で、共産党政府は数々の手口を使って袁さんを「転向」させようとした。一方で、夫には面会の際に、袁さんに「大法修煉を放棄する」保証書を書くようにと吹き込み、一方で袁さん本人には「転向」を強要した。袁さんは断固として「転向」を拒否し、それによって様々な残酷な迫害を受け、何度も危篤状態に陥った。2009年12月、袁さんは四川省警察総合病院に入れられてさらに、迫害を受けることになった。

  2009年12月9日午前、責任から逃れるために簡陽養馬鎮女子刑務所とチョンライ市公安局は結託して、袁さんがもともと高血圧と心臓病を患っていたと承認するように夫に強要した。夫は共産党政府からの重圧に耐え切れず、電話で全ての責任を負うと承諾してしまった。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2010年5月16日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/12/223456.html

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