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ハルビン高裁「法輪功修煉者の上訴は前例がない」

(明慧日本)ハルビン道外区法院(裁判所)は2010年4月初め、法輪功修煉者の張臣さん、関文秀さん、劉博賓さんの3人に対して裁判を行った。関さんと劉さんの家族は傍聴に訪れたが、張さんの家族は通知を受けていないという。開廷して間もなく、法院は理由もなく、関さんの家族を法廷から追い出した。

法廷で、関さんは自己弁護を申し出たが、裁判長に断られ、警官らは関さんの額に指を押し付けて恐喝した。裁判所は劉さんに5年、関さん4年、張さんに3年の実刑判決を言い渡した。

関さんは不当判決に対し、ハルビン中級法院(高裁)に上訴したが、中級法院は「法輪功修煉者の上訴は前例がない」として、劉さんを黒竜江省女子刑務所、関さんと張さんを道外区第二留置場にそれぞれ収容した。

張さん、関さん、劉さんを含む5人の法輪功修煉者は2009年10月24日、永源鎮で法輪功の真相資料を配った際、永源鎮派出所の所長が率いる警官らに強制連行された。公安局(警察)の国家安全保衛(国保)大隊は罪名をでっち上げて資料を作成し、検察と共謀して3人を陥れた。

さらにひどいことに、彼らは死刑囚以下に扱われた。警官は服役囚を使って暴行させ、髪をつかみ壁にぶつけた。張さんは意識を失い、腰を負傷し、1カ月動けなかった。

他にも、零下25度の寒さで、頭から冷水をかけられ、寒さで唇が紫色となり、体の震えが止まらず、意識を失う場合もあり、心臓病のある人は死に至るケースもあり、死亡しても自殺として処理された。関さんは、バケツ46杯の冷水をかけられたことがあるという。

服役囚は警官の指図を受けたといい、法輪功修煉者を迫害し、「政府を代表して」法輪功と闘うと意気込んだ。これらの人は『真善忍』に基づき良い人を目指している人々に対して、さまざまな暴行を行っている。この事実を知った人々はきっと不思議に思うに違いない。どのような政府が、犯罪者に政府を代表させるのか? それは罪を犯している政府しかありえないのである。

このほか、留置場に拘留されている法輪功修煉者は、わずかな食事しか与えられず、一食は小さな蒸しパン一つと少量のスープだけだった。数カ月拘留されれば、誰もが痩せこける。また、警官と服役囚は、法輪功修煉者の家族が持ってきた衣服などの物品を横領した。拘留されている法輪功修煉者は、家族が何を持ってきたのかさえ知らされない。

中共(中共共産党)の法輪功に対する迫害は、最初から現在まで法律に基づいておらず、いわゆる「裁判」も形だけのもので、言い渡された裁判の結果は、中共が事前に決めているものだ。裁判所は開廷審査の際、事実関係を明確にすることを恐れ、法輪功修煉者が有利になるようなことを言うと妨害するため、強制連行は違法であり、法輪功修煉者は無罪であると言えないのである。

2010年8月7日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/7/12/226874.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/7/24/118807.html

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