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修煉して10年、蓮が満開となる


文/飛宇

(明慧日本)母が法輪功を修煉し始めたころ、まだ子供だった私は、母が帰って来る度につやつやして輝く顔を見て、修煉前のあの青白いやつれた顔ではなく、まるで母が新たに生まれ変わったかのように見えました。母は私に自分の病気はすべて良くなり、歩く時も疲れを感じなくなり、何歳か若返ったようだと言いました。母は法輪大法を修煉してから恩恵を受けたため、私も一緒に修煉を始めました。中共が法輪功に対して迫害を始める前、私は母と公園に行き、皆で煉功をしていました。目を閉じると心が静かになり、まるですごく静かな世界に踏み入ったかのようでした。あの神聖な煉功の音楽を聴いていると、とても平和で穏やかになります。

 座禅を始めたころはとても足が痛くて、すぐに足を降ろしてしまって、我慢できませんでした。後に『転法輪』の中の「そして、座禅の時間が少しでも長くなると、 耐えられない人もいます。しかし、足を崩すと、せっかくの煉功が無駄になってしまいます。座禅をして足が痛くなれば、しばらく足を動かし、また足を組み直して座禅をする、そんなやり方では、何の効果もありません」を読んで、痛くて涙も出てきましたが、そこで歯を食いしばって、心の中で師父のこの言葉を繰り返しました。「耐え難いものを耐えてみてください。乗り越えられそうもないと見えても、行ない難いと言われても、本当にできるかどうか試しにやってみてください」と。そして、少し時間が経つと本当にそれほど痛くなくなりました。自分の足の所々が黒かったり、白かったりしているのを見て、黒い部分は師父がおっしゃった業力であると分かりました。師父はかつてこうもおっしゃいました。「われわれはすでに数え切れないほど多くの業力を消してあげました。残ったわずかなものは、あなたの心性を高め、心を錬磨し、さまざまな執着心を取り除くために、『難』として各次元に割り当てました」それから、私は師父と一緒に元来た世界へ帰ろうと決心しました。

 小学校の時、母の指導で時間があれば学法や煉功をし、法に基づいて努力してきました。その時は勉強もそれほど辛くはなく、良く理解もでき、テストの順位はすべて良く、母は、これは法から授かった知恵だと教えてくれました。

 中学校に上がると、学法を緩めてしまい、旧勢力に隙をつかれてしまいました。勉強が大変だということを口実にして、煉功や学法時間を大幅に減らし、母に学法をするようにと言われても、いい加減な態度でごまかしていました。その時は大量の時間を勉強に費やしましたが、どんなに頑張っても成績が上がることはなく、時には先生の言われた問題さえも分かりませんでした。その後、母と同修の助けによって、再び正しい修煉の道を歩むことができ、成績も徐々に良くなってきました。このことを通して、私はしっかりと学法し、心性が向上すると同時に、勉強の成績も上がりました。どんなに忙しくても必ず学法しなければなりません。法が我々に知恵を授け、法がすべてを正します。きちんと法を学べば、成績も自然に上がり、私は再び法の威力を感じ取ることができました。

 ある時、学法の時間が少ないことが原因で大きな妨害に遭いました。お母さんに少しでも不愉快なことを言われると、私はすぐに反発しました。同級生たちが「子供だから、反抗心を持たなくちゃ」と言っていたのを信じてしまい、全く法に基づいて物事を判断しなくなっていました。

 ある日、私はまた母と喧嘩を始めた時、上の階の人が通りかかって、「法輪功を修煉する人たちってこんなもんなの」と言われ、私はすぐに目を覚ました。これは法に大きな損失をもたらしている、自分が修煉者だということを忘れてしまうなんて。すべてのことに対して、私は内に向かって探すべきです。私は修煉者であり、精進し、業力と執着心をなくすべきです。

 迫害が始まってから、母は積極的に真相を伝えて衆生を救い、私も常に母を手伝って、よく友達や親戚に真相を伝えていました。後に、母は中共に不当に判決を下されました。お父さんは私と兄を連れて、祖母の家で辛い日々を過ごすことになりました。

 母がもうすぐ戻ってくるというころ、真相チラシを配っていた父が警官に逮捕されてしまいました。その時、同修のおじさんとおばさんたちが皆、援助の手をさし伸べてくれました。ある同修は、常に私と兄の様子を見に来てくれました。私は迫害されたことを書いて同修に渡し、明慧ネットに投稿するように頼みました。同修は私の祖母と一緒に弁護士を探し、政治法律委員会、公安局、留置場、「610弁公室」などで、父と不当逮捕されたおじさんやお姉さんを釈放するように要求しました。後に、父は不当に判決を下され、その時、たくさんの大法弟子が法廷に来て、発正念をして真相を伝え、私は皆の前で罪のない家族を釈放するようにと要求し、そして、中共の関係者たちを激しく非難しました。

 10年もの間、風雨に打たれるような修煉の道を歩み、私はいつの間にか小さな大法弟子から、すでに大きく成長しました。蕾だった蓮の花がすでに満開となり咲き誇っているように。私は多くのことに鍛えられ、成熟しました。
 
2010年10月11日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/9/27/230199.html

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