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吉林省:レストランのマネージャーが生前に受けた迫害

(明慧日本)吉林省吉林市に在住の法輪功修煉者・孫淑芬さん(45)はレストランのマネージャーだった。法輪功の修煉を放棄しないという理由で、長期にわたり残酷な迫害を受けた末、2009年9月13日に死亡した。
 
 孫さんは以前、気が短く、さまざまな病気にかかっていた。1998年に法輪功の修煉を始めてからは、「真・善・忍」に基づいて自分を律し、周りの人々に善をもって接することができるようになった。同時に、心身ともに元気を取り戻し、幸せな日々を送っていた。
 
 しかし、1999年7.20、中共(中国共産党)は法輪功に対して弾圧を開始し、孫さんは派出所の警官から常に嫌がらせを受けるようになった。孫さんは法輪功の修煉により恩恵を受けたことで、法輪功への迫害を傍観することはできず、政府に陳情しようと、2000年12月に北京へ行った。
 
 孫さんは天安門広場で「法輪大法は素晴らしい」と書いた横断幕を掲げたため、警官に連行され、北京のある派出所に拘禁された。4日後、地元の留置場に移送され、50日間拘禁された後、2年の労働教養処分を不当に言い渡された。
 
 長春黒嘴子労働教養所に収容された孫さんは、洗脳と「三書」を書くよう強要されたが拒否した。そのため、睡眠を許されず、スタンガンで首に3時間にわたり電気ショックを加えられた。孫さんを監視していた受刑者が孫さんを殴ったり、直立不動や頭を下げた姿勢を長時間強いたりしたため、孫さんは両足が腫れ、めまいや呼吸困難が起きるようになった。しかし、孫さんは「私は転向しません」とはっきり言った。そこで、警官は二本のスタンガンを使って、背中や脇の下、首など、3時間以上電気ショックを加えた。孫さんは体中あざだらけになり、心身ともに非常に苦しめられた。
 
 2003年10月、吉林市の「610弁公室」の警官は、派出所の警官とともに孫さんの自宅の家宅捜索をし、法輪功の関連書籍や法輪功の創始者の写真、法輪功の真相資料などを没収し、孫さんを連行した。孫さんは再び2年の労働教養を不当に言い渡され、長春黒嘴子労働教養所に収容された。
 
 労働教養所で孫さんは毎日長時間、奴隷のような重労働を強いられた。長期にわたる迫害を受けため、子宮筋腫から大量出血し、止まらなくなった。そこでやっと、孫さんは病気治療のための一時出所の措置を受けることができた。出所の際、警官は家族から3000元をゆすり取った。
 
 その後、孫さんは釈放されてからも、警官からの嫌がらせを受け、何度も連行を企てられたことがあった。迫害から逃れるため、孫さんは放浪生活を余儀なくされたが、教養所で迫害を受けてから出血がずっと続き、2009年9月13日に亡くなった。
 
2011年01月11日

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