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吉林省の法輪功修煉者、手錠をかけられたまま死亡

(明慧日本)吉林省の法輪功修煉者・于全さんは2010年12月21日、警官に手錠をかけられたまま死亡した。家族は于さんが死亡した当日、恐喝され悲しみに打ちひしがれていた。
 
 1999年7.20、中国共産党(中共)は法輪功弾圧を開始した。于さんは法輪功の無実を訴えるため、2004年10月に上京して陳情した。陳情していた于さんを警官が強制連行して拘禁し、悪質な迫害を加えた。于さんは全身が痛くてたまらず、そのうえ、肺結核も併発していたので公安病院に移送された。病院に運ばれた于さんは治療してもらえるどころか、医者から迫害を受けた。于さんが自宅の住所を言わないため、医者に不明薬物を注射され、目がはっきり見えなくなった。およそ220日にわたって迫害を加えられた于さんが、病院で死亡する恐れがあるため、警官は于さんを瀋陽の郊外まで車で運んで捨てた。幸いも人に見つかり救われた。
 
 中国共産党(中共)による圧力で、于さんは夫と離婚を余儀なくされた。于さんは、迫害を避けるために母親と子供から離れて他地区へ逃れた。しかし2009年4月25日、于さんは吉林市610弁公室の警官に自宅で身柄を拘束され、鉄の牢屋に入れられた。その後、吉林市の留置場に移送された。于さんが連行された後、家族は全力で探し回った。地元の公安局、検察局、裁判所に于さんの行方を尋ねると、多くの難題を吹っかけ、教えてくれなかった。結局、吉林中級法院(高裁にあたる)の裁判員が教えてくれた。2010年2月22日、93歳の母親を含めて、家族全員が裁判所で于さんと会った。于さんの息子は「私は法輪功を修煉してはいませんが、母親はとてもいい人です。今は多くの弁護士が法輪功修煉者のために無罪弁護をしていますので、弁護士に依頼して、訴訟を起こしています」と言った。
 
 于さんは、法輪功を修煉することは法律に違反しないため、警官には「王」と名乗った。吉林市610弁公室の警官はでっち上げの罪名で于さんを昌邑区裁判所に提訴し、裁判所は于さんに密かに裁判を行なった。家族と弁護士が裁決に異議を申し立てるとして、吉林市中級法院はやむなく一審を否決した。
 
 于さんは留置場に拘禁され、どんな迫害を受けたのか、誰も見たことがない。しかし、肺結核の発病から見れば、悪質な迫害を受けたことは確かだ。2010年10月 家族が于さんを見舞ったとき、于さんは意識がぼんやりしていて、痩せていた。12月21日、于全さんは無実の罪を晴らせないまま死亡した。 
 
2010年12月30日

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