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長春:法輪功修煉者が迫害され死亡した詳細状況(一)(写真)

(明慧日本)吉林省長春市の法輪功修煉者・梁振興さんは、吉林刑務所、鉄北刑務所、四平石嶺刑務所、公主嶺刑務所で迫害された。2010年5月午前10時ごろ、公主嶺刑務所の警官の監視中、公主嶺中心病院で死亡した。

2002年3月、監禁中の梁振興さん

 江沢民集団が全国メディアを利用して法輪功を中傷し始めた後、2002年3月5日の夜8時ごろ、長春ケーブルテレビ番組の8つのチャンネルに「法輪大法が世界に広がる」、「焼身自殺事件は真実か捏造か」など法輪功の真相を伝える動画が約50分間差し込み放映された。江沢民集団は報復として「余儀なく殺せ」と命令を出した。吉林省の長春市では5000人を超える法輪功修煉者が拘束され、7人が連行中に殴打されて死亡、15人が4〜20年の懲役を言い渡された。法輪功修煉者・梁振興さんと劉成軍さんは懲役19年、周潤君さんは懲役20年を言い渡され、1999年に中国共産党が法輪功への迫害を開始してから最長の判決である。

 保証人を立てた釈放治療を拒否される

 2009年12月、四平刑務所では家族にも通知せず、梁振興さんを公主嶺刑務所に移送した。2010年4月12日は、梁振興さんが監禁されている六監区の家族との面会日だった。家族が4カ月ぶりに梁振興さんと会った時、梁振興さんは骨と皮ばかりに痩せこけ、歩くのも困難で、声がかすれていた。4月25日、刑務所は家族に、梁振興さんが公主嶺市中心病院に入院したと通知した。初診の結果はショック症状、右側胸腔内積液、両肺の継発性結核に空洞と間質性炎症が起きていた。家族が病院に着いた時、梁振興さんの足は饅頭のように大きく腫れ上がってあり、足の両側に皮下出血と血の泡ができていた。胸と背中に赤色の(貼り薬)跡が残り、右眼がほぼ失明し、苦痛で歯を食い縛っていた。家族はその悲惨な様子を見て涙を流した。4月30日、梁振興さんに咳血症状が出たため、家族は保証人を立てて釈放治療を要求したが、刑務所側の無理な条件により、治療することができなかった。

 梁振興さんが受けた部分的迫害

 2009年9月、梁振興さんは裁判にかけられる前、警官により長春の鉄北留置場に連行された。2〜3日毎に尋問を受け、尋問室に行く時、布で眼を被され、帰る時はいつも体に傷だらけになっていた。場所は長春の浄月潭方向にある拷問用の密室である。2009年9月、中国共産党は長春市中級裁判所に指示し、15人の法輪功修煉者を審問期間中に裁判所の独屋に監禁させ、狂気じみた殴打、スタンガンによる電気ショックを加えさせた。吉林市刑務所の関係者は、「裁判所での拷問は我々と関係なく、全て長春市公安局の行為」と言った。

 2002年、梁振興さんは矯正センターで「固定ベッド」に2回固定された。「固定ベッド」は2mの木製板の両端に鉄板が付いているもので、鉄板には多くの孔(手と足の固定用)がある。「固定ベッド」は四肢を引っ張る機能もあるが、主に固定に用いる。固定する時、体がベッドから離れないように、四肢をゆるく引っ張っておく。固定されると縛られたままで用を足すしかなく、固定時間が長ければ長いほど苦痛が激しくなり、その痛さは言葉で表現できないほどである。軽い時は心身に傷を受け、酷い時は身体に障害を負う。この刑具は独房、厳管隊、矯正センターなどでよく利用するもので、吉林刑務所でもよく利用している。吉林刑務所には17セットの「固定ベッド」があり、法輪功修煉者はほぼ全員がこの刑罰を受けた経験がある。直接の責任者は、吉林省刑務所の政委・劉長江、教育科幹事・李、耿である。

 2003年3月中旬、梁振興さん、雷鳴さん、劉成軍さん、呉宜鳳さん、王京さんなどの法輪功修煉者は、吉林省長春市公安局一処、開発区刑事警察隊などで拷問を受けた。梁振興さんは19年の不当判決を言い渡されて吉林刑務所に送り込まれ、刑務所の洗脳班で警官・周管の指示を受けた受刑者たちに殴打され、「三書」を書くよう強いられ虐待された。

 2003年10月、迫害に抗議したことで矯正センターに移送されて迫害を受け、10月末に梁振興さんは吉林刑務所で「固定ベッド」に固定された。「固定ベッド」による拷問は以下の3段階に分けられている。

 第1段階は、人の四肢を「大」の字の形に固定ベッドに固定する。

 第2段階は、人の体をベッドから浮かび上がるように四肢を各方向に引っ張る。

 第3段階は、人の体が浮かび上がった後、体の下に巻いた布団を置き、四肢を四方向に向けて引っ張るともに下方向に押す。

 2010年5月10日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/5/5/222899.html

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