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山東省:迫害され重体になった元副裁判長 拘禁され続ける

(明慧日本)山東省青島市黄島区に在住の弁護士・王占所さんは、新彊生産建設兵団農七師の中級裁判所(高裁にあたる)の元副裁判長。30年あまり司法部門での仕事を務め、潔白で汚職や横領などは一切しない良い役人であった。しかし、法輪功を続けていた王さんは、中共(中国共産党)の弾圧政策のもとで無実のまま4年の獄中生活を強いられた。
 
 2010年3月、監禁されていた王さんの妻・宋吉玲さんは高血圧になるまで迫害され、命の危険が懸念されたため、釈放された。4月、王さんの息子・王侠さんも収容施設から家に帰された。王さん一家はいずれも法輪功修煉者であったため、中共の非人道的な迫害を受けてきた。
 
 10月26日、王さんは秘密裏に裁判を開かれ、懲役4年の不当判決を科せられた。12月、青島市中級裁判所は王さんの上訴を却下し、聞く耳を持たず、決定を維持するとした。再審の期間、公安局・検察庁・裁判所は互いに結託し、裁判所は弁護士に依頼する権利を放棄すると張さんが言ったと騙し、家族に無罪の弁護を止めさせた。この迫害に関わったのは、黄島区610弁公室のリーダー・鄧煥礼、公安局の局長・趙敏、検察庁の役人・呉迪、滕召萌、裁判所の役人・陳大平、黄島留置場の看守・王積忠、青島市中級裁判所の役人・任らである。
 
 王さんは2011年1月、済南刑務所監に健康診断で肝臓に腫瘍があったと指摘され、入所を拒否された。しかし、黄島留置場は体が極度に衰弱していた王さんの安否を構わず、当人の家族が治療のため一時出所の申請権利を無視したうえ、2月22日に再び王さんを済南刑務所へ送り込んだ。同所は、王さんに対して悪質な洗脳手段で修煉を放棄させるため迫害をエスカレートしている。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
2011年03月05日

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