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湖北省:武漢市の法輪功修煉者多数が洗脳班に一斉連行される

(明慧日本)湖北省武漢市では2011年4月〜5月の間、政法委員会は武漢市610弁公室の指示により、辛亥革命100周年を理由として、各世帯を調査し、法輪功修煉者を一斉連行したという。それにより、周辺の地域ではこの2カ月間、多数の法輪功修煉者が洗脳班に強制連行され、不当判決を宣告されたうえ、被害者の家族も嫌がらせを受けるなど、数々の迫害が多発した。被害者は少なくとも100人余りに上ったという。以下は、同地域に在住の一部の法輪功修煉者が上記機関により受けた迫害状況。
 
 4月20日、法輪功修煉者・夏陽さん、朱春蓮さん、熊イ明さん、馮震さん、李国華さん、李火生さん、韓淑華さん、田細娥さん、付国啓さん、蔡秀英さん、朱漢斌さんら11人が警官に強制連行された。
 
 4月19日〜5月5日までの間に、法輪功修煉者・王軍玉さん、趙克難さん、段小仙さん、馮雲さん、王紅玉さん、張蘇さん、程靜さん、張偉傑さんら8人と、その他にも19人が強制連行された。
 
 情報筋によると、この大規模な連行行動に関わったのは政法委書記・周永康をはじめ、武漢市の公安局国保(国家安全保衛)大隊、公安局六處、武昌区公安分局国保大隊、青山区公安分局国保大隊など。
 
 多数の修煉者は自宅や勤務先、町で尾行されたり、見張られたり、誘惑されたりして連行されたという。例えば、張蘇さんと程静さん夫婦は駅で5人の不審者に乱暴に首をつかまれ、目の中にスプレーで詳細不明の薬物を入れられて押し倒された。馮震さんの場合は会社の命令である団地へ行ったときに連行された。李国華さんは自営の会社で連行された。朱漢斌さんは勤務先で強制連行された。付国啓さんは出勤途中に連行された。李火生さん、韓淑華さん、田細娥さん、蔡秀英さん、夏陽さん、朱春蓮さん、熊?明さんらは自宅で連行された。
 
 また、中共(中国共産党)当局は、連行された法輪功修煉者の家に侵入して、騒ぎ立てたり、家宅捜索を行なったりして、財物を押収した。そのうえ、中共による法輪功修煉者への連行行動では、法律のプロセスに従わず、正当な理由も令状もなく修煉者を強制連行しているため、被害者の家族は、正式な書面や口頭で当事者が連行された理由をいまだに知らされていない。
 
 ※辛亥(しんがい)革命は、1911年〜1912年にかけて、中国で発生した革命である。名称は、革命が勃発した1911年の干支である辛亥に因む。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 
 
2011年06月13日

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