北京の呂素民さんに不当判決
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 【明慧日本2024年1月15日】北京市門頭溝(もんとうこう)区に在住の法輪功学習者・呂素民さん(71歳女性)は、法輪功を学んだとして、2023年12月11日、中共当局に懲役4年3カ月、罰金8000元(約16万円)を宣告された。呂さんは不当判決を不服として控訴している。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 2021年4月初旬、東辛房派出所の警官は呂さんの自宅に侵入し、路上に駐車した車の上に何かを置き監視カメラに映る女性を特定し、それが呂さんであるかどうかを確認するよう家族に求めた。数日後、警察は呂さんに取り調べのために出頭するよう命じた。呂さんは迫害を避けるために行かず、一時的に家を出た。警察はさらに呂さんを数回呼び出した。

 2023年4月11日、同じ派出所の2人の警官は呂さんの自宅を訪れ、呂さんは2年間保釈されているため、起訴を進める必要があると通告した。彼らは呂さんに、検察庁へ一緒に行くよう命じた。呂さんは法輪功を修煉することで法律に違反したわけではないと説明し、従うことを拒否した。警察で呂さんの血圧を測定したところ、高血圧のため、彼らは呂さんを連行しなかった。後に警察は呂さんに検察庁の召喚に応じなければならないと警告した。

 4月23日、警察と検察庁の職員は再び呂さんの自宅を訪れた。職員らは呂さんに、案件が検察庁に提出され、保釈中で起訴を待っていると伝えた。3日後、呂さんは検察から電話を受け、起訴されたことと、案件を門頭溝裁判所に移送したと告げた。

 9月4日に警察は呂さんを再び拘留した。呂さんが同行を拒否したため、警官らは呂さんをパトカーに連れ込んだ。呂さんは現在、石景山区拘置所に拘禁されている。その後、門頭溝裁判所が訴訟を石景山裁判所に移送した。

 以前、呂さんは北京女子労働教養所で、合計6年6カ月の強制労働に服役していた。

 1回目:2001年6月26日~2002年12月25日までの1年6カ月

 2回目:2003年9月10日~2006年3月9日までの2年6カ月

 3回目:2007年3月13日~2009年9月12日までの2年6カ月

 その後、2012年1月1日~2014年12月31日まで、北京女子刑務所で懲役3年の不当判決を受けた。呂さんはまた、洗脳班に2回送られ、拘留1回、行政拘留3回の不当判決を受けた。呂さんの家も当局に4回にわたり家宅捜索を受けた。2020年4月16日に東辛房派出所に連行された呂さんは、翌日保釈された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/12/23/469620.html)
 
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