大連市の法輪功学習者 薬物迫害で危篤
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 【明慧日本2014年9月1日】遼寧省大連市の法輪功修煉者・張国立さん(42)は留置場で薬物迫害をされて危篤に陥った。現在、張さんは庄河市センター病院の集中治療室(ICU)に入院している。張さんは「留置場で警察に興奮剤を灌食された」と言った。

张国立在庄河中心医院重症监护室(ICU)胳膊和胸口处可以看出在看守所被殴打后的青紫
腕、胸に殴打されたあざが残っている(ICUで治療中の張さん)

蓝色衣服是看守所的号服,警察匆匆离去,忘记带走。
青い服が留置場の囚人服(ICUで治療中の張さん)

 張さんは7月23日、先進派出所の警官に連行され、大連市留置場に拘禁された。不当拘禁に対して張さんは断食して抗議したが、拷問を受け、薬物で迫害された。その結果、張さんは意識もうろうとなり、腎不全、尿毒症、狭心症などの症状が現れ、210病院に運ばれた。

 8月11日午後4時過ぎ、中山区国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は張さんの友人に電話し、「張の案件は終わった。これからは張を追及しないので、張を迎えに来い」と言った。それから、友人は病院に駆けつけ、警官の行為を非難したが、警官らは何も言わず、早く張さんを家に連れて帰るよう促した。

酷刑演示:野蛮灌食
拷問の再現:野蛮な灌食

 その場で、張さんは友人に「留置場で粉胡椒、粉唐辛子、興奮剤などを1日に7~8回も灌食された」と言った。張さんは興奮剤を灌食されたと何度も言った。しかし、その場にいた警官は1日に2回しか灌食していないと否定した。帰宅の手続きを終え、友人は警官に張さんを家に送るよう頼んだが、警官はすぐに去って行った。仕方なく、友人は知り合いに電話し、車を頼んで張さんを荘河市の実家に送った。

 しかし、帰宅した張さんは薬物反応が激しく、家族に荘河市センター病院に搬送された。張さんはすぐに病院のICUに入院させられ、応急処置を受けた。家族は一日30分しか見舞いができなかった。

 張さんは全身にかゆみと痛みが出て、熱はないが、「熱い、熱い」と言うばかりで、氷をたくさん食べ、冷水で体を浴び、幻覚症状が現われた。医者は「検査の多項目で数値が標準より高い。薬物アレルギーの反応が出ている。体に斑点もある」と家族に話した。

 張さんは20歳のときから法輪功を学び始めた。1999年7.20以後、張さんは数回にわたって連行され、大連市労働教養所と関山労働教養所に拘禁されたことがあった。拘禁され拷問を受けた張さんは5回も危篤に陥ったという。

 留置場の内部の情報筋によると、「転向」しない法輪功学習者に対して中枢神経を破壊する薬物を投与するのは、政法委員会(610弁公室を直轄する組織)からの命令だと言ったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/8/18/296160.html)
 
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