明慧法会|次姉が大法と縁を結ぶ
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 【明慧日本2017年1月9日】次姉から電話で、『轉法輪』を一度読み終え2回目を読んでいる、と聞きました。私はとても感動しました。次姉のここ数年の変化を振り返って、師父に対する感謝の気持ちで心があふれます。この法を正す時期の最後の最後に師父が次姉に大法と縁を結ばせてくださり、この千万年に一度の機縁を逃しませんでした。

 無関心

 私の家は大家族で、私には姉が3人と兄が1人おり、私は末っ子です。父と長姉は7.20以前に修煉を始めた古い修煉者で、私と三姉は2012年に修煉を始めた新しい修煉者で、母は煉功していませんが『轉法輪』を10回も読み、今もまだ読んでいます。次姉と兄だけが大法に対して無関心でした。

 はっきりと覚えているのですが、迫害が始まった後の2003年、修煉を放棄してしまった長姉が師父のお助けの下、また修煉の道に戻りました。さらに、親戚友人に真相を伝え三退を勧め始めたのでした。私と三姉は長姉が迫害されるのではないかと心配し、親戚が長姉を理解せず嘲笑しているのを見て、心が悲しくなりました。それに対して次姉は無関心で、時には長姉のことを恥ずかしいと言ったり、怒ったりしていました。私と三姉が修煉を始めた後、次姉とその夫はいつも「(長姉が)2人を『害した』!」と言っていました。私たちは次姉に煉功するよう勧めましたが、次姉は口をへの字に曲げて「私にはあなたたちのような心のゆとりはないです。もし功夫を持っていたとしたら、マージャンをします」と言いました。その時、私たち姉妹は「次姉は大法とは縁がないのかもしれない」と感じ、次姉が大法に反対しなければそれでよい、と感じました。

 初めて知る

 それは2013年の秋の事でした。その年、家の農作業は早く終わったので、兄の家に行って綿摘みを手伝いました。兄の家の手伝いが終われば家に帰るつもりだったのですが、母は無理やり私を次姉の所へ数日手伝いに行かせようとしました。「次姉の家の仕事は山ほどあり、立冬まで忙しくて手が回らない」と聞き、次姉の一家に大法の素晴らしさを伝えようと思っていたこともあって、私は承知しました。手伝い始めると十数日にもなり、大法の真相の基本は全て伝えることが出来ました。

 はっきりと覚えているのですが、次姉の家に行ったその日の晩、次姉と甥とその妻、下の甥と私の4人はオンドル(訳注:土やレンガで造った寝台に煙道を設けた暖房器具)に座って話をしていました。その時の私は修煉を始めて1年も経っていなかったので、真相をどのように伝えればよいのかわからず、長姉から送られてきた音楽プレーヤーで聞いた『共産党についての九つの論評』の内容と、明慧ネットで見た同修たちの修煉の話を次姉たちに聞かせました。そうしたら、2人の甥は特に聞きたがり、「おばさん、早く話してよ。聞きたいよ!」と言いました。次姉はそばで笑っていました。2人の甥に、私は多くの不思議な出来事を話してあげました。また私が自分の次元で理解した内容を話したりもしました。すると、甥の妻が「おばさん、私は共青団員ですが、脱退させてくれませんか!」と言いました。すると、下の甥も焦って「おばさん、長姉のおばさんに聞いてほしいのですが、長姉のおばさんは私を共青団と少年先鋒隊から脱退させてくれたのでしょうか? 忘れてはいないでしょうか? 忘れてしまったら駄目になる!」と言ってきました。私の心は興奮しました。なぜなら、3、4カ月前、三姉が孫のために満月酒(訳注:子供が生まれて一カ月の時に親戚友人を招待して食事をしたりお酒を飲んだりすること)を催した時、下の甥に真相を伝えると、「そんなの信じません。共産党がなければだめだと思います」と言っていたからでした。師父のご加持に感謝し、その晩、私は多くの真相を話しました。2人の甥は興味津々に聞いていて、最後に優曇華の花について話すと、2人の甥は一刻の猶予もならない様子でインターネットにアクセスして調べ、優曇華の花を探し当てると、舌を巻いて驚いていました。

 遅くまで真相を話しましたが、下の甥はまだその場を離れたがらず、次姉が「ここにいると、お父さんにしかられるから、早く部屋に行って寝なさい。あなたもおばさんも私たちも明日も働かなければならないから!」と言いました。それでやっと、下の甥はぐずぐずしながらもオンドルから降り、部屋の出口の所でふり返ると、私に目くばせして「おばさん、明日の晩も続けてね!」と言いました。私たち数人はみな笑いました!

 甥の妻は物分りが良い人で、私と気が合い、大法も認めていました。ある時、甥の奥さんが煉功を見せて欲しいというので、第一式功法をやって見せました。すると、甥の妻は次姉に「お義母さん、なぜおばさんと煉功しないのですか?」と言いました。すると、次姉は「私には彼女のような根気がないので、続けられないの」と言いました。すると、甥の妻は「朝早く煉功すればいいですよ! 子どもを見てるから時間がないのでしょう!」と言いました。すると、次姉は「私は修煉していないけれど信じています。なぜなら私たちは実の姉妹ですから、彼女が私を騙すはずはないので、私は信じています!」と言いました。

 次姉の家での真相伝えは順調で、そのために歓喜心が起きてしまい、続く出来事は予測できませんでした。ある時、畑で仕事をしていた時、「もう長いこと師父の説法を聞いていない」と思い、持ち歩いている音楽プレーヤーを開き、師父の説法を拝聴しました。師父は天目の問題を説かれており、ちょうど聞き入っていた時に次姉の夫が「説いているのは何ですか、人が聞いても理解できないことでしょう」とにぎやかに言ってきました。私はすぐに厄介なことになったと思い、冷笑を浮かべながら「理解できない? 字が読めないおばあさんでも理解できるのですよ!」と言いました。すると、次姉の夫はすぐに「それならあなたは正しい。法輪功が説いていることは正しい。中国の中央テレビが言っていることはみな嘘だ!」と思っていることとは逆のことを言って騒ぎだしました。私は依然として冷笑を浮かべながら「あなたは中国中央テレビを信じており、私は法輪功を信じているだけで、何かあなたに関わりを持ちましたか? あなたに聞かせようとしましたか?」と言いました。その時の私には修煉者らしいところは少しもありませんでした! 次姉がそばにいて仲裁しましたが無駄で、私と次姉の夫はぷりぷりと怒り、口をきかなくなってしまったので、黙ってせっせと働くしかありませんでした。次姉の夫はむせて口がきけなくなってしまい、自分に怒りを爆発させていました。

 私は自分が間違っていることを知っていたので、黙って内に向けて自分の心を探しました。人に言われたくない心を見つけたので、怒るのをやめ、次姉の夫に口答えしたことを後悔し始めました。次姉の夫の気性がとりわけ荒いことを知っており、彼は文句をぶちまけなければ病気になってしまうでしょう。ああ、私は1人の修煉者であるのに常人とけんかをしてしまい、本当にどのように修煉すればよいのかわかりませんでした。綿摘みを終えると、収穫のできるトウモロコシをもぎ取り始めましたが、次姉の夫はまだ黙っていて口を開かず、次姉もずっと黙っていたので、私は笑いながら「怒らないでください、お兄さん。私が間違っていました」と言いました。何回も話していると、次姉の夫は「ふん」と言って「やはり修煉者だな。さすがとしか言いようがない。あなたたちの言うとおりにしますよ!」と言いました。それを聞いて、これは師父が私に言わせたのではないかと思い、心がさらに恥ずかしくなり、ひたすら謝りました。次姉の夫は最後に「もし畑仕事が終っていなければ、私はすぐにあなたを追い払いますよ!」と言いました。そこで私はぷっと吹き出して笑い「お兄さん、安心してください。私を追い払おうとしても私は離れませんから!」と言いました。次姉の夫は笑い、次姉も笑いました。

 私はこの関を乗り越えたと思っていましたが、数日後、両親と姉と甥たちがこの出来事について話していたので、次姉の夫が私を追い払おうとしたあの話についても詳しく話しました。しかし、両親たちの答えは「彼を怒らせるべきではない」でした。私はとても不満に感じ、なぜみんな次姉の夫の肩を持つのか?! と不満でしかたなくなりました。私は自分が修煉者であることをまた忘れてしまいました。私の言行が大法の基準に到達していなかったため、次姉の夫に大法に対する抵抗がもたらされ、それが次姉にも直接影響してしまったのでした。私たちは実の姉妹ですが、次姉の夫は次姉から見れば目上の存在だったのです。

 敵視

 修煉を始めて2年目の春、他人の家が多くの畑を請け負っているのを姑が見て、私たちに6畝(訳注:1畝は約6アール)を請け負わせたので、私たちの田畑は合わせて40畝に増えました。姑と夫はアルバイトを雇わなかったので、自分で働くしかなく、忙しくててんてこ舞いになりました。その年に私たちは隣の村の学法グループに参加し始めたので、昼間は農作業を手伝い、夜は隣の村へ行って同修と一緒に学法し、ひまな時は同修たちと一緒に市場へ行って真相を伝える資料を配って三退を勧めたりしました。そうして実家に帰る回数が少なくなり、行ったとしても多くの場合、市場に行った後に買い物をして両親に会いに行き、さらに両親の家に泊まることはほとんどなく、日帰りしていました。実家の人たちはみな不満がり、私たちがまともな生活を送らず家を放ったらかしにしていると思われてしまいました。特に三姉は、真相を伝えに外に出ていたので、臆病で事なかれ主義の三姉の夫がむりやり阻止しようとし、夫婦2人はいつも言い争い、さらに家族の不満を引き起こしたのでした。このため、修煉して間もなかった私たちは法の勉強が浅かったため、トラブルを回避するために、めったに実家に帰らず、帰ったとしても一緒に帰りました。1人でも人が多い方が力が強いわけで、そうでなければ家族の代わる代わるの攻撃に太刀打ちできませんでした。特に次姉の家に行くのはより少なくなり、行ったとしてもご飯も食べず、わざわざ兄の家まで行ってご飯を食べていました。

 次姉夫婦の家を私たちが手伝って働くことは少なく、時間があれば市場へ行って真相を伝えていたので、次姉夫婦は、私たちのように法輪功を学ぶ人は非人情だ、と思っていました。特に次姉の夫は話をすればあれこれとあらを探し「大法がいけない」と言ったので、私と三姉は心性を守れずに次姉の夫と喧嘩をしてしまいました。最後には、次姉の夫は私たちのことが嫌になり、嫌悪する心が生まれ、さらに親戚関係を断絶したいとまで思うようになってしまいました。次姉の家に行く時はいつもちょうど正午だったので、次姉はいつも「ここでご飯を食べるの? でも夫に法輪功のことを話すのは許しませんよ!」と言いました。私たちは苦笑し「話すなと言われても話さなければなりません」と言いました。すると、次姉はうなずき「うーん、彼はあなたたちのことを嫌がっているのに、あなたたちは彼を怒らせてでも話したくてたまらないのでしょう。あなたたちはやはり家に帰って食べてください。あなたたちが彼を怒らせないで済むように」と言いました。それからは私たちと次姉夫婦の関係はますます膠着状態になりました。最後には、私たちが親戚に真相を伝えていた時、次姉の夫は足を踏みならして烈火のごとく怒鳴り散らし、親戚たちが真相を聞くのをひどく妨害しました。

 当時、三姉と私は内に向けて探さず、外に向けて探しており、次姉の家で供えているものに邪霊がついているから妨害されていると思っていたので、次姉に相談して供えているものを処分してもらうことにしました。最初、次姉は理由を探して私たちに言い逃れをしていましたが、その後だんだん、嫌気がさしたような態度をとるようになってきました。その年の冬になるまで、次姉の家では綿花を売っていたので、私と三姉は片付けを手伝いに行きました。次姉の夫が手伝いに来てくれた数人の人を食事に連れて行った後、三姉が再び次姉の家で供えているものの話を持ち出し、三姉がその供えているものを落として壊しに行った、と話しました。すると、次姉は爆発し、私たち2人に向かって「私の家のことについて関わらないでください! あなたたちは他にもやる事があるでしょう? あなたたちはそのことをやっていればいいでしょう! 以前、私たち姉妹は一緒にマージャンをしてよく話をしていたけれど、今はどうですか。あなたたちにもまだ人情というものがあるのですか?」と大声をあげました。私たち2人は無言のままでした。私は次姉が感じていることを理解し始めました。姉妹4人のうち、私たち3人は修煉し、いつも同じ場所に集まって交流していましたが、次姉だけがいつも1人でした。次姉は他に話をしたりおしゃべりしてあれこれ苦労を訴える人も見つからず、私たちを恨まないでいられたでしょうか? 修煉者として、私たちは他人のことを考えていなかったのです!

 その後、次姉より次姉の夫の方が大法に接触し、市場で同修が次姉の夫に真相資料を渡そうとしましたが、次姉が前方で阻止して「いりません。読んでる時間がありませんから!」と言いました。そして、私たちも次姉夫婦の何が問題点なのかを見つけられなかったので、次姉夫婦の前で大法の真相を伝えて次姉夫婦のネガティブさが呼び起こされてしまうことと、大法に対する不敬な言行が行われることを恐れました。このようにして1年余りの間、お互いに譲歩せず平行線のままでした。

 認める

 転機は2015年の秋に訪れました。三姉が心性を守れず、夫と喧嘩した後、三姉の夫は毒性の低い農薬を飲んでしまいましたが、師父のご加護の下、三姉はこの関を乗り越えました。しかしそれからは、三姉の夫はすぐ農薬を飲んだり、自分で自分をビンタするなど自らを傷つけるという方法で修煉を放棄するよう三姉に迫りました。三姉は学法環境がなかったために、自分の執着がどこにあるのかを探すことができず、母親の家に帰りました。母親の家で1カ月間住んでいる間、学法し真相を伝える以外に、積極的に兄や次姉を手伝って働きました。最初、次姉の夫はうつむいたまま大きな声で三姉に「不要だ!」と言いました。しかし、三姉の心は動かされず、心性を守り、働きながら大法の素晴らしさを伝え、自分の内から問題を探し、次姉夫婦に「私たちは師父が説かれた事に従って行っておらず、あなたたちのことも考えていなかったのは、私たちの誤りでした」と伝えました。

 次姉夫婦の三姉に対する態度はゆっくりと変化していきました。次姉の夫は「彼女はしっかり修めている」と言いました。ある時、村で結婚披露宴があり、ある村人が次姉夫婦に、三姉に法輪功を学ばせず家に帰ってきちんと暮らすように勧めさせようとした時、次姉夫婦は「私たちの妹は法輪功を学んで病気がすべて治ったのに、どうして私たちがそんなことを勧めなければならないのですか? 法輪功を学ばなくなったら、家に帰ってまた病んで難儀しなければならないのではないですか!」と言いました。

 トウモロコシを収穫する時が来て、私と夫は次姉を手伝いにトウモロコシの収穫に行くと、次姉夫婦は喜びました。トウモロコシの収穫が終わると綿摘みに行きました。次姉は私に、次男に家を買ってやるのにお金が必要だ、と言い、3万か5万かいくらか貸すことができないか、と私に聞いてきました。私は苦笑し、困ってしまいました。なぜなら兄が(娘に家を買うと言って)私の所から3万借りて行っていました。(2万は私の所に帰って来る予定)私の息子も大学に行かせるのにお金が必要で、将来は家も買ってやらなければならなかったので姑は機嫌が悪くなりました。しかし、師父は私たちに、他人のことを考え、他人を先に考え自分を後にし、無私無我であるよう説かれており、さらに修煉者は名、利、情に対して淡白でなければならないのです。そこで「5万貸しましょう!」と承諾しました。これには次姉の夫も意外だったようでした。なぜなら三姉も次姉の夫に5万貸していましたが、三姉の家は私たち農民に比べてどれだけ豊かなのかはわからなかったからでした。次姉の夫はついに「法輪功は私たちを非人情に変えるのではなく、人情が濃やかになるのだ」ということを信じるようになりました。

 2015年の冬、自分の家で植えた1畝の唐辛子を摘み終った後、同修たちと市場へ真相を伝えに行きたかったのですが、次姉の家も唐辛子を植えていたことを思い出しました。量は多くはありませんでしたが、次姉は孫の面倒も見なければならず、食事を作ったり部屋を片づけたりしなければならず、背丈の大きい次姉の夫が地面を掘りながら地面に座って唐辛子を選り分けるのは本当に辛いだろうと思いました。そこで、次姉の手伝いが終わってから市場へ真相を伝えに行く事にしました。唐辛子を摘んでも、真相を伝えるための十分な時間がありました。この数日で、私は知り合いに対して、大法の真相の全てを伝えました。すると、次姉は根本的に改め、法輪大法の素晴らしさを信じるようになりました。

 唐辛子を摘んでいる時に、次姉は私に悩みを相談してきました。次姉の夫はインターネットで1人の女性と「兄と妹のような関係」でにぎやかに交流しており、その女性は次姉の夫が歌を歌うのを聞きたがり、次姉の夫と愛し合っていることを明確に意志表示していました。また、家庭を壊す気はない、とも意志表示していました。次姉の夫は兄妹のような関係だと言い、態度はダラダラとしていました。そのため、次姉夫婦は大ゲンカをし、後味の悪くなるような関係になってしまいました。次姉は「もしその女性が夫を連れ出し、夫がその一歩を踏み出してしまったら、離婚して二度と戻ってこなくなる」と言いました。

 次姉の苦しみを見て胸が痛みました。道徳の退廃は各個人にまで波及しています。次姉のような夫を支え子供をしつける伝統的な良妻賢母でも逃れることはできませんでした。私は真・善・忍という宇宙の法理を基点として、次姉の心の中のわだかまりを溶かし、「この出来事はこの社会の人倫が乱れたために引き起こされた結果です。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と誠心誠意念じれば、法輪大法の師父はあなたを保護してくださり、あなたが望んでいない結果を引き起こすような出来事が起こることはないでしょう」と次姉に伝えました。

 次姉は私の言ったことをちゃんと聞いてくれ、毎日時間があって思い出すことができれば「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じました。また次姉は結果を求めず、ただ念じ、ひたすら念じました。毎日念じるに従って、次姉はだんだん変わり、今回の出来事を完全に放下することはできませんでしたが、もう二度と夫と言い争ったり、敵対的な態度をとったりすることはなくなりました。私は次姉の夫に「姉の度量が狭いのではなく、あなたは姉の光なのです。あなたを失えば彼女にはすべてがなくなります。もし彼女が本当に少しもあなたのことを気にかけなくなったら、姉はあなたの妻ではなくなります!」と言いました。次姉の夫は「理にかなっている」と言いました。

 次姉の夫にも大きな変化が起こりました。次姉の夫は私たちが市場で真相を伝えることに最も反対していましたが、今では積極的に世話をしてくれるようになりました。車で私たちを市場まで連れて行ってくれ、「あまり遅くならないように、注意してください」と言ってくれました。ある時、遠くの市場まで行く時に、強風が吹いていて凍えそうでした。私と三姉は他の2人の同修と約束してオートバイで行きましたが、次姉が電話して来て「夫が車であなたたちを連れて行きます。寒すぎるのであなたたちが冷えてしまうのではないかと心配だと彼は言っています」と言いました。私と三姉は感動し、次姉の夫の心優しさに感動しました。

 道中、2人の同修はチャンスを逃さずに次姉の夫に真相を伝え、「4.25」に関する真相資料を渡しました。次姉の夫は笑うだけで何も言いませんでした。実際、次姉の夫の変化の大半は私に対する感激から来たものであり、本当に真相を理解し大法に同意したわけではありませんでした。次姉の夫は家に帰った後、同修がくれた真相資料を持ちながら次姉に小声で「ここに書かれていることはなんだと思いますか、信じられますか?」と言いました。すると、次姉は彼をにらんで「テレビで言っていることは本当なのですか? 私は信じません。私は法輪功を信じます!」と言いました。

 縁を結ぶ

 次姉の変化は大きかったのですが、次姉に急いで本を読み法を勉強させることはしませんでした。というのも、この2年間の経験を通じて、成功を急ぐとちょうど反対の結果になることを知っていたからでした。修煉は縁によるものですから、すべて自然に任せれば師父が決めてくださいます。

 実際、次姉は悟性がよく、師父と大法に対して意思がさらに硬く動揺しなくなり、暮らしが思い通りにいこうがいくまいが師父と大法を疑うことはありませんでした。ただ毎日「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じ続けていました。私と三姉がいろいろな市場を走り回っているので人に笑われた、ということを母と兄嫁がしゃべりだした時、次姉はいつもとても厳かに「彼女たちにかまわないで、行かせてあげましょう。彼女たちには彼女たちの道理があり、他人が何か言いたければ言わせておけば良いのです。他人の言うことを相手にしてどうするのですか!」と言いました。また、次姉の息子2人が大法を理解しない時、次姉は「あなたのおばさんたちが私たちを騙すと思うの? 彼女たちは寒さに凍えながら白い目で見られてもなぜ法を伝えるのですか。人を救うためだからではないですか?」と言いました。

 次姉は内に向けて探すことを覚えました。兄嫁は次姉の家の唐辛子を摘み終える前に、実家にいる兄弟を手伝うために唐辛子を摘みに行ってしまいました。すると、次姉は「まったくもう、摘み終ってから行ってはダメなんでしょうか? 一日や半日だけの違いじゃないんですか?」と一言つぶやきました。そう言い終わると、頭を上げて私を見てきまり悪そうに「私は利己的すぎますか?」と言いました。そこで私は笑いました!

 三姉の次女はいたずらっ子で、次姉は最も嫌っていました。旧正月の前の数日間、次姉の夫が東北地方へ行き、私と三姉は次姉と約束して次姉の家に泊まることになり、三姉の次女も連れて行きました。しかし、次姉は三姉の次女を嫌がらず、毎日にこにこしながら三姉の次女にご飯を作り、さらに三姉の次女においしいものを買ってあげたので、三姉の次女は「おばさんは変わった、良くなった」と言いました。私たちが市場から遅く帰って来ても、次姉はご飯を作り、子供の世話をして忙しくしていても一言も文句を言ったりしませんでした。これが以前なら、あれこれ言わずにはいられなかったはずだった、ということを母親も気がつきました。そこで、母親はこっそり私に「次姉の変化は本当に大きい。あなたたち2人(私と三姉)は本当にわからず屋でこんなに遅くなってもまだ帰ってこない、と私が言ったら、彼女は『彼女たちが行っているのは正しいことですから、私が忙しいのは何でもないことです』と言ったんだよ」と言いました。これが法輪大法の威力でした。

 ある日、次姉が私に「あなたが夫に渡したあの本は読み終わりましたよ!」と言いました。私は驚きました。その本は『大圓満法』でした。その時、次姉の夫は痔で、私の夫が法輪功を学んで痔が治った、という話を私から聞き、次姉の夫も煉功動作に関する本を必要としましたが、「煉功はするけど、本は読みません」と言いました。結局、数ページ読んだだけで読まなくなってしまいました。そこで、機会を見つけてその本を取り返さなければ、と思っていたのでした。しかし、次姉がその本を読み終わってしまうなんて、本当に喜び驚きました。次姉は「もう1冊持ってきてちょうだい。もっと厚い本がいいわ」と言いました。私はうなずき「次姉はついに大法と縁を結びました」と心の中で師父に感謝しました。

 私は次姉に「読むことを堅持し、どれだけ読んだかに関わらず、読みさえすれば報われます」と伝えました。

 春になり、農村は忙しくなり始めましたが、どんなに忙しくても時間がありさえすれば次姉は『轉法輪』を抱えて数ページ読み、例え1段落であったとしても読み続けました。次姉は「読めば読むほど読みたくなります」と言いました。そして、次姉は次姉の夫に「先生は一般人ではなく、佛さまですよ!」と言いました。すると、次姉の夫はうなずき、同意しました。次姉の家の数人の親戚には憑き物がついていて、ひどく苦しい思いをさせられており、(厄払いのために)乗り出して看病しなければなりませんでした。次姉が私にこの事を話したので、師父の法の中で説かれている憑き物に関することを次姉に伝え「くれぐれもそれらを信じないように。これは偶然ではなく、もしかしたらあなたに向けられたものであるかもしれず、目的はあなたを妨害し、あなたに修煉させないことです」と注意しました。すると、次姉は「安心してください。誰も私を妨害できず、私は誰も信じず、大法だけを信じます!」と確固として言いました。

 後書き

 次姉はまだ煉功していませんが、次姉の大法との縁を私は信じています。千万年と待ち続けて、次姉はついに大法と縁を結びました! 涙がこぼれ、次姉のために喜びました。

 師父にお礼を申し上げ、合掌いたします。

 (明慧ネット第13回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/7/337143.html)
 
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