河北省の雷江涛さん 留置場で残酷に拷問される
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 【明慧日本2020年10月29日】江蘇省漣水県に在住の法輪功学習者・雷江涛さん(41歳男性)は6月18日、漣水県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らにより連行された。8月、雷さんを誹謗中傷する書類が清江浦区検察庁に届いた。

 雷さんは河北省の出身。2002年に河北省衡水師範大学の数学学部コンピューター学科を卒業し、「全国物理オリンピック」三等賞を獲得したことがある。1999年7月、中国共産党が法輪功への迫害を開始してから、雷さんは国家安全局留置場、晋州留置場、冀東刑務所に拘禁されて迫害を受けたことがある。

 一、国家安全局留置場で殴打、電気ショック、手錠をきつく嵌められるなどの拷問を受けた

 2003年10月31日、雷さんは友人を訪ねるために北京へ行き、当日の午後11時にいきなり押し入ってきた北京のスパイ警官らにより連行されて国家安全留置場に送り込まれた。留置場で、雷さんは殴られたり、蹴られたりし、左側の顔が負傷して腫れ上がり、目が開かなくなり、耳も聞こえなくなった。スタンガンで腰や顔、口に電気ショックを与えられて、手錠も筋肉に食い込むようにして嵌められた。

'酷刑演示:电棍电击'

拷問の実演:スタンガンで電気ショックを与えられる

 雷さんは睡眠を剥奪され、立たされたり、しゃがまされたりすることを強要され、全身痺れて何の感覚もないままずっと痛めつけられていた。

 二、晋州市留置場で酷く殴打され、冷たい水をかけられ、奴隷のように労働を強要される

 2003年11月8日、雷さんは晋州留置場に拘禁された。そこで、顔を平手打ちされ、3日にわたり睡眠を剥奪された。警官に尋問されていた際、頭から冷たい水をかけられた。

酷刑演示:泼冷水

拷問の実演:冷たい水を掛けられる

 2003年12月1日~9日、雷さんは「法制教育センター」に移動させられ洗脳教育を強要された。洗脳教育が終わった後、晋州留置場に戻された。

 雷さんは奴隷のように働かされた。毎日深夜12時まで労働を強要され、睡眠はわずか2時間あまりしかなかった。時には、連続して数日間睡眠を剥奪された。食事の時間以外、働くだけだった。製品の品質が悪いと言われ、殴打されることがしばしばあった。

 三、懲役7年で河北冀東刑務所に収監される

 2004年7月、雷さんは晋州裁判所により懲役7年の実刑判決を言い渡された。同年10月、雷さんは長い間迫害を受けて全身に疥癬ができ、痒くて眠れなくなった。雷さんは断食で迫害に抗議し始めた。

 2004年11月4日午前と午後、刑務所の当番の警官数人が2回にわたってゴム棒や拳で雷さんを酷く殴打し、靴ブラシで雷さんの口をこじ開けて灌食した。翌日、雷さんはまた両手を背中で組んで手錠を掛けられる拷問を受けた。

'酷刑演示:背铐'

拷問の実演:両手を背中で組んで手錠をかけられる

 四、再度連行され、罪をでっちあげられる

 2020年6月18日、雷さんは江蘇省漣水県の警官らにより連行された。連行された理由は、雷さんが4月に、広場で法輪功の小冊子を配っているところを監視カメラで撮影されたからだという。

 10月13日、15日、検察官のタクという者が2回にわたって雷さんと話し、「罪を認め、刑罰を認め、煉功しない保証書を書くんだ」と強要したが、雷さんは拒否した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/22/414092.html)
 
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