【明慧日本2020年11月1日】黒竜江省七台河市の法輪功学習者・金玉紅さんは、2019年12月に身柄を拘束されてからずっと拘禁されている。情報筋によると、七台河市桃山区裁判所は2020年11月5日、金さんに対して裁判を行うという。
事件の詳細
2019年12月11日、金さんは黒竜江省大学の水利工程学部へ学生の宮宇さんに会いに行った時、警官に身柄を拘束された。宮宇さんの母親は自宅で七台河市依蘭県の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の警官に夜中にドアをこじ開けられ時、恐怖のあまり、マンションから飛び降りて死亡した。宮宇さんの父親、法輪功学習者・宮鳳強さんは当時、自宅で警官の不法侵入により妻が飛び降りて死亡したことを目撃して脱走した。このような悪事が暴露されないよう依蘭県と七台河の警官は宮鳳強さんの行方を捜索中である。金さんが不当に拘禁されたことも依蘭県の国保が金さんを尾行して宮鳳強さんの行方を見つけるためである。
また、依蘭県の国保は金さんの自宅で夫・任天文さんを連行した。依蘭県の公安局で関係者は任さんを殴り、頭に水をかけ、冬なのに窓を開けて寒さに晒した。任さんは暴力によって肋骨を2本骨折した。さらに、関係者は金さんに宮鳳強さんの居場所を自白しない限り、任さんを殴り続けると脅迫した。任さんは初めてこのような場面に遭い、耐えられずに自宅には法輪功の関連書籍数冊と資料があると認めた。任さんは依蘭県留置場で拘禁された時、受刑者に殴られて罵られ、大便と尿を呑み込むようにと強いられた。任さんは迫害に耐えられずに何度も自殺しようとした。依蘭県の警官は任さんが死んだ場合の責任を恐れ、一時出所させた。
一方、七台河市国保の政治法律政法委員会の畢樹慶、黒竜江省政治法律政法委員会の顧松海、黒竜江省公安庁国保の楊波は金さんをあるホテルに拘禁し、睡眠を禁じた。12日後、金さんは七台河留置場へ移送された。顧松海は金さんの家族に「金が『三書』を書かない限り、判決を言い渡すぞ。(法輪功を放棄する旨の書類)にサインをすれば、数日後に解放する」と言った。金さんは警官らに妥協せず、自分の信念を貫き、迫害に加担する関係者に法輪功の無実を伝え続けた。また3回の断食で迫害に抵抗した上に拷問を受けた結果、体重は60キロ代から40キロに落ちた。
七台河市の金さんの迫害に加担した法曹機関者は顧松海と楊波の指示に従い、金さんと弁護士に面会をさせなかった。弁護士は留置場の違法行為を訴えたが、各部門は互いにかばい合っていた。そのため、金さんは拘禁されてから10カ月後に初めて弁護士と面会できた。留置場の関係者はずっと金さんに「お前には弁護士がいない」と嘘をついていた。
七台河市桃山区裁判所は2020年11月5日、金さんに対して裁判を行う予定である。国内外の人に援助の手を差し伸べ、邪悪を阻止するよう、呼びかける。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)