許昌市の李淑華さん 迫害され3度目の不当判決
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 【明慧日本2020年11月7日】(河南省=明慧記者)河南省許昌市の法輪功学習者・李淑華さんは8月、迫害の実態を人々に伝えたとして、同市魏都区裁判所に再度懲役3年の実刑判決を言い渡され、新郷女子刑務所に拘禁された。現在、李さんは迫害され自力での生活ができなくなっている。今回、李さんは3度目の不当判決となる。

 李さんは1月8日に、市内に住む80代の男性に法輪功が迫害されている事実を伝え、法輪功のパンフレットを渡した。男性はパンフレットを家に持ち帰ったが、法輪功に誤解を持つ息子が1月10日、許昌市東城区公安支局に行って通報した。

 1月13日午後、許昌市東城区公安支局の警官らは李さんの自宅に侵入し、家宅捜索を行い、法輪功創始者の写真、法輪功の書籍、ノートパソコンなどの私有物を押収し、李さんを許昌市楡林郷留置場まで連行した。数日後、李さんに対する不当な逮捕状が魏都区検察庁より発付された。

 許昌市留置場に拘禁されている間、李さんは半身不随の症状が現れ、数カ月間ずっと自力での生活ができないため、苦しい日々を送っていた。8月、懲役3年の実刑判決を言い渡され、新郷女子刑務所に移送された。

 李さんは1996年に法輪功を学び始めた。それ以来、李さんは人生の意義が分かり、「真・善・忍」の基準に従って良い人間、さらに良い人間を目指すようになり、心身とも健康になり、道徳レベルも向上し、家庭は睦まじくなった。

 1999年7月、中国共産党が法輪功への弾圧を開始してからも、李さんは「真・善・忍」を堅持し、迫害の実態を人々に伝え続けたことで、二度不当な判決を言い渡された。

 一、1回目の判決で、独房に監禁され、臭いマスクを付けられる

 2009年7月13日、李さんは神韻公演のDVDを配布した際、西関派出所の警官らにより連行された。留置場で1年間拘禁された後、李さんは懲役3年の実刑判決を言い渡され、2010年8月には新郷女子刑務所に拘禁された。

 李さんは新郷刑務所で、長さ2メートル、幅1.3メートルの暗い独房に閉じ込められ、毎日「法輪大法は素晴らしい」と叫んだため、手足を縛り付けられ、数カ月間一度も洗ったことのない臭いマスクを付けられた。真夏には、二十数日以上、髪や下着などを洗うことを許されず、体からは強烈な悪臭が漂っていたため、監視する受刑者でも接触することを嫌がっていたという。毎回の食事は、卵と同じ大きさのトウモロコシの蒸しパン1個、茶碗半分のスープとわずかな漬物しかなかった。

 2012年7月、刑期が満了して出所した時の李さんの体重はわずか35キロだった。

 二、2回目の判決で、手足に凍傷、骨折、重体になる

 2013年5月5日、李さんは街で人々に真相を伝えたため、濡れ衣を着せられ、許昌市留置場に拘禁された。

 2014年4月、李さんは魏都区裁判所に懲役4年の実刑判決を言い渡され、新郷刑務所に拘禁された。

 半年後、李さんは再び独房に閉じ込められた。冬の最も寒い時期で、独房の中は寒風で骨の髄までしみ込み、全身が氷に包まれたようだった。毎食、相変わらず小さい蒸しパンとわずかな漬物しか提供されなかった。寒さで、李さんの手足は大きなこぶができ、凍傷になって爛れて、ヒリヒリとした痛みを伴った。

 2016年10月、李さんは作業場で転倒して腰を負傷し股関節を骨折した。しばらくして、李さんは自力での生活ができなくなり、同じ監房の学習者にずっと世話をしてもらった。2017年5月4日、李さんは冤罪を終えて解放され、帰宅した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/29/414365.html)
 
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