【明慧日本2020年12月22日】河北省張家口市の法輪功学習者・孫潤桃さんと高清秀さんは、法輪功迫害に関する資料を無料で配布していたとして、2020年12月3日、張北県裁判所からそれぞれ懲役4年と3年の不当な判決を受け、2万元の罰金を科された。孫さんは張家口地方裁判所に控訴した。
2019年8月17日午後、沽源県の道路沿いで迫害の実態について話していた際、高さん、孫さん、趙梅さんは、真相を知らない人に通報された。長梁郷派出所の警官が車で2時間近く捜索し、県公安局の警官と一緒に、県の大通りの車内から高さん、孫さん、趙さんの3人の法輪功学習者を連行した。
その後、3人の警官が第四中学校の教師である高さんの自宅に侵入し、捜索手続きもせずに警察証を提示するだけで家宅捜索を行った。また十数人の警官が孫さんの家へ行き、ドアを壊し、午後8時から午後12時まで家宅捜索を行った。そして、法輪功の書籍、壁に貼られたステッカー、プレイヤー、創始者の写真、コンピューターなどの私物を押収した。
2019年8月18日、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)隊長の李富林は、趙さんの自宅を家宅捜索し、法輪功に関する資料などを押収した。
同日午後、高さん、孫さん、趙さんの3人は不当に拘束され、張家口市拘置所に送られた。趙さんは高血圧のため、保釈され自宅に送られた。
同年12月中旬、高さんと孫さんに関する案件は、沽源県検察庁から張家口市検察庁に移され、張北県検察庁が受理することになった。
12月末、事件は張北県検察院により、沽源県公安局に返還された。 2020年1月下旬には沽源県公安局が再び張北県検察院に移した。
この間、高さんと孫さんは、張家口市拘置所に拘留されていた。2020年2月下旬、張北県裁判所に移され、裁判長を務めたのは段永桃だった。
9月15日、高さんと孫さんは、張北県裁判所でオンラインで開廷され、孫さんは弁護士を雇って無罪を主張した。
12月3日、2人はそれぞれ懲役4年と3年の判決を受け、2万元の罰金を科された。孫さんは張家口中級裁判所に控訴した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)