【明慧日本2021年1月5日】天津市紅橋(こうきょう)区の法輪功学習者・劉徳栄さんは、2016年12月上旬~2017年12月下旬にかけて、天津市の警官に2度も連行され、重篤な健康状態のため「仮釈放」を認められただけで、妻・于桂栄さんは実刑判決を受けていた。劉さんは警官からの嫌がらせを繰り返し受け、2018年末に貧困と病気で死亡した。
2016年12月7日、天津国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と各地区の派出所の警官が一斉に行動し、劉さん、于さんを含む少なくとも27人の法輪功学習者(以下、学習者)を同時に連行したが、その日、85歳の田さんだけが釈放された。
劉さんは不当な拘留中に血小板欠乏症を患ったため「仮釈放」が認められ、妻・于さんは天津女子刑務所で懲役3年の判決を受けた。不完全な統計によると、連行されてから2年近くの間に、武清区の学習者・楊玉永さんは拘置所に拘禁されている間に拷問されて死亡した。10人の学習者は懲役2年~5年の刑期を宣告されたという。
2017年12月28日、天津市公安局は再び多くの警官を配置し、各地区の公安局と派出所と共同で、市内全域で学習者を連行し、劉さんを含む42人と関わり合っていた。このうち、37人が連行され、5人が嫌がらせや脅迫を受けた。迫害された学習者のほとんど全員が自宅を家宅捜索された。少なくとも14人が逮捕され、10人が実刑判決を受けたことが知られており、最高刑は11年となっていた。
劉さんはこの連行を免れていなかったので、 彼は病気治療のために仮釈放されたことを警官に話し、さらなる迫害を免れて家に帰る前に、自宅に行ってカルテを出してもらったという。しかし、警察からの嫌がらせが続いた。
2年間の間に、劉さんは2度も連行されて家宅捜索された、妻に実刑判決が下され、警官らは嫌がらせを繰り返し、病院で健康診断を受けさせられた。貧困と病気の中で、2018年末に劉さんは死亡した。