四川省達州市の法輪功学習者6人に不当判決
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 【明慧日本2021年1月7日】四川省達州市大竹県の裁判所は2020年12月29日、法輪功学習者6人に不当判決を宣告した。王海乾さんに懲役7年6カ月、罰金5万元(約79万7000円)、唐之開さんに懲役5年、罰金3万元(約48万円)、鄧明志さんに懲役3年(刑務所外執行)、何大翠さんに懲役3年、罰金5千元(約8万円)、鄭東芬さんに懲役2年、呂成敏さんに懲役1年6カ月。

 2019年7月27日、大竹県の26人の学習者たちが集まって法輪功の書籍を学習していた際、県公安局、市610弁公室の人員らが鍵屋さんを呼んできて、無理やりドアを開けて26人の学習者を連行した。8月28日、重慶市に住んでいた唐之開さんも連行された。

 その後、王海乾さん、鄧明志さん、唐さん、何大翠さん、鄭東芬さん、呂成敏さんの6人は留置場に入れられ、その後、書類を裁判所に提出された。

 王海乾さんは大竹県竹北卿中学の中核教師であり、1994年、32歳の時に王さんはB型肝炎に罹ったが、1996年8月に法輪功を学び始め、肝炎はようやく治った。中国共産党の迫害により、王さんは労働教養2年を強いられ、何度も洗脳班に入れられた。しかも、教師の資格を剥奪されるなどの経済的な迫害も受けた。

 唐之開さん(70)は連行されて家宅捜索を受け、現金、プリンター、スピーカーなどを押収された。唐さんの他の2カ所の不動産会社も家宅捜索を受けた。

 鄧明志さん(54歳男性)は法輪功を学び始めた後、白血病を患っていた妻に対して献身的に面倒を看ており、親孝行も良くしていて、一家は幸せだった。

 何大翠さん(69)は元小学校の教師で、何さんは2003年に講壇で学生らに法輪功の真実を伝えたとして、ある学生の保護者に通報されて連行され、留置場で理不尽な迫害を受けた。同年、懲役5年の実刑判決を言い渡された。

 鄭東芬さん(53歳女性)は市場に出店し、商売で生活費を稼いでいた。

 呂成敏さんは達州市達川の人である。

 学習者6人は1年3カ月の拘禁を受けた後、2020年11月5日、大竹県松ポ林留置場で臨時法廷が設立され、裁判が開かれた。6人は皆厚いコートを着てマスクをかけ、両目だけが露出していた。傍聴したい家族は傍聴許可証を申請する必要があり、しかも学習者1人に対して家族1人しか申請できなかった。法廷は留置場にあったが、傍聴する場所は裁判所にあり、オンラインテレビを通して見ることしかできなかった。裁判当日、県内の学習者たちは全員監視され、家を出ることを禁止されていた。

 何さんは一人では立つ事もできず、支えられながら出廷し、深刻な咳をしていた。娘は面会しようと申請したが、拒否された。

 裁判は午前10時から午後6時まで続いた。3人の弁護士は法輪功学習者を釈放するようにと主張し、しかも警官の違法行為も指摘した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/1/417860.html)
 
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