遼寧葫芦島市の範志剛さん、蘇爽さん夫妻 不当に開廷される
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 【明慧日本2020年1月11日】遼寧省葫芦島市の法輪功学習者・範志剛さんと妻の蘇爽さんは2020年4月15日、不法に家を差し押さえられ、連行された。同年12月10日、連山区裁判所はコロナ禍のため留置場で開廷し、親族一人だけが傍聴を許された。開廷には、家族が招聘した北京の王弁護士が携わった。12月10日の法廷で弁護士は範さんに、どうして法輪功の修煉を始めたのか問いかけた。これに対して範さんは、「私は1996年に法輪功の修煉を始めました、当時は何の問題もありませんでした」と答えました。弁護士は続けて「あなたは法輪功を通して反社会的行為を犯しましたか? 法輪功を始めて何か利点がありましたか?」と聞いた。範さんは、「反社会的行為はありません。法輪功を始めて心身ともに恩恵を受けました」と答えた。

 弁護士:「事件当日、警察に連行された時、あなたはどこにいましたか?」

 範さん:「外にいました」

 弁護士:「あなたの家にある書籍と物品を細かく数えたことはありますか?」

 範さん:「いいえ、数えたことはありません」

 弁護士:「あなたの家に法輪功の書籍はありますか? この書籍はあなたが作りましたか? 外で配布する事が出来ますか?」

 範さん:「この書籍は自分でネット上からダウンロードしてきたものであり、外で配布しません」

 弁護士:「当時のあなたの告訴状にはあなたの過去の経歴が書かれています。内容は全て事実ですか? 捏造していませんか?」

 範さん:「これらは私が受けた迫害の経歴であり、全て事実で捏造はしていません」

 検察官:「あなたの家にある百余りの書籍は何に使うのですか?」

 範さん:「これらは自分で見るためです」

 検察官:「これだけ多くの書籍は外で配布するためではありませんか?」

 範さん:「法輪功の内部の書籍は学習者が自分で見るためのものです」

 弁護士:「コンピュータとプリンターは個人の物品に属し、どの家庭にもあるので、罪を言い渡す証拠にはなりません」、「彼はただ単純に法輪功学習者であり、これらの書籍は周囲に如何なる影響ももたらしていません。彼は如何なる法律をも犯しておらず、邪教という罪名を利用して法律に違反したということは、現在の状況から見て、このような罪名は成立しません」

 範さん:「法輪功は邪教ではありません」

 範さんの母:「私の息子は誰に対しても慈悲深く、今年78歳になる私の生活をも配慮し、よく私に餃子やご飯を届けてくれます。今後も私は息子を頼りにしています。法輪功は邪教ではなく合法であり、14種類の邪教の中に法輪功はありません。『憲法』第36条により、中華人民共和国の国民は宗教・信仰の自由があります。法律を犯しておらず死傷の現象も存在していません。彼は何も法を犯すようなことはしておらず、歩いていただけで連行されました。『憲法』第41条により、国民は告訴する権利があります。私は連山区裁判所に彼の無罪釈放を要求します。江沢民への告訴も無罪です」

 範志剛さんと妻の蘇爽さんは法輪功学習者で、二人とも「真・善・忍」に基づいた善人であり、家では親孝行で外では他人のことを考慮できる良い人である。このような善良な人が幾度となく迫害を受け、職を免職された。

 2020年4月15日午前、範さんは街中で突然西街派出所の警官に連行され、家宅捜査された。当時は妻の江蘇さんも家におり、果園社区と西街派出所、竜港公安支局の三人が共謀して彼らの家財を差し押さえ、プリンターなどの物品を没収し、夫妻を葫芦島市留置場に不当連行した。その後、範さんの母が社区の職員に逮捕の理由を聞くと、「おまえの息子が法輪功をやっているからだ」と答えた。

 その後、範さん夫妻は葫芦島市竜港区検察院に連行され、後に連山区検察院に引き渡された。そして2020年10月27日、連山区裁判所に引き渡されて、連山区検察院より起訴状を下された。検察官は張孝金、杜揚である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/14/416464.html)
 
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