広東省女子刑務所で蘇桂英さんが受けた非人道的な拷問
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 【明慧日本2021年1月22日】(広東省=明慧記者)広東省湛江市の法輪功学習者・蘇桂英さんは、2016年8月31日に連行された後、懲役4年の実刑判決を宣告された。

 広東省女子刑務所で蘇さんは滅多打ち、立ったままの姿勢を強制、日光に当てる、トイレを禁止、長期にわたり睡眠を剥奪、足の指を踏みつけ、爪楊枝でまぶたを刺す、冷水を全身にかける、皮膚を抓む、頭をつかんで鉄扉に叩きつけ、髪の毛をつかんで殴る、凍えさせる、飢えさせる、変態的な拷問、目を弾く、下半身を含む全身をブラッシングした後に洗濯粉を付ける、熱湯をかける、しゃがむ体勢を取らせる(腰掛に釘が逆さまに挿し込んである)、薬物迫害、精神病院に監禁するなどの非人道な拷問を受けた。

 以下は、広東省女子刑務所で受けた迫害について、蘇桂英さんが語った内容である。

 私は蘇桂英と言います。59歳で、2008年に法輪功を学び始めました。2016年、法輪功迫害の実態を伝えたとして連行され、懲役4年の実刑判決を下され、非人道的な迫害を受けました。

 ここで、私は4年間受けてきた迫害、特に広東省女子刑務所で受けた迫害を暴露し、その中から私も中国共産党(以下、中共)の邪悪、欺瞞、煽動、無頼、間諜、略奪、闘争、殲滅、制御の九大特徴(『共産党についての九つの論評』より)をより深く経験しました。

 2016年8月31日の夜、私ともう1人の法輪功学習者は、中共に騙されている人々を救うために、法輪功迫害の事実メッセージを送っていたところ、湛江市赤坎区の警官により中華派出所に連行されました。そこで、脅迫され自白を強要されましたが協力しなかったため、翌日の夜、湛江市第一留置場に拘禁されました。

 私たちは、2017年12月12日の裁判を行うまで、1年以上拘禁されました。友人や家族は弁護士を雇い、私たちのために根拠に基づいた無罪弁護を行ったにもかかわらず、現地の政法委、610弁公室と裁判所は共同で、私に懲役4年と罰金5000元を言い渡しました。私は判決を不服として控訴しましたが、湛江高等裁判所に却下されました。

 私はずっと自白せず署名せず、迫害を認めませんでした。2018年5月上旬のある日、十数人の警官に強制的に押さえつけられ、指紋を採取されました。5月16日、広東省女子刑務所の第四監区に拘禁され、そこからさらに非人道な迫害が始まったのです。

 一、「勉強クラス」で受けた迫害

 刑務所に入って1カ月ほどの間、「勉強クラス」に入れられました。肖という警官が3人の女性受刑者に指示し、様々な拷問を実施しました。

 朝5時に起床してから夜の12時過ぎまで、食事や掃除する時間以外にはすべて立たされました。自分の体を支えきれずに地面に倒れてしまうと、受刑者に罵られたり蹴られたりして、服が引き裂けられたことも多くありました。また、トイレに行くことを許されず、立ったままでパンツが漏れてしまいました。6月の眩しい太陽の下に引きずられて、何回も日光にさらされました。

示意图:烈日下暴晒折磨

拷問のイメージ図:日光にさらされる

 勉強クラスの責任者・梁という警官は、背の高い女性受刑者に、私をコンクリートの地面で引きずるように指示しました。数百人の前で、私のズボンや下着がひどく破れ、さらに汚い水を私に向けてかけました。

中共酷刑示意图:拖拽

拷問のイメージ図:大勢の前で引きずられる

 このように1カ月以上拷問を受け、服やパジャマやシーツ、タオルなどは破れて紛失し、下着は洗っても落ちないほど汚れ、両足は風船のように腫れ上がり、見るだけでも恐ろしいほどでした。さらに、法輪功を誹謗中傷する映像を見せられ、精神的にも苦しめられました。

 二、滅多打ち、長期にわたり睡眠を剥奪、足の指を踏みつける、爪楊枝でまぶたを刺す、冷水を全身にかける、頭をつかんで鉄扉に叩きつける

 私は最も凶悪な301組に移されました。女性警官と刑務所の610弁公室人員は、7、8人の女性受刑者に指示し、私に長時間立つことを強制し、立ったままビデオを見せ、毎日の睡眠を2時間に満たさないように監視させました。私がビデオを見なければ、すぐ分厚い本で頭を叩かれ、顎を上に押し上げられます。また、目を開く状態を強制され、ちょっと目を閉じると、殴られ蹴られ、両足の指を踏みつけてねじったり、こすったりされました。足の指から血が出たにもかかわらず、前の受刑者が疲れると、次の受刑者が引き続き踏みつけました。その結果、全身が傷だらけになりました。

'酷刑演示:毒打'

拷問の再現:滅多打ちにされる

 何をされても私は彼らに協力しなかったので、激怒した警官は受刑者に命令し、私の手を掴んで師父と法輪功を罵る言葉を書き、懺悔書や保証書を書き、私の服や下着、体に師父の名前を書きました。

 三、身体の肉を抓む、髪の毛をつかんで殴る、凍えさせる、飢えさせる、変態的な拷問、目を弾ける

 2018年8月27日以降、私は301組から401組に移されました。そこで、警官の指示を受けた数人の受刑者が、私の頭をつかんでトイレの壁に叩きつけたり、平手打ちをしたりして、さらに一斉に集まってきて、集団暴行を繰り返しました。

中共酷刑示意图:殴打、撞头

拷問のイメージ図:殴打、頭を掴んで壁に叩きつけられる

 警官は、食事を持ってきて「食べたいか」と聞くふりをして、写真や録画した後に食事を捨てました。4日目には警官はビデオカメラを持って、食事を一口食べさせるふりをして、撮影した後また食事を捨てました。8日目(その間は何も食べさせてもらえず、何も飲ませてもらえませんでした)、警官はまたビデオ撮影をして、「断食」した私を「救う」と見せかけ、病院で灌食を行うと言いふらしました。

 2018年12月7日、非常に寒くなりましたが、私は薄い服一枚だけで、食事も提供してくれず、たまに一口や二口のご飯を与えられただけでした。二重掛け布団、暖かいコート、セーター、冬の靴などを装備した受刑者は、扇風機のスイッチを入れて夜から明け方まで私に吹き付けるようにし、私を監視していました。いつものように殴られ蹴られ、頭をつかんで鉄の扉や壁に叩きつけられ、何度も繰り返しました。また、爪で私の目を弾き、涙が絶え間なく流れました。そして、私の顔を弾いたため、今でも顔に傷跡が残っています。

 四、下半身を含む全身をブラッシングした後に洗濯粉を付ける、熱湯をかける、しゃがむ体勢を取らせる(腰掛に釘が逆さまに挿し込んである)

中共酷刑示意图:浇凉水

拷問のイメージ図:冷たい水をかけられる

 彼らは私の服を脱がせ、冷たい水をかけました。また、ブラシで下半身を含めて全身を力強く磨き、それから赤くなった全身に洗濯粉を振りかけ、私は「漬物」のように全身が分厚い洗濯粉で覆われていました。彼らは30分後には熱湯を持ってきて頭から体中にかけました。私は悲鳴をあげ、彼らは笑っていたのです。

 五、薬物迫害、精神病院に監禁される

 2019年3月のある日、刑務所の医者は薬を持ってきて「これを食べたら発狂する」と言いました。そして、数人の受刑者は私を地面に押し付け、私の口を無理やり開けて薬を入れました。私はそれを飲み込まず、トイレに吐いたのを見て、彼らは私の髪をつかんでトイレの地面に叩きつけ、私の頭から血が流れ出ました。最後に、彼らは薬を粉にして私の口に注ぎました。その後、私は精神病院に送られ、迫害を受けました。

中共迫害示意图:强制灌药

拷問のイメージ図:無理やりに薬を注ぎ込まれる

 2020年8月31日、私は刑期が満了し、解放されました。刑務所の中にいた時に、将来出所したら、この邪悪で卑劣な迫害行為を暴露すると何度も考えていました。ここに記録したことは、すべて私が受けた迫害事実です。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/18/418711.html)
 
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