江蘇省の仲崇賓さん 洪澤湖刑務所で毒殺か
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 【明慧日本2021年1月24日】(江蘇省=明慧記者)江蘇省連雲港市の法輪功学習者・仲崇賓さんは、江沢民を告訴したとして懲役3年の実刑判決を言い渡され、刑期は2015年6月12日から2018年6月12日までだった。しかし、仲さんは出所してわずか2カ月後の8月14日に死亡した。同じく江沢民を告訴した妻の夏正艶さんも実刑判決を言い渡されたため、最期の時までお互いに会うことができなかった。

 仲さんの死について、家族と友人たちは非常に不審に思ったという。情報提供者によると、仲さんの遺体が火葬された後、遺骨の半分が黒くなっていたという。その時、火葬業者も「この人の遺灰はなぜ黒いのか?」と疑問に感じていたという。家族が「刑務所から出てきたばかりだ」と答えた後、火葬作業者は口を閉じた。

 仲さんは明らかに、家に帰ってから食欲がなく、みるみるうちに一日に食べる量が減っていき、ついに身体の臓器機能が衰弱して亡くなった。一方、当局は「結核にかかって薬を飲まず、治療も受けずに死んだ」と嘘をついた。

 実際、仲さんは帰宅してから咳をしていなかったし、肺に違和感もなかったが、洪澤湖刑務所は仲さんの死について、「刑務所では十分な治療を受けて何もなかったのに、家に帰って薬を飲まずに死んでしまった」と言いふらした。事情を知る人の話によると、仲さんは刑務所で迫害されて結核の症状が現れたが、薬を一切飲まず、注射もしていなかった。独房に隔離されたため、座禅や煉功ができたことで回復した。その後、病院で検査を受け、すべて正常になったことが確認されてから監区に移された。仲さんは「自分の結核症状は、病院の治療ではなく、煉功を通して治ったのです。実は薬を全部吐いてしまいました」と医者に教えた翌日、再び病院に連れ込まれたという。

 仲さんは、出所する3カ月前、病院に連れ戻された後に急に食欲がなくなったと友人の一人に明かしたことがある。洪澤湖刑務所は仲さんに何をしたかについては、刑務所の警官が一番よく知っている。遺骨が黒色になることは、慢性的な毒殺の結果だと分析する者もいる(最も可能性が高いのは、食事に毒が入っていたことだ)。

 仲さんは空軍レーダー隊第52団隊の退役軍人で、連雲港法律事務センターに勤務していた。1999年に法輪功を学び始めた。しかし、わずか1カ月後、中国共産党による法輪功への迫害が始まり、仲さんは様々な迫害を受けた。2004年7月、仲さんは労働教養所から解放されて半年後、再び新浦区の610弁公室の警官に、不当に連行、拷問され、懲役4年の実刑判決を宣告され、洪澤湖刑務所に拘禁された。2015年6月12日午前、江沢民を告訴したとの理由で連行され、懲役3年の実刑判決を言い渡された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/20/18807.html)
 
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