ジャムス市湯原県の学習者が受けた嫌がらせ
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 【明慧日本2021年1月29日】中国共産党当局が法輪功学習者(以下、学習者)に対して「ゼロ行動」を実施し、信仰を放棄させることを強要している。

 以下、黒竜江省ジャムス市湯原県の学習者が嫌がらせを受けた迫害事実である。

 ◎学習者・李艶栄さん(56歳女性)が家に居なかったため、家族が嫌がらせを受けた。李さんの戸籍所在地の湯原県勝利郷の党委書記・劉大偉は、2020年11月6日午後と翌日の2回にわたって、李さんの長女の彼に会い、李さんに法輪功を止めることを勧めるように要求した。「法輪功を止めるという書面にサインをしなければ、3日後に逮捕してやる」と脅迫した。

 11月23日11時過ぎ、李さんの娘2人が出かけようとして家を出たところ、マンションの前で勝利郷派出所の警官に連行された。警官は娘たちに「お前たちを拘留するのは合法でなくても、拘留してやる。拘留票も作っておいた。私たちを訴えてもいい。もし、お前たちが勝ったら、政府は私たちの代わりに賠償してくれる、その後、またお前たちを捕まえてやる」と脅迫した。

 当日の夜9時過ぎ、他の人が保証人になってくれて、娘2人は解放された。しかし、警官は保証人に「明日、李艶栄を探し出せなければ、この娘たちを派出所に連れて来い」と言った。

 そして翌日、母親が見つからず娘たちは、また派出所に送られた。警官は李さんの娘たちに「母親が見つからないと、お前たちを県の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)に送るぞ」と脅迫した。当日の夜になって、娘たちが帰宅した。その後、勝利派出所の警官は常に娘たちに電話をかけ、連行してやると脅かし続けた。

 勝利郷の郷長は、李さんの妹・李艶麗さんに電話をかけ「姉を連れて来い」と言った。その日の夜、警官2人は艶麗さんの家に行き「所長から話があるから、派出所に来い」と言われたが、艶麗さんは行かなかったという。

 ◎学習者・王雲飛さん(52歳男性)は、嫌がらせを受けた。2020年8月末のある日、地元派出所の警官と中華コミュニティの人員が王さんの勤務先の電力会社に行き、勤め先のリーダーに王さんを呼び出させた。警官は王さんに「法輪功をまだ学んでいるのか? 住所はどこだ?」と聞いた。その後、コミュニティの人員は王さんの家族に電話をして嫌がらせをし、毎週王さんの家に行き「三書」にサインするように強要した。

 コミュニティの人員と派出所の警官は3回も王さんの勤務先に行き、王さんの会社のリーダーの前で、王さんに「三書」にサインを強要した。西城派出所の所長・項は「サインしないと、お前の家族や子供の将来に影響するぞ。会社も共産党のいうことを聞かなければならない」と言った。

 その後、コミュニティの人員が王さんの姉に電話をし、面談することを要求したが、拒否した。

 政法委は中華コミュニティと派出所に「毎日必ず、王雲飛の会社に行って、王雲飛と会うように」と指示した。コミュニティと派出所の人員はそれに従い、王さんと話すとき、録音したり写真を撮ったりして、すでに1カ月続いた。

 ◎学習者・程梅さん(50歳女性)の父親は、2020年7月16日午前、電話で程梅さんに「湯原県永発郷派出所の警官・胡明明が何度も電話をかけてきた。『三書』にサインするように派出所に呼ばれたが、断った」と話した。

 ◎学習者・李淑雲さん(54歳女性)は、2019年8月2日午後1時過ぎ、突然「東城派出所の警官だ。李淑雲の家か? 李淑雲はいるか」と叫びながら、ドアを叩いた。李さんの娘がドアを開けると、5、6人の警官が一気に入って来た。そして、警官らは李さんの家にある真・善・忍と書かれた絵を押収した。

 2020年11月26日夜8時過ぎ、コミュニティの人員と派出所の警官4、5人は李さんの家に行き、李さんに「三書」にサインするようにと強要した。

 ◎学習者・姜紅さん(56歳女性)は、2019年12月21日午後、湯原県東城派出所の警官2人、政法委1人、華勝コミュニティ街道主任・王寧など7人が家に押し入った。姜さんが不在だったため、彼らは姜さんの夫に姜さんの行方を聞いた。

 ◎学習者・閻風華さん(60歳女性)の夫は、2019年12月中旬、ある人からの電話で閻さんのことをいろいろ聞かれ、住所も聞かれた。数日後、閻さんの夫は、ある人から電話で家にいるかどうかと聞かれた。それから、その人を含む男女4人は、閻さんの子供が経営している店に行き、閻さんの住所を聞いたが、子供は言わなかった。

 ◎学習者・李文義さん(59歳男性)は、数回も嫌がらせを受けた。2019年12月16日、どこのコミュニティの人員かはわからないが、電話で李さんの住所を聞いた。

 同年12月21日夜6時半過ぎ、コミュニティの人員1人と警官2人は李さんの家に行った。李さんが家にいなかったため、彼らは帰った。

 2020年1月2日午後4時半、コミュニティの人員1人が若い警官2人を連れて、李さんの家へ行き、李さんに「法輪功を学び続けているのか」と聞いた。

 2020年8月末、環城コミュニティ主任・羅と人員2人は、李さんの家に3回行き「三書」にサインすることを要求したが、すべて李さんに断られた。

 同年9月の初め、環城コミュニティ主任・羅と宋は、人員2人と一緒に李さんの家に2回行き「三書」にサインを強要したが、やはり李さんは拒否した。

 9月13日夜、環城コミュニティ主任・羅など3人は、李さんの家に行き国勢調査だと言った。

 9月16日夜6時半過ぎ、環城コミュニティ主任・羅など3人と西城派出所の警官2人は李さんの家に行って、また李さんにサインを求めた。玄関に立っていた警官は李さんに向けて録画を撮っていた。李さんはサインを拒んだ。

 9月19日昼12時前、大きいコミュニティの主任・張芸媛と環城コミュニティの人員は李さんの家に行き、李さんにサインを強要した。

 9月20日午前、張芸媛など5人は李さんの妻の勤務先に行き、李さんの妻に、李さんに「三書」にサインをするように説得するよう求めた。妻は断固として断ったという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/19/418760.html)
 
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