瀋陽市の77歳の張筠さん 懲役3年の不当判決
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 【明慧日本2021年1月29日】遼寧省瀋陽市の法輪功学習者・張筠さん(77)は片目を失明し、もう片方の目の視力もきわめて低い。2020年12月23日、数人の警官に身柄を拘束され、PCR検査と検診を受けさせられた。翌日、于洪区裁判所に開廷され、その日に瀋陽市第一留置場で拘禁された。情報筋によると、張さんは懲役3年の不当な判決を宣告されたという。家族はいまだに判決書を受け取っていない。

 張さんは1人暮らしをしている。娘の董梅さんは2019年12月4日に身柄を拘束され、瀋河区裁判所に懲役2年の実刑判決を宣告された。

 張さんは1996年に法輪功を学び始め、多種の病気が全て完治した。娘の董梅さんも法輪功を学び、20年間苦しんだ皮膚病も治り、いつも他人のことを優先に考え、コツコツと働いている。しかし、1999年7.20以降、董さんは洗脳班、留置場、刑務所、労働教養処で拘禁されたことがある。その期間、体罰と虐待を受けた。

 2019年12月4日、張さんと娘は不当に連行され、瀋陽市留置場で拘禁された。情報によると、2人を連行するため、警官らは張さん宅の近くで長く見張っていた。張さんは同月20日に家に帰されたが、董さんは瀋陽市第一留置場で拘禁され、その後、案件は瀋河区検察庁から瀋河区裁判所に提出された。2020年10月28日、董さんは瀋河区裁判所に開廷され、懲役2年の判決を言い渡された。

 2020年3月12日午後、張さんは大東区のあるコミュニティで中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、新東派出所に連行され、取り調べられ、家財も押収された。警官らは捜査令状を出さないまま、張さん宅にあった法輪功創始者の写真、法輪功の関連書籍、プリンター、携帯電話などの私物を押収し、押収リストもなかった。張さんは翌日の午後に家に戻されたが、監視された。大東区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)が迫害に加担した。

 8月19日の夜8月40分、張さん宅のドアをノックした人がいたが、張さんはドアを開けなかった。翌朝、張さんはバス停で新東派出所の警官に捕まり、派出所に連行された。張さんの鞄に法輪功は無実だと書かれた資料があったため、警官らに写真を撮られた。その後、張さん宅にあった法輪功の関連書籍3冊、法輪功創始者の写真を押収された。翌日、警官は押収した物品を取りに来るようにと騙し、張さんを呼び出した。張さんが着くと、強制的に病院へ連れて行かれ、健康診断を受けさせられた。翌日、張さんは解放されたが、その後も監視された。

 12日23日午前7時、誰かが張さんの家のドアをノックした。午前10時頃、張さんがドアを開けたところ、数人の警官に身柄を拘束され、PCR検査を受けさせられた。その後、派出所に連れて行かれ、翌日、開廷するため帰宅できないと言われた。張さんは家族が心配するので帰宅したいと言い、夜になって家に帰ることができた。

 12月24日午前9時、張さんは于洪区裁判所へ行き、開廷された。法廷には家族も弁護士もおらず、その後、張さんは行方不明になった。情報によると、最近、張さんは懲役3年の不当な判決を宣告され、当日、瀋陽市第一留置場に移送されたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/23/418950.html)
 
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