【明慧日本2021年1月31日】遼寧省錦州市の法輪功学習者・李凱さんは2020年12月16日午前、錦州市凌河区の石橋子朝市で法輪功に関する資料を配布中、石橋子派出所まで連行された。その後、警官らは李さんの自宅に行き、家宅捜索を行い、法輪功の書籍やチラシ、ノートパソコン、家計簿、身分証明書、戸籍簿などの身の回りの物品を押収した。今のところ、家族に押収品リストは渡されていない。
李さんは錦州市拘置所に連行されたが、警官は家族に拘留通知書を出していなかった。2020年12月29日、凌海裁判所は李さんを逮捕し、家族に逮捕通知書も出していなかった。12月28日、一家が雇った弁護士が李さんと面会し、12月25日頃、凌海市検察院が李さんを尋問する供述書を作成したことを知った。李さんの弁護士によると、肝臓周辺に時々痛みがあり、B型肝炎の検査を受けたという。
2012年1月21日、一家は弁護士に委託して、案件を扱う事務所である石橋子派出所に行った。案件担当者の李旭は、一週間後に事件に関する書類は凌海裁判所に提出することを弁護士に伝えた(注:2020年8月から、錦州市の法輪功に判決を下す案件はすべて凌海裁判所に移管され、受理された)。
錦州華光電力グループの元従業員である李さんは、法輪功を修煉する前に肝炎を患い、錦州感染症病院で治療を受けていたが、治療が長引いており家族は苦悩していた。法輪功を修煉した後、肝炎の病気が消え、心身も健康で幸せになった。また、修煉前にギャンブル依存症になってしまい、給料は全部ギャンブルに使いはたしてしまった。法輪功の主著『轉法輪』を読んだ後、李さんは人間としての原則を理解し、家族全員に「もう金遊びはしない」と宣言した。 それ以来、李さんはギャンブルをやめ、家族も彼の変化を見ていた。
1999年7月に中国共産党による法輪功への迫害を開始して以来、李さんは法輪功の修煉を堅持していたために連行、監禁を繰り返していた。公職から外されるまでの3年間、計2回、労働を通して再教育を受けていた。2015年4月に再び連行され、懲役4年の判決を受けた。2015年に拘禁されていた間、84歳の母親は息子の帰りを待っていたが、残念ながら最愛の息子に看取られることなく他界した。
長年にわたり、錦州市石橋子派出所は法輪功学習者を尾行し、真実を語る法輪功学習者を連行することを繰り返し、その結果、多くの人々が労働再教育を受け実刑判決を受けた。現在も刑務所で拘禁され迫害されている学習者がいる。
2020年以降、石橋子派出所はさらに数回、法輪功学習者を連行している。今回、李さんを連行した後、石橋子派出所は事実を無視して迫害をさらに加えようとした。事件を扱う警官は、李さんが法輪功に関する資料を配布、制作したために判決を受けたことを家族や弁護士に伝えた。また、それが重い刑罰に処することなどを伝えていた。
近年、錦州市の共産党政治法制委員会の指示の下で、錦州市の法輪功事件を不当起訴し、判決を下すプロセスは大幅に加速している。ここで、国内外の善良な人々に李さんを救出するための協力を呼びかける。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)