河北省の警官は、学習者3人に拇印を強要
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 【明慧日本2021年2月3日】河北省淶水県の法輪功学習者・張淑平さん(70代女性)、夏洪民さん(男性)、冀香蘭さんは、2021年1月20日、淶水鎮魏村の縁日で人々に法輪功の無実を伝えたという理由で、鎮派出所の警官に身柄を拘束された。3人は鉄椅子に座らされ、拇印と足印を押すことを強制された。

 河北省易県高陌郷百福村出身の張さんは、法輪功を学んでいるという理由で何度も身柄を拘束されて拘禁され、指名手配されたことがある。その結果、放浪生活を余儀なくされ、現在は淶水県にあるコミュニティーの小さな貸家に住んでいる。

 淶水県淶水鎮東関村の出身の夏さんは、法輪功を学んでから心身共に大きな変化があった。二十数年来、何度も身柄を拘束され、かつて高陽労働教養所で拷問を受けた。

 冀さんは淶水県淶水鎮西租村の出身である。

 2021年1月20日午前10時頃、張さん、夏さん、冀さんは淶水鎮魏村の縁日で法輪功の無実を伝えていた時、警備員により魏村治安保衛と鎮派出所に通報された。鎮派出所の警官は3人を鎮派出所まで連行した。

 警官らはすぐに3人を取り調べた。3人を相次いで鉄椅子に座らせ、写真を撮った。さらに、足印と拇印を押させた。警官は張さんと冀さんの手を持って、名前が書かれていない用紙に5本指の指紋を何回も押した。さらに、「拇印を押さないと、指を折ってやる」と脅迫した。

 張さんは写真を撮られた時、警官に無理やり瞼を大きく開けられた。張さんの話によると、警官に両腕を強く引っ張られ腕は痺れて、拇印を押された指、目、頭に痛みがあったと言う。

 最後に、警官は3人を拘禁しようとしたが、疫病の関係で刑務所外執行にした。3人は「行政処罰決定書」淶水(淶)行罰決字(2021)36号を渡され、社会を害したと言う理由で12日間、行政拘束された。当日夜8時過ぎに、迎えに来てくれた家族と共に帰宅した。

 2021年1月20日の午後2時頃、淶水鎮派出所の所長・黄と、張さんの実家の高陌郷派出所の所長・南海軍、警官2人、高陌郷百福村の支部書記、合わせて6人は張さんの貸家に侵入し、いわゆる「法輪功を学ばない保証書」にサインを強要した。

 張さんは「私はここに文字を書くことはできません。ここにサインをすると、それはあなた達に害を及ぼすことになります。法輪功の師父は私たちに真・善・忍で、良い人になるよう教えてくださいました。私は70代ですが、とても健康で20年以上、薬を服用したことがありません。私は以前たくさんの病気がありましたが、誰も面倒を見てくれませんでした。あなたたちは私のような高齢者を迫害し、私は家があっても戻れません。まだサインを求めますか、私は決してサインをしません」と言った。

 警官らは、張さんの10代の孫に「おばあさんがサインをしないから、親を呼んで来てください」と言った。孫は「母は腰が痛い、父は時間がない」と答えた。警官らは、これでは「転向させられない」と言い、最後に、法輪功の関連書籍数冊、法輪功創始者の写真2枚、壁に掛けた旧正月に室内に飾るめでたい絵を押収した。

 1月21日夜7時過ぎ、淶水県派出所の警官4人は夏さんと張さんの家に押し入り、家宅捜索を行い、何も証拠が出ないまま帰った。同時に、冀さん宅も淶水県派出所の警官に侵入された。今、3人の電動車はまだ魏村の委員会に差し押さえられている。3人は返還を求めたが「鎮政府に言え」と脅された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/1/419368.html)
 
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