山東省沂南県の陸永堂さん 連行後に行方不明
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 【明慧日本2021年2月4日】車2台に乗った山東省沂南県の蘇村派出所と湖頭鎮派出所の十数人の警官らは2019年11月12日、湖頭鎮西太溝村の法輪功学習者・陸永堂さんとその妻・李京花さんの自宅に侵入し、2人を不当に連行し、私物を奪いながら犯行に及んだ。李さんは高血圧のために厳重な監視下に置かれ、陸さんは留置場に連れて行かれ、検察官は陸さんをコロナウイルスを口実に、罪に陥れた。1年以上も経つが、陸さんがどこに投獄されているのか誰も知らない。

 陸さんは、宜南県湖頭鎮に在住の74歳。数年前、陸さん夫婦は法輪功が心を修め、病気治療と健康保持ができ、そして人にも多くの恩恵を与えることを知り、親切な人から法輪功を紹介され、自ら功法を学び始めた。法輪功の「真・善・忍」に従って、他人を優先して考え、陸さんは心身ともに恩恵を受け、家族や近所の人たちとの調和がとれてきた。

 法輪功迫害が開始した後、陸さん夫婦は法輪功を学んだことで、地元の共産党の人員から嫌がらせを受けることもあったが、正直で大人しく、評判の良い農民だったので、周りからの圧力はなかった。

 2019年11月12日午後11時頃、陸さんの妻・李さんと、同伴者の張修珍さん(斉家店子村)は市場に向かう途中、蘇村鎮小河村のネット管理員・傅華雲と出会い、法輪功迫害の真実を話した。傅華雲は聞くふりをしながら、張さんと李さんを強引に呼び止め、携帯電話で写真を撮り、悪意を持って蘇村派出所に通報し、写真をアップロードし、WeChat(ウィーチャット)のグループにアップした。蘇村派出所の警官らは市場で李さんを連行し、張さんはその時に逃げ出したが、翌日には湖頭派出所に自宅で連行され、現在は臨沂拘置所に拘留されている。

 同日、蘇村派出所と湖頭派出所が共謀して、十数人の警官らで李さんの家に侵入し、家宅捜索をした。また、李さんの夫である陸さんが警官らの行為を止めたため、連行された。警官らは6000元、ノートパソコン1台、携帯電話、レコードプレーヤー2台などの私物を押収した。

 11月12日、陸さんは連行され、拘置所で拘束された。翌日、妻の李さんは健康診断で高血圧と診断されたため、自宅に帰され厳重な支配下に置かれた。

 陸さんは連行された後、沂南県の公安局、検査院、裁判所は陸さんを尋問し、コロナウイルスを理由に簡単な手続きで秘密裏に事件を処理した。また、警官は李さんに嫌がらせや、脅迫、尋問して大きな圧力をかけ、絶えず欺瞞な手段を使って陸さん家族を引き離した。陸さんの家族の通常の生活は破壊され、村は恐怖に包まれていた。

 少し前までは、陸さんが懲役3年の実刑判決を受けたとの情報が沂南検察院から流れていたが、その後、懲役3年6カ月の実刑判決が下されたと噂されていた。 しかし、家族は陸さんがどこに拘禁されているのか、沂南県拘置所や臨沂拘置所に拘禁されているのか、それとも遠方の刑務所に放り込まれているのか、1年以上が経過しても、いまだ明確な情報は得られていないという。

 問題の核心は、信仰の自由、真実を語ることは合法であり、「真・善・忍」に従う善良な人々は投獄されるべきではない。しかも、陸さんは70歳を過ぎた年配者であり、彼の個人的な法的権利は憲法によって保護され、大切にされるべきである。この事件を担当している沂南県の政府、検察院は、事件を解決するどころか、罪を犯している。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/30/419233.html)
 
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