河北省の定年退職教師 懲役10年の不当判決
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 【明慧日本2021年2月7日】河北省衡水市深州市の82歳の定年退職教師・李登臣さんは、2021年の元旦に再び不当に連行され、懲役10年の刑を下された。現在、保定刑務所で拘禁されている。

 深州市辰時鎮柏樹村に住む李さんは、法輪功を学んで、健康で元気な日々を過ごしていた。しかし2018年10月22日、深州市辰時派出所の所長・向雪山の命令により、警官らは李さんの自宅に侵入し、家宅捜索を行い、約15万元相当と推定される大量の私物を押収した。警官らは李さんを辰時市拘置所に連行したが、健康診断で高血圧の症状が出たため、入所を拒否され、警官らは李さんを釈放せざるを得なくなった。

 翌日、李さんは派出所に行って押収された私物を要求したが、取り合ってもらえなかった。帰宅後、何者かが壁を乗り越えて李さんの家の中庭に入った形跡を見つけ、警官らがやったと判断した李さんは、しばらく家から離れることにしたが、警官らはあちこちに行って李さんを捜索した。警官らは、健康診断と称して、李さんの家族から2回合計1700元を恐喝した。

 2018年11月23日、警官らは2回目となる李さんの不当連行をし、深州市拘置所に連行した。2019年、李さんは体調を崩して深州市の集中治療室に送られ、重度の肺疾患と診断された。李さんは帰宅を強く主張し、4月26日午後に仮釈放され、退院して自宅に帰った。

 退院時、李さんは極度に衰弱し、骨は木のように細く、失禁し、足は腫れて痛み、自力で生活できない状態だった。法輪功を学ぶことで、李さんの体調は徐々に良くなり、しばらくして、煉功ができるようになって完全に回復した。李さんが自宅にいる間、検察院、裁判所、公安局の職員から繰り返し嫌がらせを受けていた。

 2020年7月下旬、玄関先に裁判の告知書が掲示され、李さんは流浪生活を余儀なくされ、1カ月後に自宅に戻ってきた。2021年の元旦頃、李さんは再び連行され、懲役10年の判決が下された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/4/419506.html)
 
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