学習者を迫害する広東省 「法制教育所」の罪悪(一)
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 【明慧日本2021年2月10日】(広東省=明慧記者)「広東省法制教育所(旧称:広東省法制教育学校)」は、広東省610弁公室が直轄の、法輪功学習者(以下、学習者)を迫害するための洗脳班、法律の権限を超えるブラック刑務所である。 広東省佛山市三水区に位置するため、「三水洗脳班」(以下、三水洗脳班)とも呼ばれている。

 「広東省法制教育学校」は2001年5月に設立され、三水労働教養所3号館の前にあり、主に省直属する部門および省高等教育業界の学習者を迫害する施設である。広東省党委員会、広東省工商局、華南理工大学、曁南大学は、みな部門内の学習者を三水洗脳班に送り込んだ。

 2003年4月には省編集局の承認を得て、「広東省法制教育学校」は規模を拡大し、広東省労働教養工作管理局に所属する「広東省法制教育所」に名称を変えた。 2013年には全国の労働教養所が解体したため、三水洗脳班は広東省戒毒管理局に従属し、広東省司法庁に管理されるようになり、正規職員はすべて司法警察官となり、政委レベルの人員は広東省司法庁に任命される。

 三水洗脳教班の具体的な場所は、三水区西南街道同福北路23号にあり、6棟の近代化式2階建築物が人工湖の水面に建ち、一つの橋でしか出入りすることができず、門に入ると世間と断絶するようになる。そこは悪が横行する城であり、法律が及ばない荒廃の地である。

'三水洗脑班远景'

三水洗脳班遠景

'三水洗脑班近景'

三水洗脳班近景

 一、マフィアの運営方式

 三水洗脳班が設立された当初、主に省の直属部門および省高等教育業界の学習者を迫害していた。一般的には、勤務先で学習者を連行し、実施者は勤務先の保衛課の人員で、洗脳班の監視役を勤めるのはほとんど自分の同僚であった。北京へ陳情に行ったことがある学習者や、拘禁され、あるいは熱心に学んでいる学習者は、すべて三水洗脳班に送られ、最低3カ月間拘禁される。洗脳班の規模が拡大するにつれ、洗脳班は専門の「監視役」を募集した。

 情報によると、2012年8月の初めまでに、三水洗脳班で迫害を受けた学習者の人数は1240人に達した。2013年、中国共産党(以下、中共)の労働教養制度が崩壊した後、洗脳班はすぐに労働教養所に取って代わり、拘禁する人数が増えた。 過去20年間、三水洗脳班で迫害された学習者は3000人以上だと推定されている。

 学習者を洗脳班に連行する法的手続きはなく、証明書もなく、洗脳期間を制限しておらず、洗脳班には対外の窓口も存在せず、完全にマフィアの運営方式である。

 二、暴力的に洗脳する流れ

 三水洗脳班による学習者への暴力的に洗脳する流れは以下のようになっている。

 「矯正教育」段階

 学習者が洗脳班に連行された後、洗脳班はまず各人のファイルを作成し、その学習者がなぜ法輪功を学んだのかを詳しく分析し、「認めるケース」、「恩恵を受けるケース」などに分類し、また、学習者の迫害状況を列挙し、厳しく迫害されながらも修煉を決意した学習者と、刑期が満了しても「転向」を拒否した学習者を「転向しにくい学習者」と分類し、特別扱いする。

 洗脳班は24時間監視し、偽善、欺瞞、暴力の手段を同時に実施し、学習者に信仰を放棄させようとしている。三水洗脳班では、学習者はそれぞれ独房に閉じ込められ、部屋にはカメラがあり、2人の監視役が配置され、トイレの時も監視されており、プライバシーが全くない。学習者が妥協しない限り部屋から出ることができず、水や食べ物は監視役が持ってくる。

 「矯正」段階の長さは様々で、高圧なプレッシャーの中で、自分の意思に反して、いわゆる「保証書」、「決裂書」、「懺悔書」や、「自白」、「学習体験」などの書面を書けば、「矯正」段階は終了する。

 強固する段階

 強固チームは、学習者に「三書」を書かせた後、強固段階への移行申請書を提出し、矯正チーム、教育課、所長が同意し署名捺印した後、強固段階に入る。

 強固段階では、学習者に多少の文化活動やスポーツ活動に参加する自由を与えるが、洗脳は決して緩めない。学習者は「摘発書」を書くことを強制され、一連のアンケートに答えなければならず、毎週のように体得や、「転向」の経緯をまとめたものを書かせられる。最も邪悪なのは、よく知っている数人の学習者の情報を提供しなければならないことであり、彼らはそれを用いて、さらに多くの学習者を迫害しようとしている。強固段階には期限はなく、合格と判断されるまで強固段階は終わらない。

 出所「審査」の段階

 強固段階が終わる時、強固チームは出所の「審査」申請書を提出し、同じく教育課、所長が同意し署名捺印した後、学習者は出所段階に入る。

 出所段階に入ると、教育課から「検証」の申請書が提出され、所長が同意して署名捺印した後、三水洗脳班は学習者の戸籍所在地の610弁公室に通知し、検証してもらう。検証を経て合格すれば、学習者は解放される。

 三、残酷な洗脳手段 

 学習者が洗脳班に連行される初期の頃、警官は部屋に入っておしゃべりをする。初めは、彼らは親切そうに理解を示す態度を取り、学習者の思想を麻痺させ、抵抗させず洗脳に服従させ、最小限の労力で「転向」させる目的を達成しようとする。ユダも入ってきて「交流」し、監視役は法輪功を中傷する映像を流し強制的に視聴させる。

 学習者が洗脳に抵抗すると、彼らはすぐに本性を現し、学習者に「真・善・忍」を裏切らせるために、偽善、虚言、良心殺し、暴力、毒薬などの手段を使い尽くすのである。

 暴力

 ◎ 茂名市の学習者・呉朝棋さん(当時26歳)は、広州市天河公園近くの法輪大法を誹謗中傷するプロパガンダポスターを剥がしたため、天園派出所の警官に連行された。天河区留置場で1カ月拘禁された後、無条件で釈放された。

 しかし、呉さんは家に帰られなかった。2017年2月16日、呉さんは天河区留置場から直接三水洗脳班に送られ、B104室に閉じ込められた。洗脳を担当する警官は古長青で、監視役の鐘文清と劉春懐蕾は24時間体制で監視した。

 監視者は法輪功の創始者を誹謗中傷するビデオを再生し、音量を最大に上げた。呉さんはビデオを見ることを拒否したため、彼らは呉さんを椅子に縛り付けた。呉さんはベッドの上で足を組んで坐禅した時、彼らはすぐに寄ってきて、「坐禅するな」と叫び、呉さんをベッドから引きずり降ろした。

'强迫看谎言录像'

法輪功を誹謗中傷するビデオを強制的に見せる

 ◎楽昌市の曹麗萍さん(当時42歳)は、 2018年4月13日、不当な判決を宣告された夫の梁剣君さんを救援したため、三水洗脳班に送られた。そして、「お前には、転向しかないのだ。ここには転向しない者はいないし、1年半も長引いて、結局転向した人もいる。6月までに転向しないと、地元の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)に連れ戻され、留置場や刑務所に放り込まれたり、裁判にかけられたり、あるいは精神病院に監禁されることになるぞ」と脅された。

 警官はもはや表面上の親切はなくなり、押したり突っ込んだり、罵倒したりした。 曹さんは暴言を浴びせられ、突き回されて神経質になり、また「この人は法輪功を学んで精神病になった」と言われ、汚い言葉で侮辱された。

 胃を刺す

 学習者が断食で迫害に抗議すると、洗脳班はすぐに灌食を行い、チューブの先端部分をわざと切って喉や胃を刺し、鼻から取り出した際に肉の塊がくっついていた場合もある。

 ◎湛江市の鄒雪梅さんは、2004年2月に湛江市七中洗脳班に連行され、3カ月後に三水洗脳班に移送された。鄒さんは断食で迫害に抗議し、警官らに頭と手足を押さえられ、灌食された。彼らはハサミでチューブの先を特に鋭く切り、鄒さんの鼻に挿し込んだ。鄒さんの鼻が突き破れ血が枕に流れた。また、チューブを胃に挿入した時、鄒さんは痛みで大泣きした。その時、副所長の李美英は「今、1日1回灌食している。これ以上断食して、転向しないならば1日2回、3回と灌食する」と言った。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/6/419593.html)
 
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