迫害され何度も命の危機に陥った広東省の教師・晏萍さん 再び不当判決
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 【明慧日本2021年2月20日】(広東省=明慧記者)広東省恵州市博羅県の女性教師で法輪功学習者・晏萍さんは、2021年1月末に懲役2年3カ月の実刑判決を宣告され、判決を不服としてすでに恵州市高等裁判所に控訴したという。現在、晏さんは恵州市博羅県羅陽鎮の梅花留置場に拘禁されている。

 2020年3月末、友人と親戚が晏さんに連絡したところ、連絡が取れず晏さんが何日も行方不明になっていたことが判明した。それから、友人らはあちこちで所在を尋ね、2020年6月になってから、晏さんが梅花留置場に拘禁されていることがようやく分かった。

 今まで、晏さんは中国共産党(以下、中共)による非人道的な迫害を繰り返し受けながらも、なんとか生き延びてきた。中共の関係者らに尾行され、嫌がらせを受け、監視され、公職を剥奪された。

 晏さんは湖北省黄岡市麻城の出身で、夫と一緒に戸籍を広東省恵州市博羅県羅陽鎮に移し、羅陽鎮第六小学校で教鞭をとっていた。晏さんは献身的に職務に取り組み、保護者からの謝礼を一切受け取らず、無償で補習授業をした。また、農村で2回支援授業をしたことがあり、1回目は成績が最下位だったクラスを上位に引き上げ、2回目は年末評価の成績が優秀という成果を出した。出身地の麻城でも博羅県でも、晏さんが指導した生徒は、省や県レベルで様々な賞を受賞した。

 しかし、「真・善・忍」の原則に基づいて実践している晏さんは、自分の信念を貫いただけで、留置場、洗脳班、刑務所であらゆる非人道的な拷問を受けた。「死人ベッド」に縛り付けられ、何度も無理やり灌食され、障害を負うほどの拷問を受け、何度も命の危険に晒されながらも一命を取り留めた。最後に、公職を解雇され、医療保険も社会保険も完全に停止され、生活を維持する財源も完全に絶たれてしまった。2017年の後半、晏さんは刑務所から解放された時、頭が白髪だらけになり、頭痛やめまいが頻発し、理由もなく大量の汗をかくことも多かった。

中共酷刑示意图:死人床

拷問のイメージ図:死人ベッド

酷刑演示:野蛮灌食

拷問の再現:無理やり灌食される

 数年来、恵州市と博羅県の中共関係者らは、長期にわたり晏さん一家に対して嫌がらせや監視を絶えず実施していた。居民委員会(社区と呼ばれる住宅地を管理する政府の末端組織)、派出所、司法部門、および610弁公室の関係者が、直接実施する場合もあり、電話による嫌がらせもあった。晏さんの家族が毎日出入りする通路には、監視カメラが設置されている。例えば、羅陽鎮司法所の2人の所長は「公務」だと言って、晏さんの家に行ったことがあり、そこで副所長はビデオ撮影をした。その後、2018年1月12日、1月15日、2月11日、3月2日、副所長はまた晏さんに電話をかけて、「家に行って話がある」と言った。2019年に入ってからも、電話による嫌がらせが続いていた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/15/420833.html)
 
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