陝西省の陳広昌弁護士は再度拘禁される
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 【明慧日本2021年2月25日】陝西省神木市の法輪功学習者・陳広昌さんと妻・李凡麗さんは、2021年2月18日の朝、出かけようとして、家から出たところ、待ち伏せていた国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の私服警官に連行され、強制的にパトカーに乗せられた。人民路派出所に連行された陳さん夫婦はPCR検査、身体検査、尋問を受けた。その後、陳さんは刑事拘束され、留置場に送られた。李さんは重病を患っているという結果が出て、留置場の入所を断られたが、住居監視6カ月の処分を受けた。

 陳さんは山東省済南市に在住していたとき、山東省誉実弁護士事務所の弁護士だった。2013年、弁護士事務所側は上級司法行政機関の指示と圧力で、10年の弁護士経験がある陳さんの弁護士資格の年間審査の申請を拒否した。それで、陳さんは弁護士の仕事を奪われ、長年付き合いのあった多くのクライアント(得意先)も失い、収入がなくなった。そして、陳さんは生計を立てるため、ある企業の法律顧問の担当になったが、ずっと監視されていることに気づいた。

 2018年、陳さん夫妻は、両方の両親が年を取ったし、お婆さんも90代になっていることを考慮して、陝西省の実家へ帰ることにした。そのため、陳さんは弁護士のファイルを陝西省に移してもらい、陝西省で弁護士の資格を申請しようと思った。しかし、山東省司法庁はファイルを発送したとき、意図的に陝西省司法庁に電話をし、陳さんが法輪功を学んでいることを伝え、陳さんに弁護士資格を発行しないようにと勧めた。陝西省司法部門は陳さんが陝西省へ来ることを歓迎したが、その電話で陳さんの弁護士資格を申請することを妨害した。そのため、陳さんは弁護士資格を取得できなかった。

 2020年10月9日、自称山東省司法庁の科長・焦と名乗った人物が、陳さんに電話で「ネットで『山東省司法庁が陝西省司法庁に電話し、陳広昌に弁護士資格を発行しないよう』という情報が流れている。そのことは確かなのか」と聞いた。陳さんは山東省司法庁が市民の信仰に干渉し、陝西省司法庁に電話をかけた事実を話した。しかし、焦は「あなたが法輪功への信仰を放棄すれば、弁護士の資格を申請できる」と言った。

 2021年2月15日、陝西省神木市公安局の国保の警官・韓延龍、白偉、李超と神木市濱河新区派出所の警官・彭虎は陳さんの家の前にきて、陳さん夫妻に「調査」するから、家宅捜索に協力するようにと要求した。警官は陳さん夫妻に拒否されたが、諦めず、2時間ほど対峙していたところ、体の弱い李さんが倒れてしまった。

 国保の警官は「捜索令状を今、持っていなくても、後で取ってくればいいじゃないか?」と言い、また、李さんをどこかへ連れて行くとか、李さんの親戚の公職をはく奪するなどと脅迫した。その後、国保の警官は李さんの姉を呼んできて、姉妹がお婆さんの家で食事をすることに同意した。それから、陳さん夫妻は国保の警官に直ぐに家から離れるようにと要求した。警官は「すぐ去る。人が多いから、一緒にエレベーターに乗れない、あなたたちが先に乗って」と言った。

 警官の話を信じた陳さん夫妻は先に乗って行ったが、警官は陳さんの家の鍵を壊して侵入した。警官らは携帯電話、パソコン、プリンター、法輪功の書籍などの私物を押収した。その後、神木市公安局は陳さん夫妻の指名手配令状を発布し、陳さん夫妻の情報を15667688383という電話番号に連絡するようにと呼びかけた。

 2021年2月18日、陳さん夫妻は告訴状を持って家から出たとき、待ち伏せしていた私服警官に身の自由を制限され、一緒に出た未成年の娘まで身の自由を制限された。警官らはまた7、8人の警官を呼んで来た。陳さん夫妻は警官に証明書の提示を求めたが、警官に「俺らは公務を執行しているんだ。お前らは容疑者で、要求する権利はない」と怒鳴られた。そして、警官は娘の目の前で、李さんを強制的に車に乗せ、手錠をかけた。夫妻は人民路派出所まで連行され、身体検査、尋問を受けた後、陳さんは拘束され留置場に送られた。 

 李さんは、虚弱体質で、法輪功を学んで回復しつつあるが、今回の連行で、再び健康状態が悪化し、両足が腫れあがり、歩行困難になり、全身の関節の痛みが出て、寝れなくなった。

 陳さんは家の大黒柱であるが、拘禁された。家には李さん、未成年の娘、李さんの祖母(95)、多病の李さんの両親(72)、陳さんの父親(90)が残され、一家は崩壊の悲劇に直面している。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/21/421156.html)
 
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