女子刑務所の迫害により李聡さんは、極度に痩せた
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 【明慧日本2021年2月28日】吉林省長春市農安県の法輪功学習者・李聡さん(40歳女性)は、2020年7月、徳恵市裁判所により懲役6年を宣告され、吉林省女子刑務所に拘禁された。2020年12月の時点で、刑務所の迫害により、李さんはすでに意識が朦朧とし、生気のない顔をしており、極度に痩せていた。

 農安県青山郷に在住の李さんの息子はまだ9歳であるが、2019年5月31日、自宅で青山郷派出所の警官により連行され、農安県留置場に送られた。

 2019年11月12日、徳恵市裁判所は李さんに対して不当に開廷した。11月29日、李さんは懲役6年、罰金2万元(約33万円)の判決書を受け取った。判決を不服として、李さんは長春市中級裁判所に控訴したが、2020年2月18日、中級裁判所は開廷せず、原審維持との結果を出した。

 そして、2020年7月、李さんは吉林省女子刑務所に送り込まれた。刑務所に入って、李さんは毎日、夜12時に就寝できるが、夜中の3時に起こされて小さな椅子に座らされた。警官は受刑者らに李さんを虐待することを支持し、李さんに食事を与えなかったりして、「転向」を強要した。

 刑務所で李さんは長時間、立たされ、食事も与えらず、睡眠も剥奪され、小さい椅子に座らされ、洗顔、歯磨きも許されず、強制洗脳、人格の侮辱、殴打、体に冷水をかけられるなどの拷問を受けた。

中共体罚示意图:罚站

拷問のイメージ図:立たされる

 2020年8月11日、警官の指示を受けた受刑者3人は監房で李さんを取り押さえ、用意した「三書」に拇印を押すことを強要した。監房のドアを閉めているため、殴打の音も外からは雑音にしか聞こえなかった。9月11日、李さんは再び、拷問され「三書」にサインを強要された。

 2020年11月24日、独房に拘禁された李さんは、5人の受刑者により監視された。12月16日と18日は、とても寒い日だったが、監視者らに綿服を脱がされた李さんは、冷水をかけられて、部屋の窓を開けたままにされた。

中共酷刑示意图:浇凉水

拷問のイメージ図:冷水をかける

 2020年12月末、独房から出た李さんは精神状態が悪く、極度に痩せたが、さらに強制洗脳を余儀なくされた。

 同刑務所に拘禁されている吉林市の法輪功学習者・党燕華さん(67)も、酷く迫害された。長時間にわたり小さな椅子に座らされたため、臀部が爛れ、歩行困難になった。党さんは「三書」を書くことを強いられ、食べ物は少ししか与えてくれなかった。十分な食べ物を与えられたときには、トイレに行くことも許されなかった。排尿を我慢できないときは、監視者にご飯を食べるお椀で尿を取られ、またそのお椀にご飯を入れられた。党さんは漏れた便を口に塗られたこともある。

中共体罚示意图:长时间罚坐

体罰のイメージ図:長時間、小さな椅子に座らされる

 吉林省女子刑務所の警官は、受刑者たちが法輪功学習者を殴打するように指示したり、黙認したりしているという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/24/421284.html)
 
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