【明慧日本2021年3月1日】武漢市新洲区の法輪功学習者・柳木蘭さん(56)は、2019年10月16日、賃貸アパートで待ち伏せていた私服警官らに連行され、その後、武漢市第一留置場に拘禁された。そこで中共当局が詳細不明な薬物をご飯に入れて柳さんに食べさせた。2021年1月下旬、柳さんの情報を入手したところ、柳さんはすでに懲役4年の実刑判決を下され、4千元(約6万6000円)を科されたことが分かった。
柳さんは、懲役3年6カ月の実刑判決を受けたことがあり、体は非常に痩せこけており、精神面でも恍惚となった。
柳さんは武漢新洲区の農家の婦人で、子供が2人いる。夫はかつてギャンブルに夢中になり、負けて帰宅すると柳さんに暴力を振るうことが日常茶飯事だった。よって、家庭がすごく貧乏だった。柳さんは絶望して何度も自害しようとした。近隣のある人は柳さんの善良さが見えたため、柳さんに『轉法輪』という本を紹介した。柳さんは本を拝読した後、人生観が一新し、幸せな未来が見えた。柳さんはそれから真・善・忍にしたがってより良い人を目指しており、しばらくして夫もギャンブルをやめた。親族や親戚たちは「法輪功が柳さん一家の運命を変えた」と皆言っている。
中国共産党(以下、中共)の法輪功への迫害の中で、柳さんは何度も迫害を受けた。2011年6月、柳さんは広東恵州で不当に連行され、その後、懲役3年6カ月の実刑判決を受けた。広東省女子刑務所で、当局が柳さんに法輪功の信条を放棄させるように「お前には高血圧がある」と噓をつきながら柳さんの身体に不明な薬を注射したり、ご飯に薬を入れたりした。数カ月後、柳さんは精神的にも肉体的にも急激に悪化し、恍惚となり、両目に活気がなくなって視力が低下し、幻聴が起こり、髪の毛が抜けて痩せこけ、足は腫れ上がり、言葉が出にくくなった。
中共による拷問図:不明な薬物注射 |
柳さんが連行された後、警官らは柳さん夫の工場に押し入り、捜索を行い、すべての従業員に法輪功に反対するサインを強要した。夫はがっかりして工場の管理ができなくなり、その後工場の経営をやめ、再びギャンブルに戻った。中共はいつもこのように幸せな家庭を破壊した。
2019年10月16日、柳さんと娘は賃貸のアパートで待ち伏せていた私服警官らに連行され、翌日、武漢市第一留置場に入れられた。娘は36日後、裁判待ちという形で一時解放されたが、柳さんは不当に逮捕状を発布された。
2020年6月、柳さんの書類は漢陽裁判所に届いた。当局の人の話によると、法輪功学習者に対する裁判は秘密裏に行われ、審査は3~6カ月が必要で、この間に裁判所へ情報を尋ねに行っても無駄だという。
2021年1月、柳さんは懲役4年、罰金4千元(約6万6000円)を宣告されたことがわかった。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)