【明慧日本2021年3月5日】(広東省=明慧記者)広東省湛江市の法輪功学習者・羅江英さん(40代)は、2021年の旧正月前、同市赤坎裁判所に懲役7年6カ月の実刑判決を言い渡され、現在、遂溪県公安局の留置場に拘禁されている。
羅さんは中山大学付属第三病院の元看護師で、1999年2月に法輪功を学び始めた。それまでの羅さんは喘息を患っていたが、法輪功を学んでまもなく完治した。 しかし、羅さんが法輪功に出会って半年も経たないうちに、中国共産党(以下、中共)による法輪功に対する残酷な迫害が始まった。
中共ウイルス(武漢肺炎)が猛威を振るう中、中共の虚言に騙された人々を救うために、羅さんは再び外に出て迫害の実態を伝えた。それによって、2020年3月30日に湛江市の市場で警官らにより連行され、当日の夜には家宅捜索を受けた。新年を前に、赤坎裁判所は羅さんに対して不当な裁判を行い、検察庁が作成した公文書により、最初は懲役4年6カ月の判決を下す予定であったが、羅さんは当局が指定した有罪を主張する弁護士を拒否し、無罪を主張したため、懲役7年6カ月の実刑判決を言い渡された。
中共による法輪功に対する迫害が21年以上続いている中で、羅さんはかつて2年間の労働教養を強いられ、洗脳班に1年間拘禁されて懲役3年の実刑判決を受けたことがあり、今回の迫害は4回目である。
以下は、かつて羅さんが受けた迫害である。
槎頭女子労働教養所で2年間迫害を受けた
2000年頃、羅さんは広州市の槎頭女子労働教養所(別称・小島)に拘禁され、口頭で2年間の労働教養を科された。そこでは、法輪功学習者が1日に少なくとも16時間の労働を強制され、徹夜の場合もあり、中には14日間連続してベッドに触っていなかった人もいたという。羅さんは自分の信念を貫いたため、2年後には引き続き拘禁されていた。労働教養所の警官らは北部の労働教養所から経験を学び、帰って来た後、法輪功学習者に対する迫害を強化し、トイレを禁止し、長期にわたり吊し上げ、両足を組んだまま縛り付け、滅多打ち、睡眠の剥奪などの拷問を実施した。羅さんも両足を組んだまま縛り付けられた。
拷問の再現:両足を組んだまま縛り付けられる
洗脳班で1年間、拷問を受ける
2004年2月23日、広州市610弁公室の指示の下、派出所の警官と住民委員会の関係者は、羅さんを洗脳班に拘禁した。洗脳班の人員は脅迫、欺瞞、睡眠の剥奪、立ったままの姿勢を強制、両足を縛るなどの手段を用いて、1年間、迫害された。
拷問の再現:両足を縛る
羅さんは洗脳班から解放された後、中山第三病院から解雇されたため、兄の家に身を寄せ、バイトを始めた。その期間中、警官による嫌がらせは絶えなかった。
懲役3年の実刑判決を宣告され、広東女子刑務所で迫害を受ける
2008年夏、羅さんは衣料品店で服を買った時、店主に法輪功迫害の実態を伝えた。中共の嘘の宣伝を信じた店主は、法輪功を学びたいと偽って羅さんの電話番号を聞いた。数日後、店主は住民委員会に勤める親戚と警官を呼んできた後、法輪功を学ぶことを口実にして羅さんを衣料品店まで呼び出し、その場で羅さんを連行した。その後、羅さんは懲役3年の実刑判決を言い渡され、広東省女子刑務所第4監獄区と第2監獄区で迫害され、肉体的にも精神的にも再び大きなダメージを受けた。
再び連行されて刑務所に拘禁される
2020年3月30日、羅さんは湛江市の市場で警官らにより連行され、当日の夜には家宅捜索を受け、パソコン、現金、通帳などを押収された。羅さんの両親はすでに80代で、いつも羅さんが世話をしていた。現在、羅さんは湛江市遂溪県公安局の留置場に拘禁されているため、両親の面倒を見てくれる人がいない。
21年間続く迫害の中で、羅さんは今、再び刑務所に拘禁された。各界の人々に共に迫害を停止させるよう望んでいる。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)