【明慧日本2021年3月6日】ニュージーランドの建国記念日である2021年2月6日、法輪功学習者(以下、学習者)からなる天国楽団と腰太鼓チームは要請を受けて、有名なワイタンギの建国記念日の祝賀イベントに参加し、好評を博した。
1840年2月6日、イギリス王室とニュージーランドの先住民マオリ族の間でワイタンギ条約が締結された。この条約の締結は、ニュージーランドはイギリスの植民地と見做される事に定着し、マオリ族との争いが治まった。1974年から、毎年2月6日は、ニュージーランドの建国記念日と定められている。建国記念日の祝賀イベントは締結所在地であるワイタンギ北島の有名な観光地のパイヒアで行われている。
ワイタンギでの祝賀イベントは、ニュージーランドでは最も盛大な行事である。2月4日から26日までの活動の中で、2月6日の活動は最も正式とされている。朝5時から旗揚げ式を行い、首相、閣僚、マオリ族長の朝食会に続き海軍の閲兵、マオリ族のカヌー試合などのイベントが順次行われる。午後からは芸術の公演もあり、一日中賑やかで活気にあふれる。
新型コロナウイルスの影響で、外国人の観光客をほとんど見かけなかったが、ニュージーランド国内各地から来た人が多かった。周辺のホテルは、イベントに参加するための観光客で溢れるほどだった。
ニュージーランドの学習者からなる天国楽団と腰太鼓チームは、主催者の要請を受けてイベントに参加した。天国楽団は「法輪大法は素晴らしい」、「神聖な歌」、「凱旋」などの曲を奏で、腰太鼓チームは「新中国進行曲」、「三退して平安を守る」、「法輪大法は素晴らしい」などの踊りを演じた。出演する前に、建国記念日の主催者が法輪功の功法と理念を紹介し、中国共産党による21年にわたる迫害の真実を市民に伝えた。
出演した天国楽団
出演した腰太鼓チーム
真相を伝える学習者
レイワトキンスさん「真・善・忍は私達が追求すべき真理」
レイワトキンスさんとスーザンさん「天国楽団と腰太鼓チームが好き」
レイワトキンスさんは、ある会社の社長であったが昨年、定年退職した。会社は20年前、中国に工場を設立していたため、中国の多くの場所に行ったことがあるという。レイワトキンスさんと妻のスーザンさんは、天国楽団と腰太鼓チームが大好きだと言い、レイワトキンスさん夫婦を驚かせたのは、天国楽団のメンバーたちの年齢が幅広いことである。メンバーの中には、8、9歳の子供がいれば、70歳代の年配者もいた。夫婦は、腰太鼓チームの鮮やかな衣装と美しい踊りが気に入ったと言い、学習者たちが伝えている真・善・忍という理念も高く評価していると話した。レイワトキンスさんは「学習者たちは、健康的で楽しいライフスタイルを送っているに違いありません。真・善・忍はすべての人が守るべき理念です。真・善・忍という理念に従って初めて、人間の恨みや、がっかりする気持ちや、他のマイナスなエネルギーとか、不健康で生命を弱めるものを取り除くことができるので、人生も素晴らしくなるのです」と話した。
何年か前、レイワトキンスさんは北京のある公園で、学習者の集団煉功の姿を見たことがあったが、彼は中共がなぜ学習者を迫害するのか理解できなかった。レイワトキンスさんは「中共がやったすべては国民をコントロールするためです。恥ずべきことです。人間は楽しい生き方を選ぶ自由を持つべきです。しかし中共は、ロシア共産党と同じように信仰団体を抑圧し、人々に信仰の自由を持たせず、彼らは国民が与党に絶対的に忠実であることを要求しており、党が第一なのです。スターリンは1920年代に1000万人を殺したのです。共産主義はとても良くない政治体制であって、国民を弾圧し権力を奪うことによって、全てをコントロールしているのです」と話した。
また「中共が取り組んだ『一帯一路』構想は、多くの太平洋諸国では道路の建設に投資しています。しかし、当地の人々はその投資が嫌いなのです。なぜなら中共が高額な投資収益率を図っているからです。さらに中共政府は、中共の企業に投資させるために、当地の政府に免税してもらうようにと要求しているのです。免税なので、物価をコントロールして安くし、当地の会社は倒産の危機が迫っているのです。当地の市民は怒りを感じています」と話した。
またレイワトキンスさんは「中共の経済力が、政治力になる事を心配しています。西洋諸国は同盟を形成し、途上国を手伝い、民主という理念を広げるように希望しています」と語った。
中共は悪魔の特徴と完全に合っている
フィリップ・デイビスさん「中共を悪魔と呼ぶのは正しい」
フィリップ・デイビスさんは 以前、ニュージーランドの中国の保険会社で働き、中国や香港に派遣されたことがある。仕事の関係で深く感じたのは、「保険会社は上から下まで、まるで中国政府のように感じました。その会社で働くには、必ず中共に忠実な心を持たなければならないのです。忠実であればあるほど、高い地位につけるのです。自分の考え次第で、中共は随時に凶暴になるのです。短時間で見れば優しく感じますが、敵とみなされたら、残酷に扱われてしまいます。ウイグル族の人々と法輪功学習者から見ればすぐに分かるでしょう。最も邪悪なのは、人権を完全に剥奪されることです。人間と見做されなくなるようになるので、勝手に処理されてしまいます。中共を『悪魔』と呼んでも正しいでしょう。その邪悪さはナチスと変わらないのです」
「ニュージーランドと他の西側諸国は、自らの伝統価値観を持っており、中共と貿易する時は、しっかり考えなければならないのは、我々の道徳レベルが下がるかどうか、ということです。妥協したら、中共に浸透されてしまうのです。妥協が怖いのです。今はとても肝心なところに来ているのです。中共の経済や武力がある程度強くなった時には、すべてが終わってしまうでしょう」と話した。
またデイビスさんは、何年か前に法輪功のチラシを見たことがあると言った。デイビスさんは「学習者たちが、中国大使館の前で抗議する姿を見かけたので、車のクラクションを鳴らして敬意を示したという。法輪功の理念は本当に素晴らしいと思います。支持します。『真』は、この社会にとって本当に重要です。今のメディアは、一部の人によって操られています。真相を惑わし、虚言を広めていることもあります。虚言を真相の中に混入させるのです。例えば、新聞のなかで、95%の内容は真実だが、そのほかの5%の内容はわざわざ虚言が入れられているのです。しかし、人々はその内容を完全に真実だと思っています。政治の目的がある内容は詐欺に違いありません。『善』はなおさら必要です。善は愛、誠、希望、快楽、平和だと理解できます。中共は邪悪、嫉妬、詐欺、恨みという特徴があるため、悪魔の特徴に合っているでしょう」と話した。
レストランマネージャー「自らの価値観を守り、自我を取り戻す」
マックス・クーパーさん「マオリ族の人々は法輪功の理念と似ているところがある」
マックス・クーパーさんはレストランのマネージャーで、法輪功のブースに来て、法輪功に興味を持つようになったという。クーパーさんは「私は坐禅をすることが好きです。法輪功はマオリ族と似ている理念を持っています。私たちは、エネルギー、精神、霊性などを深く信じています。坐禅は神様が人間に与えた最も精華なものです。我々は言語で言い表していますが、実践している方法が異なるだけです。マオリ族の人々は精神上のものを提唱しています。我々は創世主に祈願しています。これは宗教でもなく、人間の身体と思想レベルのものではなく、異なる空間に実際に存在しているものです」と語った。
またクーパーさんは、「法輪功を修煉するには、人間の精神のエネルギーを体が繋がるようにし、正しいエネルギーを取り込み、マイナスのエネルギーを取り除けるのです。マオリ族も真を説いています。真は創世主への真の信仰で、他人への真の愛を持ち、心からの理解と心からの他人への寛容などを指しています。人性の中に、善悪が共存しています。人間はコップのようにきれいな水を入れたら、汚い水を入れる場所がなくなるのです。さらに、子供に伝えなければならないのは、この物質世界に誘惑されないように、虚栄にならないようにして欲しい、すべては浅はかなことです。自己の価値観をしっかり守り、元の霊性的な自分を取り戻すことです」と言った。