錦州市の馬立光さん 拷問され歯が打ち落される
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 【明慧日本2021年3月7日】(遼寧省=明慧記者)遼寧省錦州市の法輪功学習者・馬力光さん(70代女性)は、法輪功を学び良い人を目指したという理由で、かつて5回連行され、2回拘束され、4回家宅捜索を受け、馬三家労働教養所で拘禁されたことがある。また2~3万元の罰金を科され、やむを得ず放浪生活をしていた。2012年に連行された時、馬さんは暴力を振るわれ数本の歯が抜け落ちた。

 数本の歯が抜け落ちる

 2012年3月、馬さんは黒山県公安局の警官に連行され、錦州留置場に拘禁された。馬さんは警官の指示に従わなかったため、トイレに引きずり込まれ、殴り倒され、頭を蹴られたため、両目が真っ黒になった。翌朝になると、馬さんの頭は大きく腫れ上がり、口を開けることもできず、食事ができなくなり、全身に痛みがあった。

中共酷刑示意图:殴打

拷問のイメージ図:暴力を振るわれる

 半月後、馬さんは1年の労働教養を強いられた。馬三家労働教養所に向かう途中、警官・曹鵬は車の中で馬さんを押さえつけ、他の警官も暴力に加わり、馬さんを気絶するまで殴り、数本の歯が抜け落ちた。当時、馬さんの上の歯がすべて緩んでしまい、馬三家労働教養所に着いた後、歯ぐきが潰爛し計9本の歯が抜けた。

 身体検査は迫害である

 馬三家労働教養所に着いた後、馬さんは身体検査に協力しなかった。教養所の医師は警官の前で、「この人は管理しにくいようだ。将来必ずあなた達の迷惑になるだろう」と言った。そして、警官は馬さんの口にテープを巻きつけ、4人の男に馬さんの手足を引きずるように指示した。馬さんは四階まで引きずられた時、上着やズボンのすべてが脱げてしまった。彼らはまた悪質な言葉で馬さんを中傷した。

酷刑演示:顺地拖着走

拷問のイメージ図:地面に引きずられる

 翌朝、馬さんの腰に激しい痛みがあったため、検査をしてみると腰椎脱臼だと分かった。寝返りもできず、歩くこともできない馬さんは、毎日、数人の警官に監視され、圧力をかけられたため、血圧は190 mmHgまでに上昇し、鼻血が出て、脳血栓の症状が現れた。

 ある日、点滴を受けた馬さんは、顔や唇が痺れて冷たくなり、心臓が震えて体が飛び上がるように感じた。馬さんは「これは何の薬ですか」と叫びながら、注射の針を抜き取った。その後、馬さんは病院に送られ、心臓に深刻なダメージを受けたという。

酷刑演示:打毒针(注射不明药物)

拷問の再現:不明の薬物を注射される

 その日から馬さんは死ぬほどの辛い経験をした。1分1秒でも我慢できないほどの辛さを感じ、立っても座ってもいられず、さらに大音量の法輪功を誹謗中傷する音声やビデオを聞かざるを得なかった。また、小さい腰掛けに座らされ、動くことが許されず、馬さんは何度も気を失った。

 家族は馬さんに会うことができず、毎日泣き暮らしていた。馬さんが出所した日に、十数人が馬さんを迎えに来た。馬さんの娘は泣きながら「まさか生きて出所できるとは思いもしなかった。馬三家教養所は非常に邪悪だと知っている」と言った。

 放浪生活を余儀なくされ、不当に判決される

 2014年、馬さんは市場で神韻DVDを配布したとして、地元の警官に連行され、名前を言わなかったため、当日の夜に県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)に送られた。そこで、警官はネットで調べて馬さんの名前と電話番号を見つけた。数人の警官が馬さんの自宅に行き、家宅捜索を行った。当時、馬さんに脳血栓の症状が現れたため、警官は馬さんの娘から1万元をゆすりとって馬さんを解放した。数カ月後、警官は馬さんに実刑判決を下すと言って、お金を返した。その後、馬さんは放浪生活を余儀なくされた。

 2016年8月8日午後7時過ぎ、黒山県公安局国保の警官らは、管轄地域以外の瀋陽市で馬さんを連行した。その後、家族に知らせずに、馬さんを直接錦州留置場に拘禁した。

 同年9月30日、馬さんは懲役6カ月の実刑判決を言い渡された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/3/421585.html)
 
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