【明慧日本2021年3月11日】湖南省湘潭市の法輪功学習者・莫利瓊さん(51歳女性)は2021年2月、十数冊の法輪功の資料を所持していたため、湘潭県公安局の警官に連行された。その後、湘潭市留置場に拘禁された莫さんは、「法輪大法は素晴らしい」と叫んだため、留置場の独房に拘禁された。
会計士の莫さんは、かつて北京大北農科技集団(訳注:中国のバイオテクノロジー企業)衡陽支店の財務責任者をしていた。1997年5月、莫さんは天津市に出稼ぎに行ったとき、法輪功に出会い、学び始めた。そして、莫さんは良い人になる道理がわかり、心が広くなり、ますます健康になり、善良で仕事をよく片付けた。
しかし、1999年7.20、中国共産党当局が法輪功迫害を開始した。莫さんは信仰を堅持しているため、繰り返し連行され、拘禁された。湘潭市610弁公室の警官に尋問されたとき、莫さんは蹴られたり殴られたりして、片腕を腰から背中に、もう一方の片腕を肩から背中に回されて手錠で繋がれるという、ひどい拷問を受けた。
拷問の再現:殴打される |
2003年8月25日、莫さんは長沙市で連行された。その後、懲役9年の実刑判決を受けた莫さんは、長沙市女子刑務所に収容された。刑務所で莫さんは、強制洗脳を3カ月連続で行われ、両腕を背中に回されて手錠をかけられ、立たされる姿勢としゃがむ姿勢を数十日間強いられ、睡眠をはく奪され、掌くらいの小さな椅子に連続3日間座らされ、独房に拘禁されるなどの拷問を加えられた。その上、家族との面会を許されず、長期的かつ強制的な奴隷労働を科された。莫さんは解放されたとき、子供はすでに母親の顔を忘れていた。
拷問の再現:両腕を背中に回されて手錠で繋がれる |
2021年2月5日夜、莫さんは楊嘉橋鎮で人々に法輪功の真相資料を配る際、待ち伏せていた警官に易俗河鎮呉家巷拘留所に連行された。
2月8日、家族は莫さんからの電話を受けて、すぐに楊嘉橋鎮派出所と易俗河鎮呉家巷拘留所に駆け付け、莫さんの解放を求めた。2月10日、家族は易俗河鎮呉家巷拘留所に行き、莫さんに会ったが、髪の毛は乱れて、額に3か所の傷跡がある莫さんの姿を見た。
当時、楊嘉橋鎮派出所の副所長は家族に「10日間拘留して、釈放する」と言った。2月16日朝7時過ぎ、家族は拘留所へ莫さんを迎えに行ったが、莫さんは解放されなかった。その日の朝8時半、莫さんは国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官により馬家河留置場に移送された。そして、2月23日、莫さんは逮捕令状を発付された。
法輪功は人に善を教え、良い人になるように教えている。1999年7.20以前は、中国の多くの新聞やテレビ、政府職員は皆、法輪大法は素晴らしいと言っていた。それは事実で、莫さんはできるだけ早く無条件で解放されるべきである。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)